
「大川原敬明 写真展 shooting a life」5月14日より開催
『獲る 食べる 生きる』の著者でハンターの黒田未来雄氏を追い、20回以上の狩猟に同行。
食べる者と食べられる者の命のやり取りを、スポーツプロカメラマンの大川原敬明が追った迫真の記録。
エゾシカを追い、深い森の中、音も立てずに一点を見つめる。次の瞬間、引き金が引かれシカがガクリと体を落とす。その一瞬一瞬を克明に記録。脳裏に焼き付いて離れない、その命のやりとりを、間近で感じられる写真展が開催されます。

全ての食べものは生きていた
ぼくたちは日々、それらをいただいて暮らしている。
現代社会で見えなくなってしまった「当たり前のこと」
生きることの根源を、ここに見つめ直したい。
100キロ以上のエゾシカを1発で仕留めるハンター。
シカがのけぞり、背後の雪が散る。
大川原敬明は連写をすることなく、決定的瞬間を的確に捉えてきた。
まさに「野生の勘」としか言いようのない妙技。
長年、スポーツを撮影してきたプロカメラマンだからこその特殊技能だ。
北海道の山の中、野生動物と猟師とカメラマンが三つ巴となって繰り広げる命の真剣勝負。

狩猟と聞いて思い浮かぶのは、鉄砲を撃つことだろう。
しかしそれはたった一瞬のこと。
実際は、獲物を探してひたすら山を歩き、巨大なシカの毛皮を剥いで解体し、何十キロにもなる肉を背負って下山するという、地道で辛い作業の連続だ。
命が食べものになるまで。
知られざる「狩猟の当たり前」の記録。

SPECIALトークイベント:ゲスト司会者を迎え、黒田未来雄氏と共に今作品を紹介しながらのプロジェクタートークをします。
17(土)14:00〜 ”獲る”と”撮る”
18(日)15:00~ けもの道の先にあるもの
日時
2025年5月14日(水)〜22(木)
10:00-18:00 [休廊:火曜日]※最終日16:00まで
場所
茶廊法邑(さろうほうむら)
〒065-0041
札幌市東区本町1条1丁目8-27
TEL:011-785-3607
https://houmura.jimdofree.com/
大川原敬明 (Okawara Hiroaki)
札幌市出身 1985年生まれ。19歳から写真を始め、世界各地を旅して周る。
現在まで 20年間、スポーツプロカメラマンとして活動。
2019年よりハンターである黒田未来雄氏に惹かれ、狩猟に同行するようになる。
書籍『獲る食べる生きる」(小学館)・雑誌『BE-PAL』(小学館)『狩猟生活』(山と渓谷社)「月刊バスケットボール』(文化出版)等に写真を提供。
Hiroaki Okawara Instagram https://www.instagram.com/trip_is_art/

『獲る 食べる 生きる 狩猟と先住民から学ぶ“いのち”の巡り』
著:黒田未来雄 小学館刊 ¥1,870
NHKディレクターが「猟師」になるまで。「泣くな。行きすぎた悲しみは、我が身を捧げてくれた獲物に対し失礼だ」。狩猟を通じて知る野生動物の美しさと命の循環。カナダ先住民の生き方に魅せられたNHK自然番組ディレクターが「猟師」になるまでの物語。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09389120