8月でも平均気温は20度程!人気の避暑地・長野県開田高原でサイクリングのすすめ | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.07.19

    8月でも平均気温は20度程!人気の避暑地・長野県開田高原でサイクリングのすすめ

    開田高原から眺める御嶽山

    開田高原から眺める御嶽山は大迫力。

    御嶽山大展望!人気の避暑地で冒険ライドにでかけよう

    5月に訪れた時には桜がまだまだ見頃、水仙や花桃など色とりどりの花が咲いてとても華やかだった開田高原。長野県内でも人気の避暑地で、8月でも平均気温が約20度と驚異の涼しさ。私の住む伊那よりも湿度が低く、自転車で走るにも快適な気候なのです。

    展望台から眺める景色

    展望台から眺める景色はジオラマのよう。

    持ち物リストの一番目は「タイヤが太い自転車」

    今回のメンバーは伊那から2名、愛知県から4名の計6名。全員マウンテンバイクやグラベルバイクなどタイヤの太い自転車に乗っていて、その自転車を活かしたルートを走りに行こうということで開田高原にやってきました。

    このエリアには国道沿いに公共の駐車場が多数あり、トイレも併設されているところも多く、とてもありがたい環境。今回は青海沢駐車場に集合し、そちらを起点にライドに出かけました。

    タイヤが太い自転車で未舗装路を行く

    タイヤが太い自転車なら未舗装路も楽々。

    裏道は田園風景とグラベルのパラダイス

    以前ロードバイクで来た時は、国道を走っていたので、車とのすれ違いや追い越してもらう際に気を使うことが多かったのですが、今回はグラベルと呼ばれる林道や未舗装路を含むルートを選んで走ります。

    裏道マスターの友人が先導

    裏道マスターの友人に先導を依頼。

    車の往来が多いシーズンでも、1本裏道に入ってしまえばきれいな水の流れる川もあり、柔らかな緑の絨毯が敷き詰められているような牧草地あり、今まで何度も来ているエリアですが、初めて見る景色にたくさん出会うことができました。

    立ち止まって川の流れに耳を澄ましてみる

    立ち止まって川の流れに耳を澄ますのもいい。

    寄り道こそがライドの楽しみ

    マウンテンバイクやグラベルバイクなどタイヤの太い自転車はスピードは速くありませんが、気になる道があったら曲がってみて、その先が未舗装路でも気にせずに進んでいけるのがいい所。

     今回も林道に向かって走って行く途中、とてもかわいい看板を見つけました。パン好きの私としては「行くしかないよね」と迷わず寄り道。その看板の先は整備された砂利道でタイヤの細い自転車だとパンクがちょっと心配。でも今回乗って行った自転車はその不安もなく、奥にあるとてもかわいいパン屋さん「タビタのパン」に到着。

    タピタのパンの外観

    海外の小さな町に来た気分。

    こちらのお店は1989年から営業されていて、憧れの自給自足の暮らしを絵に描いたようなお店です。佇まいも可愛く店内もとても素敵で、県外からのお客様の人気も高いようです。飲み物はテイクアウトもできますし、スープなどをお庭のテーブルでいただくこともできます。

    シナモンロール

    シナモンロールのずっしり感が幸せ。

    素材の味がする、しっかりとしたパンと焼き菓子が並ぶ店内は絵本の中の世界のよう。
    ひとつひとつ丁寧に焼かれた田舎パンは、自家製の天然酵母を使って胚芽のミネラルもたっぷり。小麦の風味やうまみもぎっしり詰まっています。

    絵本の中に入り込んだような店内。

    絵本の中に入り込んだような店内。

    羊のシロップさんとクリームさん、猫のノンちゃんもお出迎え。どちらもとても人なつっこく、皆さんがタビタさんを訪れる楽しみのひとつになっています。

    羊のクリームさんとシロップさん

    羊のクリームさんとシロップさん。

    猫のノンちゃん

    猫のノンちゃんは、撫でられるのが好きみたい。

    タビタのパン

    つらい登りもあるけれど、わざわざ選ぶ冒険の道がおもしろい

    舗装路でも行ける目的地まで、地図で下調べをして裏道を通ったり、林道を通ったり、遠回りも楽しむのが私たちのグラベルライド。国道を避けるために、そしてグラベルの冒険感を楽しむために林道もルートに入れてあります。

    新緑が気持ちよい林道

    新緑が気持ちよい林道を進む。

    新緑の中を気持ちよく登るといいたいところですが、急坂に息切れ。自転車を押したり緩やかなところで乗ったりしながら、時間をかけて登ります。

    坂が急なところは自転車を押して歩く

    坂が急なところは自転車を押して歩きます。

    苦労して峠を越えると待っているのは楽しい下り坂。マウンテンバイクに乗っている人たちは、さすがのスピードで下っていきますが、私はスピードが苦手なので時々出てくる段差や轍に気を付けてゆっくりと。

    楽しい下りはあっという間

    楽しい下りはあっという間。

    御嶽山一望の「開田のポッポ屋」絶景ランチのおまけとは?

    楽しく林道を走った後は「開田のポッポ屋」さんでランチタイム。現在は予約営業をされているということで、事前に予約。田舎の駅舎をイメージした店内には鉄道にまつわるグッズや写真がたくさん並んでいて料理を待つ間もワクワク。

    開田のポッポ屋入り口の看板

    入り口の看板は「改札口」。

    こちらのお店、ランチはもちろんおいしいのですが、お楽しみがもうひとつ。庭に設置された本格的な鉄道模型があり、実際に電車が走る姿を見ることができるのです。

    焼きたてのピザの

    焼きたてのピザのほかパスタも絶品。

    ランチタイムのあと、店主さんから電車が走っているのを見ますか?と声をかけていただいたのでお願いすることに。準備を整えて開田高原のポッポ屋鉄道、出発進行です。御嶽山をバックに電車が走る姿はぜひ一度見ていただきたい可愛さ。そしてBGMは、なんと奥様のハーモニカ生演奏!どこから流れているのかなと思って後ろを向くとかわいい音色を奏でていらっしゃいました。

    御嶽山をバックに出発する鉄道模型

    御嶽山をバックに出発進行。

    開田のポッポ屋

    とても気さくなご夫婦で、立ち寄り所のカフェや散策におすすめの場所などの情報をいただきました。おなかいっぱいになって寝てしまいそうですが、気合を入れて午後のライドに出発です。

    普段と違う風景を走る

    普段と違う風景のなかを走るのは楽しい。

     優しい瞳の木曽馬に会いに行く

    午後のメインは約30頭の木曽馬を保護・育成されている「木曽馬の里」。乗馬体験などもありますがお天気の良い日には放牧場や厩舎裏の放牧場に放されていて、近くで馬を見られるだけでなく触れ合うこともできる開田高原に来たら欠かせないお気に入りスポット。

    木曽馬の放牧場

    天気の良い日には放牧場でのんびり。

    木曽馬といえば一番の特徴は胴長で脚が短め。ずんぐりとした体格が挙げられます。長く人の暮らしを支えてきたこともあり、穏やかでしい性格はその表情からも見て取れます。ひとしきり馬と触れ合ったらゴールはすぐそこ。

    時間があれば「開田高原アイス工房」で人気のソフトクリームを食べたり、ファーマーズマーケット「彩菜館」で焼きトウモロコシを買ったりするのもいいですね。

    長いまつげがチャーミングな木曽馬

    長いまつげがチャーミング。

    木曽馬の里 木曽馬乗馬センター

    • 所在地:長野県木曽郡木曽町開田高原末川3211‐1
    • 営業時間: 8時30分~16時30分
    • 定休日:年中無休
    • HP:http://www.kisoumanosato.or.jp/

    自転車の速度という旅の魅力

    車で走っている時には立ち寄りにくかった場所や、気づかずに通り過ぎてしまう景色を、じっくりと味わいながら自分の足で自転車を漕いで季節を感じるのはとても楽しい経験。話の尽きない友人とたくさんの美味しいもの、愛らしい動物たちに心癒された1日でした。

    春の風景と自転車

    どの季節に訪れても楽しい。

    開田高原は爽やかで気落ちの良い夏の休日を。皆さんもぜひ訪れてみてください。

    私が書きました!
    CLAMPスタッフ
    武村由紀子
    長野県にある自転車とアウトドアのお店「CLAMP」スタッフ。大学生時代に移動キャンプで旅をする部活を経て、アウトドアメーカーに就職。2003年に大阪から長野に転勤したのをきっかけに本格的に山に登り始める。2012年にCLAMP開店とともに伊那市に移住し、身近なフィールドを活かした「楽しく美味しいアウトドア」をモットーに活動している。https://clamp-bike.com/

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