何を買おうか迷ったら…キャンプマットの種類と選び方を徹底解説! | マット 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.04.01

    何を買おうか迷ったら…キャンプマットの種類と選び方を徹底解説!

    4種類のキャンプマットが置かれている様子。

    筆者私物のキャンプ用マット。

    テントやシュラフとともに、キャンプや登山での寝床を作るのに欠かせないのがキャンプマットです。

    テントが家、シュラフが掛け布団なら、キャンプマットは敷布団の役割をする道具。そのため、キャンプマットのチョイスはアウトドアでの寝心地に大きく関わってきます。

    ただ、マットはたくさんの種類があるため、特に初心者の方はどれを購入すればいいかわからないという場合も多いことでしょう。

    そこで今回は

    • キャンプマットの必要性
    • キャンプマットの選び方
    • 種類ごとの特徴

    をお伝えします。

    「どのキャンプマットを購入すればいいのだろうか?」と、悩んでいる方の疑問にお答えできればと思います。

    キャンプマットの必要性とは?

    キャンプマットが敷かれたテントの内部の様子。

    キャンプマットはキャンプには欠かせない道具です。

    まずはじめに、キャンプマットの必要性について再度確認しておきましょう。

    言わずもがな、キャンプマットはキャンプには欠かせません。床に敷くことで地面の凸凹を軽減でき、快適な寝床を確保することができます。マットがなければ地面の凸凹をモロに体で受け止めなくてはならず、安眠できないでしょう。

    また、冬期のキャンプでは地面からの底冷え対策が必須になります。そんなとき、キャンプマットを敷くことで冷気をシャットアウトできます。

    さらに、シュラフ(特にダウンのもの)は水濡れ禁物です。水分を含むと保温性が著しく損なわれてしまうため、水濡れ対策は超重要です。

    万が一テントが浸水してしまった場合でも、キャンプマットを床に敷いておけばシュラフが濡れるリスクを軽減できます。こうした観点からもキャンプマットは必須アイテムなのです。

    キャンプマットの選び方

    ここからは、キャンプマットを選ぶ際の3つのポイントをお伝えします。

    1.マットのサイズを確認する

    2種類のマットが床に置かれている。

    左が長さ180cmほどのインフレーターマット。右が長さ150cmほどのULマットです。

    キャンプマットにはさまざまなサイズがあり、長さで言えば100cm以下〜180cmぐらいまでの製品が販売されています。

    キャンプ初心者の方は、身長をカバーできる長さのキャンプマットが快適でおすすめです。

    少しキャンプに慣れてきて、「できるだけ荷物をコンパクトにしたい」という場合は、肩からお尻まで(地面と接触する部位)をカバーする150cmほどのものを選んでもいいでしょう。

    ただし、その場合は、キャンプマットからはみ出た頭や脚の部分に、バックパックなどの厚みがあるものを敷いて代用する必要があります。そうなると、寝心地は全身をカバーするマットより悪くなるデメリットが。したがって、初心者の方にはあまりおすすめできません。

    なお、キャンプマットの横幅は50cm以上あれば安心です。そのくらいの幅があれば、マットの上で多少体を動かしてもはみ出ないでしょう。                                                    

    2.収納サイズや重量を考える

    袋に入ったキャンプマットが2つ並んでいる。片方が大きく、もう片方が小さいため、大きさの差がわかる。

    ものによって収納時の大きさには差があります。

    キャンプに出かける手段に合わせて、キャンプマットの収納サイズや重量を考えましょう。

    移動手段が車で積載に余裕があるならば、収納サイズや重量はあまり気にする必要がありません。少しかさばってしまいそうでも、寝心地がいいものを選ぶ方がいいでしょう。

    逆に、徒歩やツーリングなど、持ち運べる荷物に限りがある場合はできるだけ軽量でコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。

    3.R値を確認する

    ほとんどのキャンプマットの説明書きには「R値」という数値が記載されています。

    R値とは、簡単に言えば断熱性の値です。R値が高ければ高いほど体から発する熱を留め、地面からの冷気が伝わりにくくなるため、底冷えしなくなります。

    夏場の平地のキャンプでは、R値をさほど気にしなくても快適に寝られるでしょう。ただし、平地よりも気温が低い、標高が高いキャンプ場へ出かける場合はR値の確認が必要になります。

    もちろん、冬キャンプに出かける場合は確認が欠かせません。冬キャンプではR値が高いマットでなければ、寒くて寝られないでしょう。

    ちなみに、キャンプマットに定評のあるアウトドアブランドのサーマレストでは、以下の目安を提案しています。

    • R値1~2=夏用
    • R値2~4=春夏秋の3シーズン用
    • R値4~6=オールシーズン用
    • R値6以上=厳冬期用

    上記はあくまで目安ですが、参考にして季節に合った適切なR値のキャンプマットを選ぶといいでしょう。寒がりの方は、1ランクR値の高いマットの使用がおすすめです。

    キャンプマットの種類と特徴

    続いて、マットの種類ごとの特徴をお伝えします。

    インフレーターマット

    インフレターマットのバルブのアップ画像。

    インフレーターマットの隅にあるバルブ。

    インフレーターマットとは、内側に断熱材が入っているマットです。

    マットの隅にあるバルブを開くと、内側に自動的に空気が入り、圧縮されていた断熱材が膨らみます。空気がしっかりと入った段階で、バルブを閉めれば使用できます。

    厚みがあり、クッション性の高いメリットがある反面、収納するとかさばるデメリットもあります。

    また、インフレーターマットは穴が開いてパンクしてしまうと、使い物にならなくなるため注意が必要です。使用する場所に石などの尖ったものがないか確認してから使用するようにしましょう。

    クローズドセルマット

    蛇腹状に折りたたまれたクローズドセルマットの様子。

    折りたたまれた状態のクローズドセルマット。広げて下に敷けばすぐに使用ができます。

    クローズドセルマットとは、弾力性や柔軟性のある素材を使用したマットです。

    軽量で広げるだけですぐに使える点、空気を入れるタイプではないのでパンクを気にする必要が無い点がメリットです。

    地面の状態が悪い場所でも気軽に使用ができ、耐久性が高いのでメンテナンスの必要がありません。キャンプ初心者の方にとって扱いやすいマットです。

    エアマット

    空気が詰まったエアマットが床に置かれている。

    空気を入れた状態のエアマット。

    エアマットとは、ポンプや口で空気を入れて使用するマットです。

    ものによっては手のひらに収まるほどコンパクトになるため、徒歩キャンパーの方におすすめです。

    ただし、空気の注入や、収納時に空気を抜く際にはひと手間かかります。

    インフレーターマットのようにパンクしてしまうと使用できないため、リペアキットは必ず一緒に持ち出しましょう。

    ULマット

    折りたたまれたu.lマットが床に置かれている。

    折りたたまれたu.lマット。

    UL(ウルトラライト)マットとは、クローズドセルマットのように弾力性や柔軟性のある素材を使用したマットです。

    その多くがクローズドセルマットよりも軽量な素材を使用し、薄くすることで軽量化を図っています。

    折りたたまれたu.lマットを横から見た画像。薄いのがよくわかる。

    折りたたんでも薄いのがULマット。

    寝心地の良さはあまり期待できませんが、薄いので収納性が高く、折り畳めばバックパックの内側の隅に納まります。

    長期間のロングトレイルに出かけるハイカーや、荷物の軽量化を重視するミニマルキャンパーに人気のあるマットです。

    自分のスタイルに合ったマットを選んで快適なキャンプを!

    キャンプや登山にキャンプマットは不可欠な道具です。

    様々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、キャンプスタイルによって最適なマットを選ぶ必要があります。

    キャンプマットを購入する際は、出かける季節や手段(車なのか徒歩なのか)を考えましょう。

    そしてよく吟味し、自分のキャンプスタイルに合ったものを選んでくださいね。 

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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