テーブル照明や補助照明として利用されることの多い、キャンドルランタン。
キャンプサイトをオシャレに飾るキャンドルランタンですが、使っているうちにロウがガラス部分などに付着してしまうことがよくあります。
余分なロウが付着したままだと見栄えも悪く、正常な働きをしない場合も。
今回はそんなロウが付着してしまった、キャンドルランタンのメンテナンス方法をご紹介します!
定期的にお手入れをして、いつまでも綺麗なキャンドルランタンを楽しみましょう!
ロウの除去方法はふたつある!
キャンドルランタンからロウを除去する方法は、ふたつあります。
ひとつは、削り落とす方法です。
ロウは冷めると白く固まります。
固まったロウは金属やプラスチックなどの硬いものでこすることで、簡単に削り取ることができます。
この方法は、キャンドルランタンの外側や、たいらな部分に付着したロウを取り除くのに適しています。
ただし、キャンドルランタン本体を傷つけたり破損してしまったりする危険性があるので、力加減にはご注意ください。
もうひとつは、今回ご紹介する温めて取り除く方法です。
ロウは温めると液体へと変化します。
この作用を応用すれば、キャンドルランタンの内側や傷を付けたくない部分のロウも、綺麗に取り除くことができます。
メンテナンス手順紹介
前回のキャンプの際に、愛用しているUCOのキャンドルランタンを倒してしまいました。
その際に、溶けたロウがキャンドルランタン全体に付着してしまい、非常に見映えが悪い上、本体をコンパクトにする機能も使えなくなってしまいました。
今回は実際に、そのロウが付着したランタンのメンテナンスを行ないながら、手順をご紹介します。
UCO以外のキャンドルランタンにも応用できますので、参考にしていただけると嬉しいです。
必要なものは以下の5点。
・バケツ
・70度程度のお湯
・液体洗剤
・キッチンペーパー
・ドライヤー
1.キャンドルランタンを分解する。
取り外せるパーツを全て分解します。
本体と一体になっているガラスなどは、無理に取り外す必要はありません。また、メーカー説明書にて分解できる記載がない部分に関しては、絶対に分解しないように注意してください。
UCOのキャンドルランタンの場合は、本体の下部を反時計回りに回すと簡単に分解することができます。
2.バケツに70度ほどのお湯と少量の洗剤を混ぜ合わせる。
ロウは60度で溶けるので、60度以上のお湯が必要になります。
温度が高すぎると、ガラスやプラスチックのパーツが破損する可能性があるので、温度は高すぎないようにご注意ください。
液体洗剤を混ぜることで、溶けたロウの再付着を防ぐ効果があります。
使用する洗剤は、素手で触れられる洗剤ならどのようなものでもOKです。
今回は自宅で使用している食器用洗剤を使用しました。
3.分解したパーツをお湯に浸ける。
それぞれのパーツをお湯に浸けます。
4.お湯が冷めたらパーツを取り出す。
ロウが溶けた時点で取り出してもいいのですが、素手で触ると暑いので、僕はお湯が冷めるまで待つようにしています。
排水溝にロウが詰まらないように、浮いてきたロウを取り除き、お湯だけを排水溝に流すようにしましょう。
5.パーツを取り出し、キッチンペーパーで水分を拭き取る。
この時にロウが残っている場合は、少し力を入れて拭き取ると綺麗に取り除けます。
ガラスのパーツは傷がつきやすいので拭き取る代わりに、温め直したお湯にもう一度浸けると、さらに綺麗になります。
6.パーツを乾燥させる。
パーツを組み立てる前に乾燥させます。
濡れたままのパーツを組み立ててしまうと、サビや故障の原因にもなるので、しっかり乾かしましょう。
7.パーツを元通りに組み立てる。
最後に元通りに組み立てたらメンテナンス完了です。
組み立て方を忘れそうな方は、分解する際に動画を撮っておくと後から見直すことができて安心です。
ドライヤーを使用したメンテナンス方法
ドライヤーを使用することで、もっとお手軽にロウを取り除くこともできます。
特に濡らしたく無いパーツや、分解できないものの場合はドライヤーでのメンテナンスが最適です。
溶けたロウはキッチンペーパーなどで拭き取るだけで、簡単に取り除くことができます。
この方法は少量のロウを取り除く際にもおすすめです。
まとめ
キャンドルランタンは作りがシンプルなものが多いので、メンテナンスをすることで何年も使い続けることができます。
今回はロウを溶かす薬剤を使用していないため、細かいロウは多少残ってしまいましたが、使用するには十分すぎるほど綺麗になりました。
キャンドルランタンをお持ちで、メンテナンスにお困りの方は、ぜひこの方法を試してみてください。