井浦新夫妻が手がける、アップサイクル原料を活用した自然由来成分100%のヘアケア「Kruhi」 | ナチュラルライフ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2022.10.20

井浦新夫妻が手がける、アップサイクル原料を活用した自然由来成分100%のヘアケア「Kruhi」

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規格外の果実をアップサイクルし、自然由来成分100%で生分解性98.9%のシャンプーとトリートメントをリサイクルアルミ製ボトルにぎゅっと詰め込んだ、環境にも人にもやさしいヘアケアブランドが「Kruhi」です。手がけているのは、俳優の井浦新さん、あいさんご夫妻。使う私たちにやさしくて、地球にもやさしいブランドの誕生です。

家族の髪の悩みがきっかけで誕生したヘアケア

(左)ボタニカル石けんシャンプー キャンディフォレスト 400mL 4650円/(右)ボタニカルトリートメント キャンディフォレスト 400mL 5320円(消費税込み)※ディフューザー別売り。

Kruhi(クルヒ)」は、20229月にデビューしたヘアケアブランドです。ブランド名の語源は、大和言葉で、「明日」「いつか来る未来」を表すとのこと。これから訪れる未来がすばらしい日であるようにとの思いが込められています。そんなKruhiを作ったのが、俳優の井浦新さんご夫妻。井浦新さんといえば、俳優業のほかファッションブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクションも行ない、アウトドアアイテムも展開しています。ファッションに関わるすべての分野で省エネ化しようという経済産業省資源エネルギー庁主催の「SAVE THE ENERGY PROJECT」のアンバサダーとして、ファッションウィーク東京で登壇したこともあり、環境に配慮したものづくりを行なっていることでも知られています。そんな井浦さんが手がけたのが、自然由来成分100%で作られた石けんシャンプーとトリートメント。ファッションとは全く違ったアイテムを開発したきっかけは、自身の髪が細くなったことや、頭皮の乾燥が気になったからだそう。また、家族もそれぞれに髪に対する悩みがあり、お風呂場には、各自がいろいろ並べてシャンプーを使っていたため、みんなの悩みを解決するシャンプーを探し、たどり着いたのが、石けんシャンプーだったと言います。

原材料は、鹿児島県南大隅町産のパッションフルーツをアップサイクルしたものや、椿油やパーム油など自然由来のもののみを使用。なんと5日間で98.9%が生分解されるシャンプーであることがわかっています(生分解性確認試験実施済み)。ただ、石けんシャンプーといえば、使ったことがある人ならわかると思いますが、キシキシときしんでしまうのが悩みの種。その点は、いわゆる「水」を使用するのではなく、パッションフルーツ蒸留水を使用することで、特有のきしみを抑えることを実現しています。さらに、石けんシャンプーでアルカリ性に傾きキューティクルが開いた状態の髪を専用トリートメントで弱酸性に整えてくれます。頭皮環境も整え、髪本来のハリやコシを取り戻せるとなると、このトリートメントで頭皮マッサージしたくなります。また、このトリートメントは、必ずしも洗い流さなくてもいいとのこと。これは、可能な限り家庭排水の環境負荷ゼロを目指して開発されているからです。こだわり抜いた自然由来成分のみで作られているため、老若男女問わず使えるのはもちろん、家族の一員であるペットにも使用可能です。香りはキャンディフォレスト。井浦新さんが、100%天然精油のブレンドにこだわり、自ら調香しています。フォレストという名前の通りのすがすがしさと、ちょっと懐かしいような香りが広がり、深呼吸したくなりました。

ヘアケアアイテムは、体に直接使うものだからと、まるで食品を作るように丁寧に作られています。ファクトリーが鹿児島県の廃校になった小学校というのも、環境への配慮が感じられます。

ボトルにはリサイクルアルミを採用

ボトルはリサイクル効率に優れたアルミ製で100%リサイクルアルミを使用。

シャンプーなどのヘアケアアイテムでは珍しいアルミボトル(100%リサイクルアルミ)が採用されています。アルミはリサイクル効率に優れていることや、それぞれの住んでいる地域での回収率が高いことから採用を決めたとのこと。レフィルも、ディフューザーがセットではない同じボトルでの販売です。できる限りプラスチック使用を抑えるため、一般的なプラスチックのパウチタイプは使用していません。詰め替えることで空気に触れ、酸化が進む心配もありませんね。

Loop(容器やパッケージを耐久性の高いものに変え、繰り返し利用する商品提供システム)に参加するのもよかったのではないかと、出展していた展示会「NEW ENERGY」で伺ったところ、

「普段のライフスタイルの中で、リサイクルできるようにとこの形にしました」(井浦あいさん)

とのこと。
Loopのシステムでは、空になった容器を、回収している店舗などに持って行く必要があります。持って行く習慣がある人の場合は問題ありませんが、まだまだ少数派というのが現状です。アルミは、多くの地域で、1週間に1回程度、資源ごみとして回収されているので、ライフスタイルを変えずに参加できるということですね。環境に配慮したアクションのハードルをぐっと下げてくれていると感じました。
リユースしたくなるスタイリッシュなボトルのパッケージデザインは、アパレルブランドでもグラフィックをお願いしている仲間に依頼したそう。お風呂場だけに置いておくのはもったいない気がします。

「1% for the Planet」にも所属。

Kruhiを使うというシンプルな行動が、水の循環と地球環境保全、そして家族の健康もかなえてくれます。原材料のトレーサビリティも徹底し、「1for the Planet」に所属し、収益の一部を環境保全に寄付し役立てるための活動も行なっています。

配送の梱包も限りなくミニマム

最低限の梱包で自宅に届きます。

Kruhiが出展していた展示会でも購入できたと後で知ったこともあり、筆者はオンラインで購入しました。初めてなので、ボタニカル石けんシャンプー、トリートメントとポンプディフューザーがついたスターターセットを選びました。届いた梱包が限りなく、ミニマムなことに驚きました。

緩衝材と思われたものは。

製品自体の箱パッケージを配送用の段ボール箱に詰めて届くことが多いのですが、Kruhiでは、段ボール箱にブランド名が入っていて、直接アルミボトルが梱包されていました。ボトルがアルミ製ということもあり、緩衝材などもなし。

ディフューザーが入っています。

2本のボトルの間に、さすがに緩衝材的に紙が入っているのかと思ったら、ディフューザーでした。アルミボトルだからこそできる配送のミニマムさ。リサイクルに優れているだけでなく、輸送のことまで考えらえていたのかと、改めて環境配慮へのこだわりを感じました。

 

井浦新さん、あいさんお2人のKruhiに込めたメッセージをいただきました。

「お風呂場で『この泡は何でできているのだろう、流れてどこへ行くのだろう』と思ったのがきっかけでした。
綺麗になろうとする行為で、環境を汚していると知った時、使うものを選ぶ責任を改めて思いました。
毎日使い、捨てるものに、大切な資源である石油をこのまま使ってよいのか。身体に使うものに、石油成分が本当に必要なのか。
地球上で起こる異常気象、感染症、海洋汚染、様々な現象は、私たち人間が引き起こしている自覚をもって、自分にできることは何だろう。私たちは、日々、正しく選択をすること、知ることを止めないことだと思い過ごしています。
安心して髪を洗う。楽しいバスタイムを過ごす。地球を未来に遺す。
Kruhiは、今私たちができる選択だと思っています」(井浦新さん、あいさん)

これからもアウトドアを楽しむためにも、自分自身が使うものが、私たちだけでなく、地球にもやさしいものを選びたいですね。

Kruhi
https://kruhi.jp/

私が書きました!
ロハスジャーナリスト。フリーアナウンサー。
林ゆり
関西を中心にテレビ、ラジオ、舞台などで活動後、東京に拠点を移し、執筆も始める。幼いころからオーガニックに囲まれて育ち、MYLOHASに創刊から携わる。LOHASを実践しながら、食べ物、コスメ、ファッションなど、地球にやさしく、私たちにもやさしいものについてWeb媒体やブログで発信中。

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