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2025.04.24

水との共存をミッフィーと学べる、日本産の木材を使用した注目の建築…大阪・関西万博で注目のパビリオン2つ

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ミッフィーと巨大な球体が目印の「オランダパビリオン」。

2025年4月13日、ついに開幕となった「2025年大阪・関西万博」。180以上のパビリオンの中には「環境」や「自然」をテーマにしたものも多く、海外パビリオンでは世界の最先端の発想を楽しく日本語で学ぶことができます。

今回はサステイナブルな海外パビリオンの中から、オランダパビリオンと北欧パビリオンをピックアップしてご紹介!「世界ではこんな環境対策をしているのか」と、新鮮な知識を得ることができますよ。

光る球体を持って見学!水との共存を学べる「オランダパビリオン」

スタッフはリサイクル素材が使用された、オランダのブランド「Schijvens」のユニフォームを着用。

「コモングラウンド(共創の礎)」をコンセプトに、「水」と共存するための知識を伝えている「オランダパビリオン」。オランダは国土の約4分の1が海面下となっているため古くから水害と戦ってきた歴史があり、現在はどのようにして水と共存しているのかを学ぶことができます。

「地球規模のさまざまな課題に直面している今、気候変動は単独で一つの国が解決できるようなものではありません。さまざまな人が集まって、解決策を提示する。それこそが万博の意義だと思います」と話すのは、2025年日本国際博覧会オランダ陳列区域政府代表 マーク・カウパースさん。

オランダパビリオンは、2025年大阪・関西万博の本質も学べるような展示となっています。

タッチすると、オーブの色がオレンジからブルーに変化。

まず、オーブステーションで渡されるのが球体デバイスの「オーブ」。ストーリーテラーとしての役割を持つオーブは、中に入り指定の場所にタッチすると色が変化します。

水との関係を見つめ直し、水をクリーンなエネルギー源として活用するという、オランダが描く持続可能な未来を楽しい仕掛けで体験できます。

オランダパビリオンのキッズアンバサダー「ミッフィー」による解説。

難しい話を、わかりやすく伝えてくれるのがオランダ生まれの「ミッフィー」。オランダパビリオンのキッズアンバサダーで、絵本を通じて子どもたちを冒険へと導いてくれます。パビリオン内に設置されている絵本は14冊。各展示物に隠れているミッフィーを探すのも、楽しい時間になります。

ダイナミックな映像が面白い!

オランダパビリオンのハイライトが「A New Dawn(新たな幕開け)」。持続可能なクリーンエネルギーと日の出を表現した球体の「中」に入り、ドーム状スクリーンに展示された映像を鑑賞します。

描かれているのは、限りある資源を持続不可能な形で消費続けた時の人間の未来。クライマックスではエネルギーオーブが紫に光り、水が持つ無限のエネルギーとその再生可能性を表現しています。

「ニンジン入りヒュッツポットおにぎり(650円)」と「ベジタリアンビーフを使ったビターバルおにきり(650円)」。

パビリオン内で販売される「フード」もサステナブルなポイントが。「ニンジン入りヒュッツポットおにぎり」と「ベジタリアンビーフを使ったビターバルおにきり」はプラントベースミートを使用しています。

ちなみにヒュッツポットはオランダ風マッシュポテトで、ビターバルはオランダ風コロッケ。おにぎりの具としては斬新なものの、意外と合うので、ぜひ試してみてくださいね。

・オランダパビリオン

HP:https://www.expo2025.or.jp/official-participant/netherlands/

日本産の木材を使用した建築に注目。「北欧パビリオン」

2階+ルーフトップの、自然を感じる木造建築!

デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国が共同で出展する「北欧パビリオン」。「Nordic Circle(ノルディック・サークル)」をテーマに、5か国の繋がり、そして北欧の精神や自然を感じることができます。

イタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏とAMDL Circleによって設計された建物は約1,200平米で、高さ約17mと存在感のある大きさ!北欧の伝統的な納屋がモチーフで、すべて日本産の木材を使用しており、カーボンフットプリントを抑える設計になっています。

サステナブルな「ライスペーパー」のスクリーン。

パビリオン1階の展示ホールでは、360度の巨大なスクリーンに北欧の日々の暮らしの写真や四季の動画が映し出されています。このスクリーンは食べられなくなったお米を活用した「ライスペーパー」。

デンマークを代表すデザインブランド「BoConcept」のイスに座りながら写真や動画を見れば、北欧の美しい暮らしや価値観に没入できます。

自然豊かな北欧ならではの技術や考えから、未来へのヒントを得る。

さらに北欧の考え方や技術を学べる展示もあり、例えば「北欧の人にとって、平等とは?」など問いが表示された映像の前に立つと、その答えが映し出される仕組みです。「北欧ではゴミをどのように扱っているの?」という問いでは、北欧のリサイクルの方法について知ることができます。

スウェーデンの著名なシェフ、フリーダ・ロンゲさん。

北欧パビリオンは3階ルーフトップテラスのレストラン「The Nordic Food Bar」も注目。ゴミを減らす取り組みを行っており、食器は自然の素材から作られているものを繰り返し使用する予定です。

レストランメニューを監修するシェフのフリーダ・ロンゲさんは一般のゲストが利用できるレストランのほか、パビリオン内で行われるカンファレンスの料理も担当し、どちらも食品廃棄物削減を心がけていると話します。

フリーダさん「シーズナルで新鮮な日本産の野菜を使い、カンファレンス用の料理とレストラン用の料理をうまく循環させることで、なるべく廃棄が出ないようにしています。

例えばレストランで一般のお客様に提供している食材の中で余りそうなものがあればカンファレンス用の食事に使い、その逆もあります」

※写真は試食サイズです。

食事メニューは北欧と日本を掛け合わせた料理が特徴で、「スカーゲン」と呼ばれる北欧伝統のオープンサンドには柚子胡椒をプラス。そのほか北欧ならではのサーモン料理、アイスランドのサワークリーム「スキル」がトッピングされたワッフル、ヴェントゥラ愛さんが監修した北欧のスイーツも楽しめます。

・北欧パビリオン
URL:https://www.expo2025.or.jp/official-participant/finland/

大切な自然をどのようにしたら守れるのか、そのヒントをもらえる「2025年大阪・関西万博」。万博は5年に一度開催していますが、世界で開催される時はもちろん日本語ではありません。

2025年大阪・関西万博は、複雑な環境対策も、日本語で理解できるまたとない機会です!おすすめしたサステナブルなパビリオンで、世界の考え方や技術を楽しく学びに行ってみてくださいね。

・EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
URL:https://www.expo2025.or.jp/


小浜 みゆさん

旅ライター

神奈川県在住の旅ライター。素敵な旅行先を求めて、国内・海外どこへでも飛んでいきます。横浜、神戸、広島、福岡での在住経験があり、国内旅行は47都道府県制覇。グランピング・料理・道の駅が好き。

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