子連れ&犬連れの北海道1週間旅は「フェリー」がラク!
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 日本の旅

    2019.12.13

    子連れ&犬連れの北海道1週間旅は「フェリー」がラク!

    私が書きました!
    編集・ライター
    ニイミユカ
    兵庫県出身、浅草在住。よく食べよく動く、編集者・ライター。衣食住など生活にまつわる地に足のついた企画をメインに、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆しています。instagram @yuknote

    写真提供:商船三井フェリー

    1才の赤ちゃんと、北海道ぐるり旅してきました

    東京都内で1才4ヶ月の子どもと夫の3人で暮らしている、ニイミユカです。

    わが家は、よく子連れで日帰りの旅に出かけます。移動手段は主に車。今回、初めての1週間の旅。さらに北海道という陸路では行けない場所へ行き、「飛行機&レンタカーより、フェリー&マイカーでの移動がラク!」と感じました。

    フェリーでの北海道往復は、またリピートしたいメリットがたくさん。未就学児童は乗船無料なので「費用が抑えられる」ことを始め、「荷物の運搬がラク」「寝ている間に移動できる」「船内が快適かつ楽しい」など。子連れ北海道にフェリー、おすすめです。

    そこで今回は、2019年10月に行った、わが家の旅の様子をレポートします。

    私たちが行きで利用したのは、茨城県大洗港から夕方に出発する『さんふらわぁ ふらの』。大型トラック160台・乗用車62台・乗船人数154名というキャパシティ。 写真提供:商船三井フェリー

    ポイント① 乗船時に配慮してもらえる

    往路での乗船時。夫が車で乗り込み、私と娘は徒歩で18時ごろ乗船しました。

    わが家が利用したのは、夕方便。大まかな流れは、このような感じです。

    【16時】茨城県・大洗港で受付→【17時半】車は所定の位置で待機→【18時45分】出航→【翌日14時】北海道・苫小牧港着

    到着後、夕方16時頃から現地で行動開始。1才児の体調やご機嫌を考えて、下船後2時間ほどで移動できるトマムを初日の宿泊先にしました。そうすれば、18時頃にはホテル着。夕食は、好きなレストランでゆったりとることができます。

    スムーズに移動するポイントは、ゆとりをもった早めの到着。乗船受付時に「小さな子どもがいる」「犬連れ」などと事情を説明すること。車を乗船させる際に、乗り降りの順番を配慮してもらえました。(※その日の予約状況や手続きの時間によって配慮が難しい場合もあるそうです)

    また、受付を済ませてから近隣のスーパーで食材を買うのもおすすめ。船内にレストランやショップはありますが、子どもが好きな飲み物や軽食を事前に買えると安心です。

    ポイント② 荷物を運ぶストレスが少ない

    茨城県大洗港での乗船時の様子。夫と犬は車で乗船、私と子どもは徒歩で乗船しました。ベビーカーは部屋まで持ち込みOK。必要な荷物だけL.L.Beanの大きなトートバッグに詰め替え、手荷物で運びます。

    大容量の育児バッグが人気なように、子連れは何かと荷物がかさばります。かつ、旅の頑張りポイントの一つが、日数分の荷物を運ぶこと。

    フェリー&マイカーなら、自宅の前で必要な荷物を車へ積み、現地の宿泊先で必要な分を降ろすだけ。飛行機&レンタカーだと、たびたび運んだり積んだり降ろしたりを繰り返さねばなりません。

    また、帰りにお土産が増えても車に積めばOKなので、現地でしか買えないものを吟味するのも楽しかったです。地場産の調味料やビールなどの液体系や、ポテトチップスなどの割れ物系スナックも気軽に購入。現地でもらったダンボールをお土産ボックスにして、たくさん持ち帰りました。

    ポイント③ 寝ている間に移動できる

    今回宿泊した、ペットと同室で移動できる5Fスーペリアウィズペットオーシャンビュー(4名定員)。ペットシーツや掃除道具、リードを繋げるフック、フードボウルなども完備。ドッグランへもスムーズにアクセスできます。

    わが家は今回、犬も一緒に旅しました。そこで利用したのが「スーペリア ウィズ ペット」というお部屋。少々値は張りますが、大切なペットも同室で伸び伸び移動できるって、嬉しいです。

    このお部屋を、少々カスタマイズ。娘は寝ている間にゴロゴロ転がるので、ベッドをくっつけました。

    くつろいでいる間に、夕暮れとともに茨城県大洗港を出航。ごはんを食べたり、遊んだり、お風呂に入ったりしている間に苫小牧港へ到着しました。子連れだと、30分が惜しいこともしばしば。寝ている間にも移動できるって、ありがたいです。

    帰りのフェリーで拝んだ朝日。水平線からのぼる太陽をまじまじと見つめられるのも、フェリーの醍醐味では?

    帰りは和室タイプのお部屋でした。自分でマットレスとシーツをベッドメイクする必要があるため、少々手間取りました。ですが、赤ちゃんがベッドから落ちる心配がないので、暴れん坊のお子さんがいる家庭には和室が安心かもしれません。

    ポイント④ 船内が快適かつ楽しい ー広々キッズルーム

    おもちゃやアニメ番組などが用意されたキッズルーム。遊びたい盛りの赤ちゃんを放牧するのにぴったりでした。

    船内でお世話になった場所といえばキッズルーム。6歳未満のお子さん対象です。保護者同伴で利用できます。

    外から見たキッズルーム。ガラス張りの壁とドアで仕切られているので、他のお客さんへの配慮もばっちり。

    公共交通機関での移動で何が辛いって、遊びたい盛りの子どもを自席や通路などでなだめすかす時間。騒いだら? 泣いたら? いろんなプレッシャーが、乗る前から心にわきあがります。でも、今回利用した『さんふらわあ』にはキッズルームが用意されているので、親も安心して気楽に過ごすことができました。

    ポイント⑤ 船内が快適かつ楽しい ーオーシャンビューの展望浴場

    こちらは女湯。10席ほどある洗い場には、シャンプーやボディソープなどのアメニティも。 写真提供:商船三井フェリー

    子連れでなくとも感激するのが大浴場&サウナだと思います。乗船後、すぐから利用できるので(大洗港発の夕方便は、乗船時〜23:00、6:30〜下船時)、わが家は出航前にひとっ風呂。就寝前にひとっ風呂。さらに寝起きでひとっ風呂と、何度も入りました。

    スタッフに聞いたところ、お湯は出航前に全て入れ替えているのだとか。洗い場もピカピカで清潔感があり、とても快適でした。

    脱衣所。 写真提供:商船三井フェリー

    脱衣所には、ベビーベッドも完備。これなら、フェリーが少々揺れても安心です。さらに、ウォーターサーバーやドライヤー、体重計の用意も。程よいゆとりのある空間で、ゆったりと身支度を整えられました。

    ポイント⑥船内が快適かつ楽しい ーベビールーム完備

    調乳器に加え、哺乳瓶などを洗える洗剤やスポンジ、電子レンジなども。 写真提供:商船三井フェリー

    近頃はベビールームのある商業施設が増えてきましたが、公共交通機関ではまだまだ少ないように思います。『さんふらわあ』には、ありました! ベビールーム!

    調乳スペース・洗い場・授乳室・そしておむつ替えベッドが、ひと部屋にまとまっています。

    使用済みおむつの捨てられるゴミ箱つき、おむつ替えベッドも充実。 写真提供:商船三井フェリー

    お手洗いにおむつ替えスペースがあるだけでもありがたいのに、こうして赤ちゃんに関するものが一箇所にまとまっているって、感激です。とくに、月齢の小さな赤ちゃんの場合、2〜3時間ごとなど頻繁に授乳やおむつ替えをしなければならないので、長時間の移動への負担は倍増するんですよね。だからベビールームの存在は、さらにありがたいはず。

    ポイント⑦ 地元グルメからおむつまで網羅したショップ

    北海道限定の『サッポロクラシック』の中でも、期間・数量限定で発売されていた『富良野VINTAGE2019』。苫小牧発の帰りのショップでも販売していて、飲むことができました。

    1泊のフェリー旅を、さらに楽しくしてくれたのが、ご当地グルメも多数扱うショップでした。

    子連れだと、いろいろ行きたくても時間や行動に制限がかかり、諦めざるを得ないことも。とくに食べ物や飲み物は、買い逃したり食べ逃したりすることが多いです。

    ところが『さんふらわあ』のショップは、有名なものから食材にこだわったものまで、ご当地グルメを心地よく網羅。私はご当地ビール『サッポロクラシック』で、乗船時から乾杯! 帰路でも北海道でしか買えない銘柄が販売されていたので、すかさず購入。楽しむことができました。ちなみにレストランでは、サッポロクラシックの生ビールも販売しています。

    ショップは乗船時〜22:00、8:30〜12:00までの営業。 写真提供:商船三井フェリー

    さらにありがたいのは、おむつも置いていたこと(小分けになっている『ムーニーマン』のMサイズでした)! 子連れあるあるですが、多めに持って行ったはずのおむつや着替えが、足りない……なんてこと、ありますよね。今回、わが家も行きの便で「おむつが足りないかも!?」という事態に。フェリーでは乗船後、車に物を取りに行けないため、手荷物で必要な分を持ち込まねばならないのですが、想定外に使ってしまったのです。でも、ショップにあると分かれば、ひと安心。

    他にも、お風呂道具や耳栓、充電器などの日用品から、『さんふらわあ』オリジナルグッズ、ガイドブック、スナック菓子、アイスクリーム、インスタントラーメン、おつまみ、お酒、ホットコーヒーなど。幅広い需要に応えるラインナップ。ちょっとしたコンビニのようなバラエティーで、長時間の移動を支えてくれました。

    フェリーは子連れに優しい移動手段だった

    実は、子どもが生まれてから、旅の移動はちょっと憂鬱でした。でも今回利用したフェリーで、移動時間も楽しい! に変化。またすぐにでも旅へ出たくなりました。

    今回ご紹介したおすすめポイントに加え、『さんふらわあ』には、コインランドリー、牛乳やアルコールも販売している自動販売機、レストラン、ドッグラン、週末ごとに開催されるエンターテインメントショーなど。老若男女問わず、乗船するみんなが過ごしやすく、楽しくなる工夫が盛りだくさん。

    天候に左右されるというデメリットはありますが、それは飛行機も同じ。実は今回、大洗港へ戻る便は台風の余波で荒れたのですが、早めに寝たり、大浴場でリフレッシュすることで解決できました。ちなみに、ショップで酔い止めも販売しているので、事前に飲んでおくのも手です。

    フェリーは想像以上に便利で、過ごしやすくて、楽しくて。そして何より、子連れに優しい移動手段。家族で大移動の旅を検討中の皆さん、フェリー&マイカーで北海道、おすすめですよ!

     

    <『さんふらわあ』概要>
    Tel:0120-489850(平日 9:00~18:00、土曜日 9:00~12:00、日祝日定休)
    WEB:https://www.sunflower.co.jp/

     

    NEW ARTICLES

    『 日本の旅 』新着編集部記事

    中山道を歩いて“おばあちゃんの原宿”へ。昼ビールも歩き旅ならではの楽しみ

    2024.12.14

    10.23 中越地震から20年…追悼式典で人の繋がりの大切さを感じた

    2024.12.13

    房総ラブの国井律子がおすすめ!館山の魅力を気軽に満喫できる「ここだけ行っとけポイント」4選

    2024.12.10

    中山道歩きは東京から!日本橋から神田、文京区へ、町のパッチワークを楽しもう

    2024.12.07

    中山道を歩く上で絶対にはずせない3つの宿とは?和田宿ほか、あの名旅館も

    2024.12.05

    港の朝市、お祭り、マグロ、ずっと行きたかった港前のカフェまで…三浦半島「三崎」を一日で堪能!

    2024.11.24

    旧街道歩き旅は手ぶらで始められるのが魅力!服装と靴には注意点も

    2024.11.21

    北海道犬連れキャンプ旅・後編〜目的地は白樺林のキャンプ場【災害救助 犬コアと家族の 日記 Vol.22】

    2024.11.21