ソト遊びが楽しい!「ジムニー シエラ」「ロッキー」大人気コンパクトSUVの魅力をがっつり解説 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.07.16

    ソト遊びが楽しい!「ジムニー シエラ」「ロッキー」大人気コンパクトSUVの魅力をがっつり解説

    ソト遊びが楽しい!「ジムニー シエラ」「ロッキー」大人気コンパクトSUVの魅力をがっつり解説
    クルマが好きでアウトドア経験も豊富なスタイリストが最新モデルをレビュー。洗練されたハイブリッドと無骨な4WD、それぞれの魅力を体感しました!

    私がテストしました!

    スタイリスト 平 健一さん

    本誌でもおなじみのスタイリスト。最近は故郷である山形でキャンプ場のプロデュースも行なう。三菱ジープを長年にわたって愛好するクルマ好きの顔も。

    モーター駆動でスイスイ走る使い勝手抜群の小型SUV「ロッキー」

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    小さなSUVがいまアツい!

    日本の狭い山道を走るなら何といっても小さい車が便利。とくに登山やMTB、渓流釣りなどでは、道幅が極端に狭い林道を通ってフィールドへアプローチすることも少なくない。

    にもかかわらず、車は時代とともに少しずつ大型化しているのが現状だ。一方で、SUVが乗用車のスタンダードとなり、コンパクトカークラスでも魅力的なSUVが続々と登場しているのはじつに喜ばしい。人気スタイリストとして、日本全国を駆け回る平さんに、2台のコンパクトSUVをレビューしてもらった。
     
    ロッキー Premium G HEVは、エンジンで発電して電気モーターで走る、いわゆるシリーズ式ハイブリッドシステムを採用したモデルだ。

    「モーター駆動らしく、アクセルを踏むと登坂でも力強く加速して気持ちが良いですね。それとアクセルを戻すだけで強力に回生ブレーキが利くS-PDL(スマートペダル)も、カーブの続く山道だと便利でした。あとは小さな車なのに後席や荷室が広い。これなら道具をコンパクトにまとめれば、4人でキャンプへ行くことだってできるかも」
     
    全体的に操作感が軽く、フレンドリーなのも美点とか。一方で、ウイークポイントとして、ハイブリッドモデルは2WDしか選べないことと、アクセルを大きく踏み込むとエンジン音が少々大きいことを挙げる。 

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    4種の表示モードを備える液晶メーター。ディスプレイオーディオはオプション。

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    アクセル操作だけで快適にドライブできる「S-PDL」モードが便利!

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    後席を倒した際の荷室床面長は1,300㎜ほど。床がやや斜めなので、車中泊するなら工夫が必要。厚手のキャンプマットはマスト。

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    足元広々で
    ゆったり座れる

    ロッキーの長所のひとつが後席の居住性。全長4m以下でありながら広々してて、移動が楽! 前後席の間隔は900㎜を確保。

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    荷室高が740㎜もあるため、荷室容量はかなりのもの。これなら後席片側を倒すだけで、ファミキャン用ギアを無理なく積載できる。

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    ダイハツ/ロッキー Premium G HEV

    ¥2,460,700 

    ●全長×全幅×全高 3,995×1,695×1,620㎜ 
    ●車両重量 1,070㎏ 
    ●最低地上高 185㎜ 
    ●最小回転半径 5.0m 
    ●乗車定員 5人 
    ●エンジン 1,196㏄ 水冷直列3気筒DOHC
    ●駆動方式 FWD 
    ●燃料 無鉛レギュラーガソリン 
    ●WLTC燃費 28.0㎞/ℓ

    問い合わせ先:ダイハツ TEL:0800-500-0182

    ワクワクさせてくれる無骨なギア感が魅力「ジムニー シエラ」

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    お次はジムニーシエラ。こちらはトラックのようなラダーフレーム構造にパートタイム4WDと、現代の車としては随所にアナログな機構をもつ一台だ。

    「運転席に座るだけでワクワクする感じや、手応えのあるステアリング、『揺すられ感』が強めな乗り心地、もっさりした加速など、僕のように昔ながらの四駆に乗っている(いた)者には良くも悪くも馴染むでしょうね。でも全体的にちゃんとアップデートがされていて、高速道路を走っても思ったほどうるさくないし、直進性も高いです」
     
    ただし、3ドアということもあり、万人受けする車ではないと平さん。意外にも後席は大人でも座れるスペースが確保されているが、後席を倒さなければ荷物はほとんど載せられない。

    「キャンプなら、実質2人乗りで考えたほうがいいかも。ソロなら充分すぎるほど。」
     
    もちろんジムニーの車内がミニマムなのは優れた悪路走破性とトレードオフの関係にあるため。雪道や未舗装林道を走る際の絶大な安心感は、今も昔もジムニーの真骨頂だ。
     
    さて、平さんの結論。

    「燃費も含めた実用性や万能性を求めるならロッキー。アウトドアシーンに特化して、楽しさを最優先したいならジムニーシエラ。こんな感じです!」

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    車両の傾きを把握しやすい水平基調デザインのインパネは、本格四駆の証だ!

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    悪路脱出用の低速ギアが設定された、副変速機付きパートタイム4WDを採用。

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    フルフラットで
    車中泊にも!

    荷室はさほど大きくないものの、前席を倒してフルフラットにアレンジできるのが強み。1名なら車中泊にも十分対応できる。

    後席あり

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    後席なし

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    両側の後席を起こした状態では荷物を積むスペースはほぼなし。アウトドア遊びに使うなら最低でも片方を倒す必要あり。

    全倒し

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    ルーフラックに荷物を載せれば、ゆったりと車中泊することもできそう。後席を倒したときの荷室容量は352ℓと不足なし。

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    スズキ/ジムニー シエラ JC

    ¥2,084,500 

    ●全長×全幅×全高 3,550×1,645×1,730㎜ 
    ●車両重量 1,090㎏(4AT) 
    ●最低地上高 210㎜
    ●最小回転半径 4.9m 
    ●乗車定員 4人 
    ●エンジン 1,460㏄ 水冷直列4気筒DOHC
    ●駆動方式 パートタイム4WD 
    ●燃料 無鉛レギュラーガソリン 
    ●WLTC燃費 14.3㎞/ℓ(4AT)

    問い合わせ先:スズキ TEL:0120-402-253

    ※構成/佐藤旅宇 撮影/三浦孝明

    (BE-PAL 2025年7月号より)

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