車中泊ができるスポットはどこ?関東でおすすめの場所も紹介 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    キャンピングカー・車中泊

    2020.06.06

    車中泊ができるスポットはどこ?関東でおすすめの場所も紹介

    私が書きました!
    アウトドアライター
    斎藤純平
    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    車中泊とは

    「車中泊をしたいけど、どこでしていいかわからない」という方も多いはず。この記事では、車中泊の場所の選び方、定番スポット、関東のおすすめ車中泊スポットを解説します。

    そもそも車中泊とは、文字通り「車の中に泊まること」です。一般的なキャンプと違い、テントを張る必要もありませんし、雨が降っても車の中にいれば濡れることがないので非常に楽。そして何と言っても、楽しいです!

    自分の車を車中泊仕様にすると、それはもはや「走る秘密基地」。車中泊にハマると、毎週どこかに泊まりに行きたくなってしまうほど魅力があります。

    場所選びで注目すべき3つのポイント

    国道沿いにある車中泊スポットは、常に人の目があるので防犯においても安心感があります。逆に山奥の車中泊スポットは真っ暗なことも多いので、ちょっと怖いと感じる人もいるでしょう。

    車中泊に最適な場所を選ぶためには、3つのポイントに注目するといいでしょう。

    1つ目のポイントは、当たり前ですが車中泊が許可されている場所を選ぶ、ということ。車中泊はどこでしてもいいわけではありません。車を不適切な場所に長時間駐車していると、近隣住民から通報され、警察に職務質問されることもあります。

    2つ目のポイントは、24時間トイレが利用可能な場所を選ぶこと。車内でトイレ、という選択肢もなくはないですが、後始末や費用を考えると、近くにトイレがある場所を選ぶことは非常に重要なポイントです。

    3つ目のポイントが、いつでも出入りできる場所であること。車中泊を許可している場所でも、夜間に駐車場が封鎖される場所があります。入れないのであれば他の場所を探すだけのことですが、出たい時に出ることができないのは大問題。急用が入ったときなどに、困ることになります。

    車中泊をする場所を選ぶ際には、以上の3つのポイントを必ず確認しましょう。

    車中泊に最適な定番スポット

    続いて、車中泊に最適な定番スポットをご紹介します。それぞれの特徴、メリット、デメリット、注意点を解説しますのでスポット選びの参考にしていただければと思います。

    道の駅

    道の駅は車中泊スポットの中でも定番中の定番。大体どこの道の駅に行っても、車中泊をしに来ている人の車が何台か停まっています。

    <特徴>
    道の駅は、車中泊の定番スポットです。全国に1000か所以上の道の駅が点在し、有名観光地のすぐ近くにある場合もあります。

    24時間利用可能なトイレ・駐車場を備えていたり、道路情報の発信や地域振興の場としても利用されていたりします。

    <メリット>
    道の駅のメリットは、現地の観光情報が手に入ること、地域の特産品やお土産を買うことができる点です。

    その地域の特色がよく現れているのが道の駅の良いところで、観光の拠点として利用するのがおすすめです。

    <デメリット>
    道の駅の駐車場には、テーブルやイスを出して過ごすことができません。そのため、休憩所がない道の駅では、長時間にわたって車の中で過ごすことになります。

    あまり大きくない車で車中泊を行う場合は、窮屈さを感じるかもしれません。

    <注意点>
    道の駅は基本的に、宿泊ではなく、休憩することを目的とした施設であることを覚えておきましょう。

    本来の目的はあくまで休憩所なので、休憩としての車中泊をしても問題ありませんが、車中泊を目的とした連泊などはやめましょう。

    また、道の駅の中には宿泊禁止や夜間に駐車場を封鎖している場所もあります。車中泊をしていい場所かは、事前に必ず確認しましょう。

    より楽しむためのポイント

    道の駅の案内標識は、このような白い色をしているので非常にわかりやすいです。また各地の道の駅には、この案内標識に似せたストラップが販売されています。それぞれの道の駅の名前が入っているので、気に入った場所があったら購入するといいでしょう。

    道の駅は道路の案内標識に表示されているので見つけやすく、ほかにも車中泊をしている人が多いため安心感があります。とても車中泊がしやすい環境なので、車中泊デビューにおすすめです。

    場所によっては温泉や足湯があったり、食堂で朝早くからモーニングを提供している場合もあります。そのような施設が充実している場所では、とても快適に過ごすことができます。

    また、道の駅グルメを楽しむのも醍醐味のひとつ。たまに、驚くほど本格的な料理を提供している道の駅もあります。

    SA(サービスエリア)

    こちらは比較的小規模なSAです。小規模とはいっても、地元産の食品やお土産を取りそろえている売店のほか、ご当地グルメを提供しているレストランなどが入っています。

    <特徴>
    道の駅が一般道の休憩施設であるのに対して、SA(サービスエリア)は高速道路に設けられた休憩施設。PA(パーキングエリア)よりも、売店や飲食店などの設備が充実しています。

    場所によって規模に大きな差があり、PAと同じレベルの設備しかないSAもあれば、ホテルやスターバックスなどが入っている大型のSAもあります。

    <メリット>
    道の駅と同様に24時間利用可能なトイレ・駐車場を備えているので気軽に利用できます。

    また、「ETC車載器を搭載している車に限り、深夜の時間帯(0時〜4時)の間に高速道路を利用すると深夜割引が適用される」という仕組みがあるNEXCO西日本などの一部高速道路を利用すれば、料金を安くすることができます。※2020年4月執筆時点

    例えば、午後8時に高速道路に入りSAで車中泊、翌朝9時に高速を降りたとしても深夜割引が適用されます。とにかく、0時〜4時の間に高速道路を利用していれば適用されます。

    このような仕組みを上手く利用すれば、高速料金を安くすることが可能です。

    <デメリット>
    車の出入りが激しいので、周りから常に車のエンジン音などが聞こえてくるというのがデメリットです。

    特に大型トラックはアイドリングをしていることが多い上に、エンジン音が大きいです。近くに駐車してしまうと、とてもうるさいので注意です。

    <注意点>
    SAは高速道路上にあるので、通り過ぎてしまったら引き返すことができません。特定のSAを目的地とする場合には、見落とさないよう注意する必要があります。

    また、SAも道の駅と同様に本来の目的はあくまで休憩所なので、休憩としての車中泊をしても問題ありませんが、車中泊を目的とした連泊などはやめましょう。

    より楽しむためのポイント

    コンビニがあれば超ラッキー。安心感が違います。コンビニでも道案内をしてくれる場合が多いので活用しましょう。

    SAは、道の駅と同じくらい車中泊がしやすい場所です。24時間営業のコンビニがあるSAでは、飲みものや食べものに困ることはありません。

    しかし車の往来が激しいので、ヘッドライトの光が車内に入ってきたり、ドアを開け閉めする音が聞こえたりするのは、やはり気になります。

    そういう場合には施設から少し離れた場所に駐車すると、いくらか気にならなくなります。トイレからは遠くなってしまいますが、快適な車中泊をするのには有効な方法です。

    オートキャンプ場

    こちらは無料のオートキャンプ場です。自然の中でキャンプと車中泊を楽しむことができます。料理も楽しみたいのであれば、オートキャンプ場が一番!

    <特徴>
    オートキャンプ場とは、キャンプをするためのフィールドに、車で入ることができるキャンプ場のことです。車中泊目的も、推奨されています。

    場所によっては売店やレストラン、シャワーにコインランドリーなどの設備が整っているところもあり、キャンプを楽しみながら快適な車中泊をすることができます。

    <メリット>
    オートキャンプ場の良いところは、キャンピングカーのような大きな車でなくてものびのびと過ごせる点です。イスやテーブルを出してくつろいだり焚き火ができたりします。

    そして炊事場があることも、忘れてはいけないポイント。料理や洗い物をするときに重宝しますし、朝起きてから顔を洗えるのも大きなメリットです。

    このような炊事場は、道の駅やSAにはない設備。料理に使用したクッカーなどを洗うことができるので、とても助かります。キャンプシーズン以外は水が止められている場合があるので注意しましょう。

    <デメリット>
    オートキャンプ場は、お金がかかってしまうのがデメリット。テントを張って宿泊する普通のキャンプ場と比べて、基本的に料金が高く設定されています。

    中には無料で開放している場所もあるので、オートキャンプ場での車中泊を検討している方は、近場にそのような場所がないか探してみるのもいいでしょう。

    <注意点>
    オートキャンプ場は、入場できる車の台数に限りがあることを考えておかなくてはなりません。特にキャンプシーズンは、予約で埋まっていることも多いです。

    気軽に入れる道の駅やSAと違い、オートキャンプ場で車中泊をしたければ基本的に事前の確認や予約をすることになります。

    より楽しむためのポイント

    オートキャンプ場は多くの場合区分けがされていて、隣の車と距離が離れているのでプライバシーが守られ安心できます。車中泊をしている人を珍しそうに見てくる人も、オートキャンプ場にはいません。

    しかし、たまに夜遅くまで騒いでいる団体がいることがあります。運悪くそういった方々の近くに車を停めることになると、安眠を妨害される可能性があります。

    関東のおすすめ車中泊スポット3選

    関東にも車中泊に適しているスポットがたくさんあります。その中でも特におすすめしたい車中泊スポットを厳選して3つご紹介します。

    道の駅 草津運動茶屋公園(群馬県)

    日本で最も有名な温泉地の一つの草津温泉から、車で5分の距離にある道の駅です。その素晴らしい立地もさることながら、ドイツの街並みを再現したという洋風建築がオシャレで魅力的。

    草津温泉街は温泉好きにとって、まさに天国。無料で入浴できる浴場も、いくつかあります。昼は草津の温泉巡り、夜は道の駅で車中泊。そして翌朝はまた草津温泉街で朝風呂という、完璧なプランが実現できます。

    ただし、この道の駅には駐車場内に車中泊が禁止されているエリアもありますので、利用の際には注意が必要です。ルールを守って、常識的に利用しましょう。

    那須高原SA 上り(栃木県)

    栃木県を代表するリゾート地である、那須高原。そこからほど近い場所にある那須高原SAは、施設全体のたたずまいから各種店舗やレストランに至るまで、何から何までオシャレでハイソな雰囲気が感じられる場所です。

    冷涼な気候なので、夏でもエアコンなしで快眠できるのもいいところ。那須高原周辺にたくさんある観光施設やアクティビティと一緒に、快適な車中泊を楽しむことができます。

    長瀞オートキャンプ場(埼玉県)

    埼玉県は秩父の、自然豊かな場所にあるオートキャンプ場です。キャンプ場の横を大きな荒川が流れる絶好のロケーションの中で、キャンプと車中泊を満喫できます。

    車が停められるオートサイトは環境が異なる6つの区画に分けられ、それぞれの場所にソロキャンプ用の区画が設けられています。通常区画の約半額で利用できるので、今流行りのソロキャンプに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

    車中泊は何度でも楽しめる

    今回は、車中泊をする場所を選ぶ上で注目すべきポイントを解説するとともに、おすすめの車中泊スポットをご紹介しました。

    車中泊はホテル代を節約することができる上に、何度やってもワクワクします。まだ車中泊未経験の方は、ぜひ挑戦してみてください。

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