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かわいくてサステイナブルなテーブルウェア「MARINA & MITSUKO」とは

「MARINA & MITSUKO(マリナとミツコ)」は、架空の女の子「マリナ」と「ミツコ」が、それぞれの『好き』を詰め込んだカラフルでサステイナブルなテーブルウェアブランドとして、2024年4月にスタートしました。環境への負荷が少なく、軽くて丈夫な次世代素材のバンブーファイバーを採用したプレートやボウルなどカラフルなアイテムと、旅先や蚤の市で集めた「Favorite Things(ふたりのお気に入り)」をラインアップし、家族や友人と囲むテーブルを楽しみながら使い捨てを減らす提案をしています。
「環境に配慮するためのアクションと、実際の生活の中で大切にしていることのバランスに難しさを感じていました。日本国内では、環境配慮に向けられる意識量がまだまだ少なく、浸透していきづらい状況にあると思います。難しく、ハードルが高い印象のある環境問題を、もっと身近に感じられる方法はないかと数年にわたって漠然と考えていた中で生まれたのが『MARINA & MITSUKO』です。」(MARINA & MITSUKOのディレクター金祥艾さん)
「かわいい!」と手にしたものが、環境にやさしいものだったと気づくことで、環境に意識を向けるきっかけになればいいと考えているとのこと。
ブランド名の「マリナとミツコ」は、アジア生まれの女の子という設定。アジアでなじみ深い竹を使用したバンブーファイバープレートを中心にアイテムを展開し、アジアを拠点としたブランドであるということが、名前から伝わればいいなと感じて命名されました。キャラクターが二人いることで、異なるテイストを表現でき、より多くの人に手に取ってもらえるのではないかと考えたそう。確かに、好みの違う女の子が二人いれば、デザインの幅も広がりますね。
素材は、軽くて丈夫、お手入れも簡単なバンブーファイバー

「マリナとミツコ」のアイテムは、カラフルで目を引き、手で持ったときに驚いたのが、その軽さです。紙皿と同じくらいというのは大げさかもしれませんが、それくらい軽く感じました。素材に使用されているのは、バンブーファイバー(竹の繊維をパウダー状にしたもの)60%、コーンスターチ20%、メラミン樹脂20%です。耐熱温度は80度で、食洗器が使用できますが、火は厳禁です。バンブーファーバーを採用したのは、自然素材を取り入れることで、合成樹脂の使用を減らすことができるからです。また、竹は、成長が早く、化学薬品不要で育つため、環境への負荷が低減されます。PVC、BPAフリーで、地球だけでなく、私たちにもやさしい設計です。丈夫で割れにくく、かさばらないというのもキャンプにはぴったりです。ミートソースやカレーなどの色移りも、ほぼ気にならないそうで、長く愛用できそうです。
マリナ派、それともミツコ派?ミックスするのも楽しい
ブランド名に登場するマリナとミツコは、架空の女の子たち。それぞれ違うキャラクターが設定されています。

マリナは、カジュアルでポップなイメージが好きな女の子。ニューヨークのチャイナタウンや香港のにぎやかな都会の喧騒やジャンクな雰囲気が似合います。ハンバーガーやテイクアウトのチャイニーズ、ビールやコーラにスナック菓子を並べ、ムービーナイトを楽しみます。カラーやデザインからも元気なイメージが伝わりますね。

ミツコは、エレガントで上品なイメージが好きな女の子。フランスの影響が残るハノイやホーチミンの街並み、東洋からヨーロッパへ渡った陶磁器の美しさを愛しています。カトラリーをきちんとそろえたディナーや、色とりどりの小ぶりなスイーツを集めたアフタヌーンティーを嗜みます。確かに、ミツコの方が、ビビッドカラーを使いながらもエレガントさを感じられます。
「それぞれテイストは違いますが、使うたびに気持ちが上がるカラフルなラインアップを意識しました。」(金祥艾さん)
お気に入りのシリーズでコレクションするのもいいですが、食卓を囲むメンバーや、その日の気分で選べるように、両方のシリーズからミックスしてそろえるのもよさそうです。どのお皿にするか、迷う時間も楽しそう。
環境に配慮したものづくりを思いとともに届ける

バンブーファイバープレートを中心に、今後もコレクションを少しずつ広げていくという「マリナとミツコ」。環境に配慮したブランドであるということは根底にありますが、今の状況で、すべてに応えることや完璧に解決することは不可能だということをしっかり理解したうえで、自分たちの姿勢や考えをオープンにしていくことを大切にしていると金祥艾さんはいいます。公式サイト内で、そんな思いを公開したり、お取引の際に、緩衝材の再利用について理解を得られるようにしたり、できる範囲のことを積極的に行なっています。
「環境に配慮したものであることを前提に、かわいくて扱いやすく、生活の中に取り入れたくなるようなアイテムが増えることで、世の中の当たり前や、環境に対する意識がほんの少しでも変わるといいなと願っています。」(金祥艾さん)
かわいいと思って選んだものが、環境にも、私たちにもやさしいものであれば、よりハッピーな気分になれますね。カラフルで元気がもらえるテーブルウェアは、キャンプのいいスパイスにもなってくれそうです。
MARINA & MITSUKO(マリナとミツコ)
https://marina-mitsuko.com/







