小田原のハンモック専門店「すさび」に行ってきました! | ベッド・コット・ハンモック 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2017.05.23

    小田原のハンモック専門店「すさび」に行ってきました!

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    ハンモック初心者におすすめの専門店

    ハンモックの発祥の地・中南米を旅して、オリジナルハンモックを製造販売している会社「すさび」が、神奈川県小田原市にあります。

    代表の石原大輔さんは、代表の石原大輔さんは、中南米のさまざまな工場や職人を訪れた後、オリジナルハンモック専門店「すさび」を立ち上げ、製造&輸入販売をしています。平日はショールームとしてオープンしているということなので、どんなハンモックをつくっているのか、見学をしました~。

     ▲昭和レトロ感が良い感じの廊下。真ん中の部屋が「すさび」。

    築50年のアパートを改装した1室がオフィス 

    JR小田原駅から歩いて8分ほど。旧東海道沿いの築50年以上のレトロなアパートを改装した1室に、「すさび」のオフィス兼ショールームはあります。

    1階は元中華料理店をリノベーションした小田原初のシェアオフィス「旧三福」、2階にはおもしろ不動産の「旧三福不動産」があり、小田原の町で楽しく暮らす若い人がたくさん集まっているスポットです。

    ▲ごきげんな看板を発見。

    ▲笑顔がまぶしい「すさび」代表の石原大輔さん。

    中をのぞくと、「すさび」の代表・石原大輔さんがお出迎えしてくれました。

    大輔さんは、若かりし頃はミュージシャンを志し、その後、楽器屋、音響・照明さんとして働き、政治家秘書、旅人など、謎の経歴を持つ人物で、さまざまな経験を経て、辿り着いたのが、今のお仕事、ハンモックの販売でした。

    「“日常に、ワクワクを。”をコンセプトに会社を立ち上げました。毎日使うもの、そばにあるもので、ワクワクしたい。その価値観の中心がハンモックかなと思っています。ハンモックは中南米発祥で、寝具として生活の中で使っている地域なので、そういう人たちがつくる、歴史やカルチャーが感じられる、本物のものを届けたいです!」

    ▲実際にハンモックに座ってみることができます。

    2015年に会社を立ち上げてから、大輔さんは、毎年、ハンモックの本場・中南米へ旅に出ています。1年目にはコロンビアの先住民インディヘナがつくる布生地が特徴のハンモックを、2年目にはメキシコに住むマヤ人がつくるネット生地のハンモックを求め、現地を訪れ、多くの職人に会い、オリジナルのハンモックをつくりました。

    ハンモックの自社ブランドを立ち上げるべくまずは南米コロンビアへ!

    ▲「すさび」のハンモックをつくってもらっているコロンビアのハンモック工場。

    ハンモックの自社ブランドを立ち上げる。素人には、ピンと来なかったのですが、聞いてみると、その方法は予想以上の体当たりぶりでした。

    まずは、中南米の大使館5カ国ほどの貿易担当の部署に連絡を取り、ハンモックの輸入についてのノウハウをゲット。そして、ハンモックが伝統工芸として扱われているコロンビアに的を絞り、訪れてみることにしました。

    事前にハンモックの産地をチェックし、大使館の方にも知っている限りの情報提供をしてもらいつつ、現地で情報を収集して工場を見学。ハンモックの展示会にも参加し、その中からお気に入りのハンモックに出合い、その場で販売スタッフに「気に入ったから、現地に行くよ!」と訪れ、予想外に辺鄙な場所に驚くも、プロペラ機に乗って、工場へと乗り込んだことも。

    ▲真ん中が大輔さん。現地のハンモック工場のスタッフとともに。

    そんなこんなで、大小10社以上のハンモック工場をはじめ、ハンモックの産地として有名ないくつかの村をめぐった結果、北部のカリブ海沿いの町にある、1社に決定します。

    そこは、創業40年ほどの比較的大きなハンモック工場。
    働いている職人たちは、ハンモックの産地として有名な村の出身者が多く、子どもの頃から当たり前のようにハンモックをつくってきた人々がほとんど。そのため、確かな技術面に信頼が持てたそうです。

     

    お次はメキシコ。マヤ文明の伝来のハンモック生産地へ

    ▲家の中で、完全に手づくりでハンモックを仕上げる。完成までは1~2週間かかる。

    今年の1月には、マヤ文明としての歴史が深く、ハンモックの産地としても有名なユカタン半島・メリダへ。

    コロンビアとは違い、大きめの工場は少なく、中心部から車で1~3時間ほどにある周辺のいくつかの村で、先住民のマヤ人がつくっています。マヤ人は、村の外で暮らすことはあまりないそうで、大輔さんは、村と直接のやりとりはあきらめ、メリダにあるハンモック会社で働き、毎日、車通勤している貴重なマヤ人男性に出会い、現地へ行くことに。

    「コロンビアの村は、ハンモックの産地へ行くと、観光客向けのハンモックの売店みたいなものがあったのですが、メキシコのハンモックで有名な村の人たちは、ほとんど全員がつくっているような状況なので、まったく売っていなかったです」(大輔さん)

    こちらの動画で、驚愕の高速手作業が見られますよ!

    ▲メキシコでは布ではなく、ネットを使った生地が主流。夏は通気性が良く、涼しい。

    さらに、どんな場所でどうやってハンモックをつくっているのかと教えてもらうと、マヤの人々は、家の中で、しかも、本当に手のみでつくっているとのこと。

    次回は、気になる「すさび」オリジナルのハンモック紹介します。おたのしみに!

    (つづく)

     

    すさび

    [住所]神奈川県小田原市栄町3-12-8 2F
    [電話]0465-87-7923
    [営業時間]13:00~18:00
    [定休日]土曜・日曜・祝日 ※土曜日は予約により来店可。
    http://susabi.jp/

    ◎構成=上浦未来

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