世界最大!アウトドアギアの展示会で発見した最新トレンド | アウトドア雑貨・小物 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.10.26

    世界最大!アウトドアギアの展示会で発見した最新トレンド

    2022年6月9日〜11日の3日間にわたり、コロナ禍以降2回目となる夏のORショーが開催された。今秋から来春にかけて、新たにリリースされる最新アイテムを中心にレポートする。

    記事作成にあたっては現地メディアやORショーのデイリーニュースを独自に分析し、話題性満点なギアを厳選ピックアップした。とくに北米ではeバイクの人気が高まっており、バイク好きは要チェック!

    新メーカーの参入と 初心者フレンドリーギアが続々!

    1982年に始まって以来、今年で40周年を迎えるアウトドアリテーラーショー(以下ORショー)。本誌は、2001年から20年間は年2回開催のショーを皆勤取材してきたが、コロナ禍以降は海外取材が禁止状態。冬のショーに引き続き、リモート取材でレポートをお伝えすることになった。
    2018年からデンバーで開催されているORショーだが、じつは今回がデンバー開催の最後のショーで、来年からはユタ州のソルトレイクシティ(SLC)に会場を移すことになる。年明け1月のSLCでは、現地取材できる状況になっているといいが、どうなることやら……。
     さて本題です。ORショー主催社の発表によると、出展社数は661社。以前の夏のショーは1000社を大きく上回っていたから、かなり規模を縮小した。総入場者数は9000人弱(従来は2万人超だった)。
    そして出展社のうち184社、約28%が新規出展社だというのが驚き。従来、だだっ広いスペースを占有していた大手メジャーブランドが一部、OR出展をボイコットしていることも影響しているようだ。とはいえ、新しい出展社が増えたということは、見たことのないモノに出会える可能性も大きいと考えれば、決して悪いことではない。
     トレンドといえるのは、やはりサステイナブルなモノ作りだ。リサイクル素材を使う、製造段階での廃棄物や排気、排水の削減、有害物質の不使用などは、すでにスタンダード化している。今回目立ったのは、頑丈で耐久性に優れ、長く使えるクオリティーを備えたモノ作りだ。

    FICORの再建を発表

    また、修理、補修用アイテムも増えてきた。ウェアが破けたから、バッグに穴があいちゃったから捨てる──を、少しでも減らし、自分でリペアして寿命が尽きるまでとことん使い続けることも、サステイナブルにつながるというわけだ。
    メーカーが丈夫に作り込んだアイテムを、ユーザーが使い込み、破損したら修理してまた使い込む──。これこそが、究極のサステイナビリティといえるのではないだろうか。
    そしてこの7月、うれしいニュースが飛び込んできた。トランプ政権で廃止されたFICOR(連邦省庁間アウトドアレクリエーション評議会)を再建することが発表された。これは、アウトドアレクリエーションを通じて経済発展を支援することを目的としており、自然に恵まれない地域でより多くの公園やアウトドアフィールドの整備、野生生物やその生息地、公有地の保全・保護などが含まれる。
    米国内の話ではあるが、このFICORの再建は、アウトドア業界をさらに活気づけること必至だ。業界が元気になれば、ギアの開発も活発になる。そうすれば、エンドユーザーの我々もうれしい! という、好循環が期待されるのだ。
    それでは、今回のORショーで見つけた注目度満点なアイテムの数々を厳選してご紹介。お楽しみください!

    いま最軽量のインフレータブルSUP

    KOKOPELLI/Chams Inflatable SUP

    SUP(スタンドアップパドルボード)愛好者に朗報です。10㎏前後は当たり前のインフレータブルSUP市場で、"最軽量"と豪語するモデルが誕生。その軽さ約6㎏! ! 付属パドルは四つ折り式だから、収納性も文句ナシだ。

    大好評モデルの居住性を高めてアップグレード

    SEA TO SUMMIT/IKOS TR

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    好評の優れた換気性能や多彩な設営が可能な機能はそのままに、厚手のフライ生地とより頑丈なポールセットを採用。耐久性がアップし、居住空間も広くなっている。3人用で3㎏程度と軽く、優れたスペース対重量比を誇る。

    設営・撤収が楽な革新的収納方式

    KLYMIT/MAXFIELD TENTS

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    広い前室と出入りしやすい大きなドアを装備。そして何よりロールスタイルのスタッフサックが斬新!  パッと開いて設営、クルっと巻いて収納──という具合。たたむのが苦手でも、もう収納袋と格闘しなくてすむってわけだ。

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    軽さ、薄さ際立つルーフテント

    CVT/MT.HOOD

     

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    収納時の厚さが約20㎝、ハシゴとクロスバーを含む重量が72㎏弱(Sサイズ)。テント内には小物のオーガナイズが楽にできる複数のポケットが付き、外側にもツール類を外付けできるようになっている。

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    Jeepとコラボした最強のオフローダー

    QUIETKAT/Jeep Rubicon E-Bike

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    750Wまたは1,000Wの電力を供給するトルクセンサーモーターシステムを搭載。eバイク市場では最大のファットタイヤが標準装備され、あらゆる地形、路面で優れたトラクションを発揮する。今秋発売予定。

    ステム調整が可能な唯一のeバイク

    AVENTON/PACE 500 NEXT-GEN

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    バッテリーを搭載したeバイクとは思えないスッキリとしたデザインが印象的。しかも、ブレーキ連動テールライトや耐パンクタイヤ、そしてスマホアプリと同期するカラーディスプレイが付いているって凄い!

     

    ※構成/RIE SAKAMOTO

    (BE-PAL 2022年9月号より)

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