今日はお友達と一緒に渓流釣りをしま~す!
謎の友達=苺たるとちゃん登場!
この日、かほなんは一人の女の子を紹介してくれた。
「彼女は、私の友達なんです」
「ハイ、”苺たると”です!」
「なぬ?」思わず、二度聞き直してしまった(失礼!)。
静かな渓流に笑顔のアイドルがふたり
満面の笑みで自己紹介する苺たるとちゃん。聞けばかほなんのアイドル仲間なんだとか。なるほど、聞き間違えたかと思ったお名前にも納得だ。
普段は、グループでアイドル活動をしている彼女もYouTubeで「たるちゃんねる」を開設している。ソロキャン、おうちキャンプ、キャンプ道具レビュー、ハイキング、釣り、お料理など、様々なアウトドアアクティビティにチャレンジし、その模様を紹介。二人で一緒にアウトドア遊びをしている様子をそれぞれの目線で描いた動画が、お互いのYouTubeチャンネルで公開され好評を博している。
渓流釣りは、魚から見つかりにくい服装で
「今日は、たるちゃん(※苺たるとちゃんをかほなんはそう呼んでいます)と一緒に渓流にやってきました。たるちゃんと渓流に来るのは、3回目になります。前回は、ピンクのウェアを着ていたけれど、今回は、服装もバッチリですね。まだちょと目立つ色だけれど…可愛いからまぁいっか(笑)」
そう話す、かほなんも昨年、渓流釣りをはじめたばかり。とはいえ、回を重ねるごとに腕を磨き、苺たるとちゃんにとっての渓流釣りの師匠となっていた。
続いて苺たるとちゃんが話す。
「今日は、かほなんと二人で釣ります。前々回は、小さい魚、なんだっけ、カワムツかな?を3匹釣りました。服装もハデハデでお魚に気がつかれちゃったみたい。だから、今回は、少し地味な服装で、足元も滑りにくいウェーダーを履いています。今日こそ、本命のアマゴを釣りたいです」
かほなん師匠の教えに従い、服装も整えてきた苺たるとちゃん。「岩影に身を潜め、魚に見つからない」ことを意識して渓流釣りをスタートした。
川原で、糸の結び方などをおさらい。まずは、苺たるとちゃんが竿を出し、その姿をかほなんが見守った。ポイントとの距離を目測し、振り出し竿を伸縮させながら流れに餌を落とす。その釣り方は、師匠かほなんそっくり。
うしろから、そっとコツを伝授
しばらく釣っている様子をみつつ、時折アドバイスをするかほなん。
ところが、30分以上釣ってもあたりがない。
大切なのは川のどこにどうやって餌を流すか
「滝みたいになっているところがあるでしょ。こちらからみて、流れの奥、中、手前と順に流してみて」
かほなんの指導の通り、エサを流し、水面の少し上に出るようセットしたマーカーを注視する苺たるとちゃん。これが水中に引き込まれたら、魚が掛かったサイン。それを見逃さないよう、表情は真剣そのもの。
かほなんは見本を示したあとに、少し離れたポイントで自分の釣りを楽しむことに。
別々のポイントに分かれて釣り開始!
「渓流の魚はほんとうに敏感なんで、二人で同じポイントを狙うのは難しいんです。歩く音とか、人影が二つになると目立っちゃうじゃないですか。それに、一度通った場所は、魚が警戒してしまい釣れません。二人で一つの川に入って釣るのはなかなか難しいですね」
そこから、少し進むと川が2本に。枝分かれした別の川へ移動するかほなん。苺たるとちゃんは、そのまま今いる渓流を釣り上がる作戦だ。
1時間経過。釣果はいかに?
1時間も経っただろうか。かほなんは、大きなアマゴとアブラハヤを釣って渓流横の道を歩いて下った。
「わ~すごい!かほなん、釣れたんだ。よかったね」
と言う苺たるとちゃんは、この日の釣果はなし。残念!
釣りのあとは、川原でランチづくり
その後は、少し広い川原に出て、それぞれのカメラで撮影しながら、お互いに料理を作ってシェアする作戦だ。
かほなんは、”アマゴの甘露煮で作るニシンそば風”(https://www.bepal.net/cooking/99111)を作った。一方の苺たるとちゃんは、コンパクトストーブとメスティンを使ってアヒージョを作り、パンを切って添えた。”和”なかほなんに対して、”洋”な苺たるとちゃん。二人は作った料理を交換しあい、それぞれのカメラにコメントする。
「今日も釣れなかったけど、今年は、なんとかアマゴを1匹でも釣りたいです。アウトドアは、始めたばかりだけど、自然のなかで過ごす時間が大好きなんで、かほなんに教わりながら、いろいろチャレンジします。よかったら、YouTubeの”たるちゃねる”もチェックしてくださいね」
じつは、過去にハゼ釣り大会で優勝したこともあるという苺たるとちゃん。今後のスキルアップが楽しみだ。皆さまも、ぜひ、二人それぞれの視線で描かれた動画をYouTubeでチェックしよう。
協力/郡上漁業協同組合 http://www.gujo-fc.or.jp/
構成/山本修二