SOTOのレギュレーターストーブ「ST-310」は、ゴトク一体型のシングルバーナー。ソロキャンからファミキャンまで広く使われ、入門ギアとしても定評のある商品です。
そのままでも使い勝手の良い商品ですが、さらに機能的にするためのオプション商品があります。それが純正販売されている、「アシストセット」です。
ST-310をより機能的にしてくれる3点セットの、使用方法や使用感などをご紹介したいと思います。
かゆいところに手が届く3点セット
「アシストセット」の中身はこの3点。メーカー希望小売価格は¥2,068です。
アシストセットには、レギュレーターストーブ「ST-310」を使いやすくする、3つのアイテムが入っています。
円形の「アシストポーチ」、大きなレバーの「点火アシストレバー」、ゴトクの足をカバーする「アシストグリップ」。
本体への取りつけには、「食用油」と「プラスドライバー」が必要になります。
それでは、ひとつずつ取りつけ方などを見ていきましょう。
取りつけてみよう【点火アシストレバー】
【取りつけ方】
1.本体にある器具栓つまみ(火力調整用の針金部分)を、広げて取り外します。
2.レバー部分が下になるように、アシストレバーを差し込みます。
3.上部にあるネジを、プラスドライバーでしめます。
4.器具栓つまみを、元のように取りつけます。
【使用感】
最初の仕様では、指の入りづらい場所に点火スイッチがあります。押そうとすると本体が動いてしまうため、固定のために両手を使わないと、点火がむずかしいです。
点火アシストレバーをつけることで、指一本で点火ができるようになりました。力もいらず、本体を持ち上げることもなく点火できるので、操作性が格段にアップしました。
取りつけてみよう【アシストグリップ】
【取りつけ方】
1.そのまま押し込むとなかなか入っていかないので、アシストグリップの細いほうの先端に食用油をつけます。油をつけた部分を、軽く指でもみます。
2.油のついた部分から、ゴトクに差し込みます。バーナーヘッドに油が垂れないよう、ティッシュやキッチンペーパーなどで保護しておきましょう。
3.細い部分が同じ高さになるところまで、グリップを押し込みます。他の3本も同様に取りつけましょう。
【使用感】
ST-310は、ゴトクとバーナー部分が一体になった、シンプルなデザインが美しいバーナーです。
その形状から、使用しているとどうしてもゴトク部分が熱くなってしまいます。そうなると、バーナーを置いている作業台にもかなりの熱が伝わってしまいますね。
使用中、使用直後にゴトクの金属部分にうっかり触れてしまうと、火傷してしまう心配もあります。
実際にバーナーを使用した後、グリップ部分に触ってみましたが、いつもなら熱いゴトクの足に触ることができました。
(※もちろん他の部分が露出しているので、絶対安全というわけではありません。使用中、使用直後にゴトクに触れるのはやめましょう)
アシストグリップをつけることで、滑り止めにもなります。バーナー自体が安定する効果が期待できるので、これも安全性の向上につながりますね。
ポーチの使用感
アシストポーチは、円形のシンプルなデザインです。
ST-310本体に付属で布袋もついていますが、こちらのほうが断然しっかりした作りになっています。見た目も布袋より高級感がありますし、ぴったり収納出来るのが気持ち良いですね。
上下にはクッション性があって、運搬時の衝撃に強くなっています。ファスナーのついている横部分はクッションが入っていません。ハードケースと違って、押しつぶしには気を付けたほうがよさそうです。
まとめ
アシストセットを使うと、使用感や安全性がワンランク上がることが分かりました。
付属品のお値段としては少し悩む価格かもしれませんが、「使ってみて損はない」ことは確かなようです。
なお、アシストセットは「点火アシストレバーとアシストグリップの2点セット」も販売されています。ポーチが付属していないタイプですね。
オレンジ、イエロー、ブルーのカラーバリエーションがあるので、明るい色にドレスアップしたい方に特におすすめです。