
かといって幕内での焚き火は火災や一酸化炭素中毒のリスクも高いが、スノーピークの「メラク Pro. ストーブプラス」はシェルター本体に薪ストーブが付属している。幕内での焚き火が安全安心で楽しめる設計を搭載しているのだ。
「リゲル Pro. ストーブプラス」の思想と設計の一部を受け継ぎ、必要機能を厳選したモデル
「メラク Pro. ストーブプラス」は、シェルター本体と専用のフライカバーによる二重構造で万が一飛び火しても燃え広がりにくい設計となっているが、「リゲル Pro. ストーブプラス」の基本設計の一部と思想を受け継ぎつつ、さらに必要な機能を厳選して作成された。

「メラク Pro. ストーブプラス」のセット内容:メラク Pro./フライカバーTC/MKストーブ/一酸化炭素チェッカー。
まずはサイズ、パネル、パーツ構成を調整。最小限のフレーム数ながら強度の強いフレームワークで、約40%の軽量化を実現している。さらに焚火の前にコミュニティスペースを設けるイメージで薪ストーブの位置も変更し、シェルターの中央ではなく出入り口側に配置。複数人がゆとりをもってくつろげるサイズ感となっている。
付属の薪ストーブ「MKストーブ」では長辺となる2面に大きな耐熱ガラスを使用。炎の揺らめきを楽しめるデザインで、煙の影響を抑えた設計が特長となっている。また「リゲル Pro. ストーブプラス」では幕内の天井で煙突を固定していたが、今作は幕外で固定する仕様に変更された。
安全対策としてベンチレーションを複数設けることで換気機能も備えているため、煙が発生した場合でもスムーズに外へ排出されるのも前作と同様。より安心して製品が使えるよう、一酸化炭素チェッカーも付属している。もちろん換気機能も唱えつつ、断熱性も担保している。シェルター本体とフライカバーの間に空気の層が生まれることで外気温の影響を受けにくいのだ。

「メラク Pro. ストーブプラス」※単体 ¥269,500
メラク Pro. ストーブプラスの価格は77万円。リゲル Pro. ストーブプラスは148万円!なので、こちらはかなりプライスが抑えられたモデルとなっている。薪ストーブを付属しない単体のシェルター「メラク Pro.」は26万9500円。