「エリステ」と「ソリステ」って何が違う?最強の鍛造ペグ2種を比較してみた
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 道具・ギア

    2023.01.12

    「エリステ」と「ソリステ」って何が違う?最強の鍛造ペグ2種を比較してみた

    鍛造ペグ

    著者私物

    キャンパーの大好物!ゴツくて頑丈な鍛造ペグ

    キャンプで、設営の際に必要となるペグ。

    キャンプを行っている間中、テントやタープを支えてくれる非常に重要なアイテムです。

    そしてペグの中で、特に頑丈な「鍛造ペグ」はキャンパーに大人気です。

    そんな鍛造ペグで有名なのは「エリステ」と「ソリステ」。

    今回は、鍛造ペグのエリステとソリステの違いについてご紹介します。

    鍛造ペグに興味のある方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

    鍛造ペグとは

    そもそも、鍛造ペグの“鍛造”とは、金属の成形方法の一つです。

    金属を叩いて圧力を加えることで、内部の空隙(くうげき)をつぶし、強度を高めます。

    鍛造ペグは鍛造で作られているため、頑丈です。

    テントやタープを購入した際に付属されているペグなどは、何度か使うとゆがんだり折れてしまったりすることも多いのですが、鍛造ペグは頑丈なので長持ちします。

    鋳鉄ペグの二大勢力「エリステ」「ソリステ」

    ソリッドステークとエリッゼステーク

    黒がソリッドステーク20cm、金がエリッゼステーク18cm。

    鍛造ペグは、エリステとソリステと呼ばれるものが有名です。

    このエリステとソリステは、それぞれ鍛造ペグ製品の略称です。

    エリステの正式名称は「エリッゼステーク」で、山谷産業の「村の鍛冶屋」というブランドから発売されている鍛造ペグです。

    一方、ソリステは「ソリッドステーク」という製品名が略されたもので、スノーピークから販売されている鍛造ペグです。

    なお、どちらの製品も金属加工で有名な新潟県三条市に本社があります。

    豊富なカラーバリエーションのエリッゼステーク

    エリッゼステーク18cm

    エリッゼステーク18cm

    山谷産業の村の鍛冶屋ブランドから販売されているエリッゼステーク。

    その最大の特徴は、豊富なカラーバリエーションです。

    赤や黄色、青などの目立つ色やパステルカラー、アウトドアアイテムに馴染みやすいアースカラーなど、様々な色が販売されています。

    長さは18cm・28cm・38cm・48cmと、4サイズがラインナップされています。

    手に取りやすい値段なので、キャンプ初心者にもおすすめです。

    人気ブランド、スノーピークのソリッドステーク

    ソリッドステーク20cm

    ソリッドステーク20cm

    スノーピークで1995年から販売されているソリッドステーク。カラーバリエーションは黒のみです。

    長さは20cm・30cm・40cm・50cmまでの4サイズがラインナップされています。

    ソリステはその頑丈さから、従来の「ペグは消耗品」という概念を覆しました。今では、スノーピークのシンボル的な商品となっています。

    ソリステは、一般的に販売されているピンペグなどとくらべると値段は少し高めですが、一度購入すれば長く使えます。そのため、今後キャンプを鍛造ペグで行なっていこうと考えている方にはおすすめの一品です。

    どちらも扱いやすい構造

    エリステとソリステが並んでいる

    エリステとソリステの先端部分。

    エリステ、ソリステ、いずれの製品もペグのフック部分が長く、頭に穴が開いている構造をしています。

    フックが長いと、ロープが抜けにくくなります。そのため、途中でテントやタープが崩れるようなトラブルが起こりにくいです。

    また、頭に穴が開いていると、撤収時にペグを引き抜きやすくなります。開いている穴に別のペグをかけるなどして引っ張ると、簡単に抜けます。

    どちらも、アウトドアに慣れていない人でも使いやすい構造となっていると言えるでしょう。

    用途にあわせて長さを選べる

    ソリッドステーク20cmと30cm

    ソリッドステーク30cm(左)と20cm(右)です。10cm違うだけでかなり大きさが変わります。

    タープやテントを支える場合のメイン使いに40cm程度のものを、サブ使いに30cm程度のものを、不安定な地面には50cm程度のものを、といった具合に用途にあわせて長さを選んで使用することができるのは、どちらも持っている特徴です。

    4サイズのラインナップがあるのは、そのような点でキャンパーには嬉しいです。

    どちらも複数本セットになったセット売りもあり、少しだけ割安になっています。もちろん1本ずつでも販売されているので、手持ちのテントやキャンプ予定地にあわせてペグの数を揃えることが可能です。

    エリステとソリステがおすすめな理由

    ソリッドステークのヘッド部分

    ソリッドステークのヘッド部分。丸く平らになっているので打ち込みやすいです。

    ここまでエリステとソリステの比較をしてきましたが、どちらも非常におすすめな鍛造ペグです。両者がおすすめな理由をまとめると、以下の3点が挙げられます。

    • 叩きやすいヘッド
    • 扱いやすい形
    • 曲がってもハンマーで叩いてもどせる

    テントに付属されているピンペグはヘッドが細く打ち込みにくい形ですが、ヘッドが丸くなっているエリステやソリステはハンマーで打ちやすい形になっています。

    また、エリステやソリステの長いフック部分やヘッドの穴は、どのようなキャンパーにとっても扱いやすいポイントです。

    そして、やはり最大のメリットは頑丈さ。プラスチック製やアルミ製のペグは折れたり曲がったりしてしまうと再び使うのは難しくなりますが、エリステやソリステであればその頑丈さから、曲がってしまっても叩いて戻すことができます。このため、長く使うことが可能なのです。

    ギアは長く使うと独特の味わいをもちます。頻繁に買い替えるイメージのあるペグですが、頑丈なものを選んで長くつかえば自分なりの味わいを持たせることができます。

    エリステとソリステ、どちらもキャンプをより便利にしてくれる人気アイテム!

    これからギアを揃えていく初心者さんにもおすすめしたい、エリステやソリステの鍛造ペグ。

    どちらもおすすめなので、カラーや長さなどを考慮し、自分にあった方を選んでみてくださいね。

    私が書きました!
    WEBライター
    女子キャンえぬ
    アウトドアとスパイスカレー、美味しいものを愛するアラサー女子キャンパー。コーヒー好き歴十年、カフェバリスタの学校に通いカフェで働いていた経験を活かし、美味しいコーヒーの淹れ方を伝授予定。そのほか幼児連れのファミキャンやキャンプ飯、ソロキャンプにおすすめアイテムをご紹介します!

    NEW ARTICLES

    『 道具・ギア 』新着編集部記事

    コンセント不要!ヒーターやストーブで冬キャンプも寒い日もぽかぽか!おすすめ暖房器具16選

    2024.12.02

    より軽く、薄く、探しやすく!雪山の必携品、マムートのアバランチビーコンが7年ぶりにフルモデルチェンジ

    2024.12.02

    冬の足元はソレルのスノーブーツが快適!魅力や選び方、レディースの人気商品を徹底解説!

    2024.12.02

    アークテリクスのアロー22はここがすごい!普段使いからアウトドアまで対応可能のバックパックを紹介!

    2024.12.01

    全13種類!「ファイナルファンタジーXIV」とLOGOSがコラボしたアウトドアグッズがかわいい~っ

    2024.12.01

    凹凸のある地面でも快適!冷気も遮断!VASTLANDの厚手生地レジャーシートがおすすめの理由

    2024.12.01

    市販品と自衛隊使用の飯盒、違いはどこにある?【自衛隊出身芸人トッカグン小野寺の極上サバイバル飯・番外編2】

    2024.12.01

    最強の防寒着はこれだ!冬のキャンプや登山でのシチュエーション別おすすめアイテムを解説

    2024.12.01