2022年秋、東京・江東区の深川・清澄白河・森下エリアで「アートパラ深川 おしゃべりな芸術祭」というアートイベントが10日間にわたって開催された。江戸の風情と情緒を残す下町の街に展示されるのは、何らかの障がいを持つ方々から生み出された作品群。このイベントは2023年秋にも開催を予定しており、アウトドア・フットウェアブランドの「KEEN(キーン)」では昨年に続いてこのイベントをサポート。KEEN x ARTPARA FUKAGAWAのコラボアイテムを製作し、商品の売上の一部を各アーティストに還元している。KEENがアーティスト活動を支えの一部となり、障がいのある人の収入支援を行う形だ。
アートもアウトドアも、健康だと思っている人だけのものではない
日本国内で生活している障がい者は936万人。国民の約13人に1人が、何らかの障がいを抱えて社会生活を営んでいる。だが健康だと思っている人々の多くは“健常とされるもの”の枠内だけで暮らし、それ以外の世界を知らないことに気づいていない。
「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」が目指しているのは、障がい者の方々がつくりだすアートの魅力を街に開放すること。街中が舞台になることで、そこにいる人々との偶然の出会いをそこかしこにつくり出すことができるイベントだ。
一方、KEENもアウトドアはすべての人のためにあることを信じ、出自や性別、世代、個性を超えて誰もがアウトドアをより身近でアクセスできる場所にしていくことを目指している。この両者の思いがリンクし、今回のサポートに繋がったのだ。
昨年に続き第2弾となる今回のKEEN x ARTPARA FUKAGAWAでコラボレーションした作品は、木下晃希さん作『クジラと仲間たち』と西村賢示さん作『潮騒』。
木下さんの作品には、クジラを中心に陸海空の様々な動物がダイナミックかつ緻密に描かれており、それが落とし込まれた商品はどれもインパクト大。どんな動物が描かれているかを発見するのも楽しい。
一方、西村さんの作品は色鮮やかな海の潮騒をイメージして描かれており、夏にぴったりな爽やかで涼しげな商品に仕上がっている。
今回コラボレーションをしたのはKEENの夏を代表する「YOGUI ARTS」と「SHANTI ARTS」にプラスして、エコバッグにも作品が落とし込まれている。マチをたっぷりとり、ランチボックスが安定するような設計。開閉口に面ファスナーを設置し、簡単に開閉できるなど使い勝手にもこだわった。
KEEN x ARTPARA FUKAGAWAコラボアイテムは現在、全国の直営店「KEEN GARAGE」全8店舗およびKEEN公式オンラインストアなどで発売中だ。
■KEEN GARAGE(直営店)全8店舗:原宿、横浜、湘南、さいたま、大阪、EXPOCITY、豊洲、名古屋
https://www.keenfootwear.jp/pages/keen-garages
■KEEN公式オンラインストア
https://www.keenfootwear.jp/
『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭』
日程: 2023年秋開催予定
開催エリア: 門前仲町、清澄白河、森下
https://artpara-fukagawa.tokyo/