キャンピングカー&車中泊カー最新注目の6モデル!「ジャパンキャンピングカーショー2022」リポート(後編) | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • キャンピングカー&車中泊カー最新注目の6モデル!「ジャパンキャンピングカーショー2022」リポート(後編)

    2022.02.20 ジャパンキャンピングカーショー伴 隆之

    快適で災害に強い進化系キャンピングカーが登場

    千葉県・幕張メッセで2022年2月10日〜13日まで開催された、「ジャパンキャンピングカーショー2022」。旅や遊びはもちろんのこと東日本大震災以降、有事に備えてキャンピングカーを買う人が増えており、防災設備を備えたモデルも多数展示されていました。

    さらに、エアコンやクーラーに電子レンジといった快適家電製品を装着したキャンピングカーも増えてきています。これら家電製品の動力となるサブバッテリーについても、リチウムイオン電池や大容量のポータブル電源などの普及により装着率が増加。また、電源の充電を行なうソーラーパネルや走行充電システムも、コンパクト化&高出力化しており、日々進化しています。

    トヨタ販売店でキャンピングカーが買える!

    今回は、新車の販売ディーラーで買うことができるキャンピングカーも多く展示されていました。

    トヨタ自動車は2020年5月より、国内にある4チャンネル(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)で、全車種の併売をスタート。これにより、販売店ごとのキャラクターを打ち立てにくくなったことも背景にあり、店ごとの個性を出すためにキャンピングカーの販売を始めたようです。

    「ハイエース」や「タウンエース」などの人気車両ベースに、キャンピングカー製造ビルダーとトヨタ系列店の協力により新たに誕生したモデルは、キャンピングカー専門店ではなく新車販売ディーラーでの購入が可能になりました。この取り組みは、ビルダーとディーラー、互いにとってメリットとなっています。

    そんな時代の流れもあって、少しずつ敷居が低くなってきたキャンピングカー。電源の容量や車中泊の快適性の向上など、利便性の進化もあって、ずいぶんと身近な存在になってきています。そこで今回は、会場で注目を集めていたバンやワンボックスをベースにした最新モデルを紹介していこうと思います。

    大人の「移動式隠れ家」

    ホワイトハウス「escort(エスコート)」。

    ホワイトハウスの「エスコート」は、ハイエースのハイルーフを活かした天井の高い空間にプラスして、フロントシートをオリジナルの回転機構付きシートを採用することで、フロントシートとセカンドシートで広々したリビング空間を生み出しました。

    フロントシートとセカンドシートで対面のリビングに展開が可能。車載用クーラーもオプションで用意。

    フロント部分を無駄にせず活用できることで、後方に常設のハイマウントベッドを配置。ベッド下も広大な荷室として使える利便性の高さも特徴です。

    エクステンションボックスと呼ばれるボディサイドにある出窓により、車内は広々。使いやすいキッチンに、大きなリビングのテーブルなど、ゆったりとくつろげる車内を実現しています。

    エアコン搭載で快適な2人旅を実現

    アネックス「RICORSO(リコルソ)」。

    アネックスの人気モデルである「リコルソ」。ハイエースのワイドボディ・ミドルルーフをベースにし、フロントにL字のキッチンを配し、後方は対面ソファの開放感あるリビング空間に。2人旅に特化したレイアウトです。

    今回はそんなリコルソにエアコンを装備した「リコルソac」を初公開。

    テーブルをセットしたままベッド展開でき、お座敷的な使い方もできる。

    コンパクトなポータブルエアコンをキャビネット内にビルドイン。

    エアコンはフロントのキャビネット内に収まっており、外部電源はもちろんのことサブバッテリーやポータブル電源での稼働に対応。

    オプションで電装システムの強化もでき、200Ahのリチウムイオンサブバッテリーに1500Wインバーターの搭載にも対応。これがあると約3〜5時間のエアコン連続使用が可能です。

    コンパクトさが魅力の「NV200バネット」がベース

    フロット・モビール「シュピーレンNV」。

    フロット・モビールの「シュピーレン」と言えば、気兼ねすることなく普通に毎日使えるキャンピングカーとして定評あるシリーズ。

    コンパクトな「タウンエースバン」ベースに加え、今回新たに加わったのが「NV200バネットワゴン」をベースにした「シュピーレンNV」が新登場。

    基本的にはシリーズに共通するレイアウトで、L字ソファによるリビングから簡単にベッド展開できる使い勝手の良さに加え、今回新たに明るめの家具色とデニムタイプのシート生地を採用。カジュアルな印象のインテリアは、遊びの基地としてのイメージにぴったりです。

    L字型のソファにより、2人旅でもゆったりと休憩や食事ができる。

    セカンドシートを1番前までスライドさせ、右側のソファを跳ね上げれば荷室をたっぷりと使うこともできる。

    カップルやソロで楽しめるポップな車中泊カー

    フィールドライフ「ROBBY(ロビー)」。リヤサイドの丸窓もアクセントになっている。

    マイクロバスをベースにした大型モーターホームや軽キャンピングカーを製造するフィールドライフが、「タウンエースバン」を初めてベース車両に採用したのがこの「ロビー」。バンライフをコンセプトに、外観はアウトドアテイストでまとめられた、ちょいワイルド仕様です。

    しかし、インテリアは白基調の家具に、デニム地のシートによりポップな印象。若い世代にもキャンピングカーや車中泊カーの楽しさが感じられる仕様に仕立てられています。

    また、スライドドア側は土足でも上がりやすいフロアにし、キャビネットやソファ側はウッドのフロアにするなど分けているのもポイントです。

    ホワイトを基調とした明るく清潔感のあるインテリア。左窓部分は有孔ボードにより小物などの収納に便利。

    気軽にディーラーでも購入できるモデルも登場!

    ワンボックスやミニバンなどをベースにした「バンコン」と呼ばれるジャンルのキャンピングカー。バンコンのベース車両の一番人気はハイエースですが、そんなハイエースキャンパーの製造を得意とするビルダーが「トイファクトリー」です。

    今回は、埼玉トヨペットとのコラボで製作した「グリーンバディ」をはじめ、ベースユニットと呼ばれる箱を基本にして天板や棚板、扉などを選んで好みの仕様に作ることができる「HACO×HACO」を展示。

    埼玉トヨペット×トイファクトリー「Green Buddy」。ハイエースの標準ボディ・標準ルーフがベースなので取り回しもしやすい。

    左サイドにコンパクトなシンク付きのキャビネットを装備。5人乗車で大人2人と子供1人の就寝ができる仕様。オプションのマットで4人就寝もできる。

    HACO×HACOは、多くのトヨタ系ディーラーで取り扱いがあるので、購入しやすいのも大きな魅力になっています。

    トイファクトリー「HACO×HACO」。

    ベースユニットに引き出しや飾り板、ベッドマットなど好きなアイテムをチョイスして自分らしい1台に仕上げることが可能。

    トイファクトリー「HACO×HACO」。多くのトヨタ系ディーラーでも購入できるのが特徴。

    工具無しでユニットを簡単脱着できる「イージーイン&イージーアウト」設計。自分のライフスタイルに合わせて構築できる。

    荷室の広さを上手に活用すれば趣味や遊びの幅がグンと広げられる。

    欧米やオセアニアなどに比べると、まだまだキャンピングカーの文化が浸透していない日本ですが、キャンプ人口の増加や、コロナ禍による「密を避ける」旅のスタイルへの関心の高まり、そして災害時の避難場所やライフライン確保の手段として、近年ますます多くの注目を集めるようになってきています。

    今後も全国各地でキャンピングカーショーが開催される予定なので、気になっている人はぜひとも足を運んで実車をチェックしてみてはいかがでしょうか? 新しいカーライフがそこにはあるかもしれません。

     

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと取材用のトヨタ・プリウス。また、日産エルグランドをベースに自身で車中泊カーを製作中。完成後はエルグランドで国内をキャンプ旅するのが目下の目標。

     

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