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    2021.08.27 雨のちハレ、ときどき農業生活

    リモートワークと並行しながら、100%オーガニックの鎌倉野菜を育てている朝農業生活も20203月から数えて1年半になろうとしています。その様子を『雨のちハレ、ときどき農業生活』としてお伝えしてきていますが、農業素人の僕たちの唯一の喜びは収穫した野菜たちを食べられることです。今日はにんじんです。

     にんじん豆知識あれこれ

    収穫したにんじんは葉が長くて、身は細長い。

    家庭菜園で鉄板の野菜として数えられるのがにんじんです。小さなころから食卓にある超メジャーな野菜ではありますが、「西洋種」と「東洋種」の2種類に大別され、僕たちが一般的によく食べているのは「西洋種」のにんじんになります。

    西洋種

    江戸時代に長崎に伝わり、栽培がしやすいことから明治以降は主流に。現在、日本でよく出回っているオレンジの色味が強いのが特徴のもの。長さが15cm前後で、形は少し丸みがあり、表面はなめらか。βカロチンが多く含まれていることで知られる。

    東洋種

    西洋種が日本に広まるまでは主流で、赤や黃色、紫色のものや細長くてごつごつしているのが特徴。リコピン、アントシアニンが多く含まれ、栽培が難しいため、今ではあまり見かけない。お正月によく食べられる「金時にんじん」は東洋種の代表格。

     言わずと知れたにんじんは、年間を通して流通し価格の変動も少なく、家庭料理で大活躍の存在ですが、僕たちが収穫したにんじんは葉が長くて、身は細長く育っていました。どうやら少し栄養が足りなかったらしい

     どんな料理にも使いやすいオールラウンドプレイヤー

    いざ調理となると、にんじんはさすがです。ご飯もの、汁物、酒のあて、おかずなどなど、どんな料理にも使いやすいオールラウンドプレイヤーぷりを遺憾なく発揮します。

    一汁一菜ならぬ、炊き込みご飯と豚汁だけというシンプルな食事。

     料理好きとしての目で言うと、調理が簡単な上に、全体に色味を与えてくれるとこところが名プレイヤーなのだと思います。もちろん、栄養価もしっかりあるので申し分ない存在です。

    お酒のつまみとしてサクッとこしらえたキャロット・ラペ。

    スライサーを使って千切りにして、酢とオリーブオイルをベースにした調味料と合わせたら完成!時間にしてたぶん数分。ラペを先に作って、冷蔵庫で少し寝かせている間に他の料理を手がけると良いです。ラペを冷蔵庫から取り出し、お皿に盛りつける時に白胡麻を添えると和風に変身します。

     栄養価が非常に高いにんじんのの使い方

    課題は大量の葉っぱでした。

    スーパーで葉っぱ付きの大根が売られているのをよく見かけると思いますが、葉つきのまま売られているにんじんは見かけません。どうしてだと思いますか? 葉つきのにんじんのことを「葉にんじん」と呼び、葉がついていない「にんじん」と呼び名を分けられているそうです。

    「葉にんじん」は別名「にんじん菜」と呼ばれ、根が成長する前の若いときに間引きして収穫されたものや、葉を食用とするために栽培されたものを指します。根が完全に成長した状態のにんじん(=僕らがよく見かけるもの)の葉は硬く、葉にんじんの葉は柔らかく食べやすいのが特徴です。

    そして何より、葉にんじんの葉は身である根よりもビタミンA2倍以上、たんぱく質は3倍、カルシウムは5倍と葉のほうがより豊富に栄養を含んでいるのが大きな特徴だそうで、栄養価の非常に高い大量の葉っぱをどう処理するか、頭をひねって考えた答えが「チヂミ」でした。

    具材の50%以上がにんじんの葉で構成されたチヂミ。

    葉っぱ独特の苦味を緩和させるには、ピリ辛のタレと一緒に食す粉ものチヂミがベスト!と思いついたのですけど、大正解でした!ビールにも日本酒にも合います。ただ、味は単調なので、後半に、タレに少しごま油を加えると味に変化が起きるのでおすすめです。

     こうした収穫と調理のプロセスは、当たり前のようにスーパで眺めていた野菜たちを、より深く知るきっかけにもなっていて、ど定番の野菜であるにんじんもなかなか奥が深いんだなと改めて思いました。

     自分で育てた野菜を持ち帰り、土を洗いながら調理法を考える時間がとても楽しく、生活に充実感を与えてくれます。毎日の献立を考える苦痛とは違う料理との向き合い方を教えてくれるのも『雨のちハレ、ときどき農業生活』の醍醐味のひとつです。

    私が書きました!
    フリーライター
    山田 洋
    2020年3月から、「ときどき農業生活」を始める。きっかけは「耕作放棄地を農地に再生したい!」と、1200平米ほどの農地を借りた友人のお手伝いから。リモートワークと並行しながら、100%オーガニックの鎌倉野菜を育てるために雑草との格闘を続けている。

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