高解像度のカラータッチスクリーンを新搭載し、ボタン操作と併用できるダブルインターフェイスで視認性・操作性が向上した。さらに写真と音声メッセージにも対応。10分間隔のトラッキングで約350時間の稼働をうたう。
Garmin最新モデルに追加された機能とは?
「inReach」は、携帯の電波が届かない環境でも連絡手段を確保できる衛星通信コミュニケーターである。コンパクトで軽量な本体ながら、約70基の衛星で全世界をカバーするイリジウムネットワークを利用し、双方向のメッセージ通信が可能だ。
また緊急時には、24時間365日対応の「Garmin応答センター」へ、位置情報とともにSOSメッセージを送信できる。SOSはボタンひとつで発信でき、誤操作を防ぐ保護キャップ付き。SOS要請後のやり取りが日本語に対応している点も心強い。
ここからは、今回新たに登場したモデル「inReach Mini 3 Plus」に追加された機能3点を紹介しよう。

1、高解像度タッチカラー液晶で“タッチ+ボタン”操作に
ディスプレイは306×230ピクセルへ拡大し、MIPのカラータッチスクリーンを新搭載。6つのボタン操作に加え、タッチで直感的に扱えるようになって、視認性と操作性がアップした。
2、写真にも音声メッセージにも対応。テキストは最大1,600バイトへ
専用アプリ「Garmin Messenger App」と連携し、写真や音声メッセージ(最大30秒)の送受信が可能に。テキストも従来の160バイトから最大1,600バイト(日本語で最大533文字)へ拡張され、長文も1通で送れる。
マイク&スピーカー内蔵で、受信した音声メッセージを本体で再生できるのもポイントだ。
3、バッテリー強化で約350時間の稼働
10分間隔のトラッキングモードで約350時間の稼働を実現。長期のトレイルやフィールドワークでも、バッテリー残量を気にしにくくなった。
まだある!圏外行動を支える“安心機能”
迷ったときに出発地点まで戻れるトラックバックなど、安心につながるナビゲーション機能も搭載。スマホとペアリングすれば、コース作成やリモート操作、位置情報の共有もできる。
また、位置情報つきのSOSで「Garmin応答センター」(24時間365日対応)へ救助要請できる点もおさえておきたい。衛星通信プランは1か月単位から選べ、必要な期間だけ使えるのもありがたい。

価格:79,800円(税込)
サイズ:98.0×55.0×26.7mm
重量:125.2g
ディスプレイ:306×230pixels MIPカラータッチ
使用電池:充電式リチウムイオン電池(内蔵)
稼働時間:10分間隔のトラッキング間隔で約350時間、パフォーマンスメッセージモードで約95時間(inReachで10分間隔のトラッキング送信利用)※衛星の受信状況で稼働時間が短くなる場合もある。
防水:IP67
衛星測位:GNSSマルチバンド対応(GPS、Galileo、みちびき(補完信号)、BeiDou)
操作:タッチスクリーン+6ボタン
センサー:3軸電子コンパス
inReach機能:衛星通信を介した双方向通信、トラッキングと現在地のLiveTrack(衛星使用)、インタラクティブSOS発信、写真と音声メッセージの送信、グループトラッキング/メッセージ
トラッキングと現在地の共有:あり
標準付属品:充電ケーブル(Type-C)、カラビナ、製品保証書
WEBページ
“圏外の不安”を、ギアで小さくする
衛星通信で双方向メッセージをやり取りでき、いざという時はSOSも送れる「inReach」シリーズ。その最新モデル「Mini 3 Plus」では操作性と伝え方の幅が広がり、バッテリーも頼もしくなった。
冒険の自由度を、もう一段引き上げてくれる1台である。








