ゴアテックス、ビブラムソール装備!アゾロの新作トレッキングブーツは人を選ばない至高の1足 | フットウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • ゴアテックス、ビブラムソール装備!アゾロの新作トレッキングブーツは人を選ばない至高の1足

    2021.07.17

    イタリアの老舗登山靴メーカー・ASOLO(アゾロ)は、合成繊維やゴアテックスといった素材や生地をいち早く取り入れた靴を数多く手がけ、世界中の登山家を魅了している。

    この度、同ブランドから新作のブーツが発売されたとの情報を聞き、早速使ってみたのでレビューしていく。

    メジャー素材をふんだんに使った軽量登山靴

    「ファインダー GV」¥25,300

    今回紹介する新商品は、日帰りもしくは山小屋泊の登山向けに開発されたミドルカットのトレッキングブーツ。30L程度のバッグで登山する人を想定しており、本格派というより趣味で山登りをする人に最適なものと言える。

    アッパーは引き裂き強度に優れたコーデュラナイロン、ランドラバー(アッパーとソールの接合部を守る部品)は1.61.8mm厚の撥水スエードを使用。

    履き口の高さはフロントガ8.5cm、バックが5cm。

    登山靴の大事なポイントは、(1)防水透湿性、(2)クッション性、(3)グリップ力があげられる。(1)は足の濡れ・蒸れを防止して不快感を軽減し、(2)は疲れや膝の痛みを緩和してくれる。(3)はぬかるみのある場所でも滑らない機能である。

    これらを考慮して、ファインダー GVを細かくチェックしよう。

    ゴアテックス搭載で防水透湿性は解決

    サイドにさりげなくつくゴアテックスのタグ。

    ライニング(裏材)にはゴアテックス エクステンデッド コンフォートを採用。防水透湿性に優れ、発汗量の多い季節や夏場の登山でも不快感なく使える。これがあるなしでは、特に雨の日の快適性は断然に異なってくる。

    独自の三層ソールが足運びを楽に

    シャンクプレートは中厚手のポリプロピレン製(写真はフットベッド部)。

    ミッドソールはクッション性の高いEVAを使用。

    アウトソールはビブラム メガグリップを装備。

    アゾロのブーツは、長年培った技術で培ったソールシステムが特徴。ファインダー GVには「ラディアント・テクノロジー」というものを採用しており、シャンクプレート(不整地でも安定して歩けるねじれ防止のプレート)・ミッドソール・アウトソールの三層構造が軽快に歩けるようにサポートしてくれる。

    特にビブラム メガグリップは、従来のビブラムソールと比べて縦方向に30%、横方向に20%のグリップ力を向上させたハイパフォーマンスソールである。

    そのほかのポイントもチェック

    アウトソールの厚みは外側より内側のほうが厚め。

    歩いているとき、足の着地時にかかとが内側に倒れ込む経験をしたことはあるだろうか。この動きをプロネーションと呼び、着地の衝撃を和らげる効果があるのだが、この倒れ込みが大きいと膝を痛めたり、筋肉や関節に悪影響を及ぼしたりするとされている。

    アゾロのブーツは、このプロネーションが起きにくいように、アウトソールの形状を変えることで過度な倒れ込みを防いでくれる。

    タンとアッパーは一体型を採用。

    タンとアッパーが分かれているタイプと一体のタイプがあるが、アゾロのブーツは後者を採用。これによって雨が降っても水が中に入りにくくなっている。また、シュータンが左右にブレることも防いでくれる。

    フックだけでなくアイレットも金属製。

    シューレースを引っかけるアイレットとフックはともに金属製でクラシカルなテイスト。通しやすいだけでなく耐久性も申し分なし。

    ただし、フックはときに反対の靴に引っかかる可能性があるため、シューレースは上までしっかり結ぶようにしよう。

    トゥには別素材の補強材を装備。

    登山中は岩場や高低差のある場所を登ることがあるため、トゥの補強も見逃せないポイント。また、アウトソールがつま先まで伸びた形状で、つま先の保護にもひと役買っている。

    実際に履いてフィールドで歩いてみた

    登山靴にしてはシャープで端正な佇まい。

    ファインダー GVのポイントをチェックしたところで、実際に履いて機能を調べてみた。

    筆者は普段25.5cmのシューズを履いているが、今回は26.0cmを使用。というのも、寒い季節は肉厚のソックスを履くことがあり、問題なく履けることを想定して少し大きめのサイズを選んだ。また、イタリアのブランドということでワイズが狭いことも考慮している。

    履いてみると、見た目に反して横幅が広いことに気づいた。窮屈な感覚はなく、肉厚のソックスを履かない人はジャストサイズでもいいかもしれない。

    シワはちょうどアイレットの間に寄り、指が痛くなることはなかった。

    パンツはモンベルの「O.D.メッシュパンツ」を使用。パンツによってはシューズの履き口がもたつくことがあるが、こちらは問題なかった。

    「歩くとアイレット同士が当たるかな?」と心配していたが、実際に歩くと当たることはなく、スムーズな足運びができた。

    1時間程度の歩行でも足の疲れはほぼなし。

    今回は栃木県塩谷郡のとあるキャンプ場で履いてみた。ここは管理棟からサイトまで山登りするほどの傾斜と距離があり、一般的なシューズでは往路だけでも足が疲れてしまうことで知られる。

    履いてみて、インソールとミッドソールのクッション性が利き、往復ともに楽に歩くことができた。また、重量は片足560gと軽いため、スイスイと足を運べたのも好印象。個人的には、キャンプでも登山でも快適に履ける1足だと感じた。

    気になる点は「先端がややタイト」

    シャープなデザインのトゥ。

    個人的に気になったのは、ほかのトレッキングブーツと比べて先端がタイトであること。

    日本人の足の形は、親指がもっとも長く、小指にかけて下がるエジプト型が多い傾向にあり、難点として親指と靴の内側がぶつかって外反母趾になりやすい傾向にある。

    ファインダー GVの先端を上から見ると、人差し指あたりを頂点に山型になったデザイン。これはギリシャ型(人差し指がもっとも長く、そこを頂点に親指と小指に向かって傾斜になった形)に向いたデザインで、人によっては親指もしくはその関節が痛く感じるかもしれない。

    登山は長時間にわたって歩き続けるため、靴選びはとても重要なポイント。ファインダー GVはモンベルのオンラインショップでも購入できるが、できればショップで試し履きをしてから検討してもらいたい。

    ファインダー GVは初心者にも玄人にも使えるオールラウンダー

    ゴアテックス、ビブラムソールと信頼性の高い生地・素材を使用し、さらに使い手の足に配慮したソール構造で多くの登山家に向いている1足。新しい登山靴を買いたいと思っている人や、買い替えを検討している人はぜひ試してみてはいかがだろうか。

    商品概要

    アゾロ「ファインダー GV

    サイズ:K6.0(25.0cm)K10.5(29.5cm)
    重量:560gK8.0片足)
    カラー:グラファイト×フレーム(GP/FL)、グラファイト×ガンメタル(GP/GM

    アゾロ 公式サイト
    https://www.asolo.jp.net

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