ストウブの鍋にオリジナルグリップを装着!
料理好きなら一度は聞いたことがあるであろうストウブの鍋は、キャンパーからもダッジオーブンとして人気がある商品です。
しかし高級な鍋であり、そもそも屋内での使用をメインにデザインされているため、あまりキャンプシーンに似合わないのが気になる点。
そこで今回は、ストウブの鍋をアウトドアに似合うよう、フタの持ち手部分を、木製のオリジナルグリップに交換する方法をご紹介します。
グリップが変わるだけで随分とアウトドアに似合うようになり、キャンプで使えば写真映えもするし、きっと気分も高まりますよ。
もしストウブの鍋を使っているキャンパーの方は、グリップのDIYと交換にチャレンジしてみてください。
オリジナルグリップの作り方・装着方法
作り方
今回使うのは、ストウブのピコ・ココットラウンドという鍋。
ガス火や焚き火での加熱はもちろん可能ですが、IHにも対応しているため自宅でも活躍する鍋です。
元々装着してあるグリップは、金色の高級感あふれる真鍮製。
しかしアウトドアシーンには少々似合わないため、今回はこの真鍮製グリップを交換します。
今回製作するグリップは木製で、1本の木材から削り出します。
私が使用したのは檜の木材。適度に柔らかく、ナイフで加工するのに向いています。
鍋の蓋に装着するグリップの大きさを想像し、その大きさに合わせて木材を切断します。
ナイフでの削り出し作業は、あまり凝り過ぎると、いつの間にか木材を削り過ぎて小さくなってしまうことがあります。
想定している大きさより、少し大きめに木材を切断するのがおすすめです。
木材をのこぎりで切断する際は、誤って怪我をしないように気を付けましょう。
好みのデザインのグリップになるように、木材を削り出しましょう。
デザインに合わせてナイフを選択すると、仕上がりが良くなります。細かいデザインなら刃先の細いナイフ、私が今回作ったような槌目をモチーフにしたデザインなら、カービングナイフを使うのがおすすめです。
刃物を扱う作業は怪我をしやすいです。刃を動かす先に、絶対に手を置かないように気を付けましょう。
ナイフで削り出した後は、紙やすりでグリップをなめらかに仕上げます。
ナイフで削った際に、木材にささくれなどができた場合は、粗目の紙やすりを使います。
細かい傷を消すだけなら、細目の紙やすりで綺麗に仕上げます。
装着方法
先ほどまで作っていたグリップはここで一旦置いておき、ストウブの鍋の裏を確認します。
元々の真鍮製グリップは蓋裏からネジで留められており、プラスドライバーで簡単に外すことができます。
蓋裏のネジを回して、真鍮製グリップを取り外します。
真鍮製グリップは無くさないように、大切に保管しておきましょう。
ネジは木製グリップを取り付ける際に使います。ネジは径が5mm、長さが約18mmあるのを確認しましょう。
木製グリップを装着するために、鬼目ナットをグリップに埋め込んで、ネジを締められるようにします。
真鍮製グリップを留めていたネジは径が5mmなので、鬼目ナットはM5のものを選びましょう。長さは13mmを選びましょう。
先ほど作った木製グリップに、鬼目ナットを埋め込むための下穴をあけます。
鬼目ナットの商品パッケージに記載されている下穴径で、電動ドライバーを使ってグリップに穴をあけましょう。
穴の深さは鬼目ナットが入る13mm程度にします。ノギスの副尺で深さを計りながら、穴の深さを調整しましょう。
下穴をあけた木製グリップに、六角レンチを使って鬼目ナットを埋め込みます。
鬼目ナットはネジの外側にツメが付いているような形状をしており、木材に埋め込むとツメが引っ掛かって簡単に抜けなくなります。
蓋裏からネジを差し込み、木製グリップに埋め込んだ鬼目ナットと合わせて、固く締めれば完成です。
蓋裏のネジにプラスドライバーを当てて、木製グリップをしっかりと締め込むようにしましょう。
このグリップが万が一抜けてしまうと危険ですので、抜けないようきつく締まっているか必ず確認してから使用するようにしてください。
オリジナルグリップで、見た目・使い勝手がアップする!
ストウブの鍋は蓄熱性・保温性が高く、キャンプシーンで使えば料理のレパートリーが広がります。
木製グリップを自作することで、鍋の見た目自体もキャンプシーンによく似合うようになります。
鍋を加熱すると真鍮製のグリップはとても熱くなりますが、木製グリップは温度が上がりにくいため、加熱後も手で蓋を開けられるのが特徴です。
見た目のドレスアップになり、使い勝手も向上する木製グリップ。
もしストウブの鍋を持っているというキャンパーの方は、ぜひ試してみてください。