シェルジャケットとは?構造や選び方を徹底解説 | アウトドアウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.09.28

    シェルジャケットとは?構造や選び方を徹底解説

    シェルジャケットとは?構造や選び方を徹底解説
    アウトドアから、日常のタウンユースまで、幅広いシーンで活躍するのがシェルジャケットです。
    今回は、シェルジャケットの基本から選び方のポイント、シーン別のおすすめまで解説していきます。

    シェルジャケットとは?

    モンベルのレインウェア
    風雨などから身を守ってくれるレインウェア。

    シェルジャケットとは、風雨や雪などの、自然の脅威から身を守ってくれるアウターウェア全般のことを指します。

    アウトドアで着用されるウェアにはいくつか種類がありますが、シェルジャケットの大半は最も外の刺激に触れるアウターに分類され、文字通り「殻(シェル)」としての機能を果たしてくれます。

    防水透湿性に特化したレインウェア、ストレッチ性と適度な保温性を持つソフトシェル、雪の侵入を徹底的に防ぐハードシェル、軽量で風による体温低下を軽減するウインドシェルなどの分類がシェルジャケットにはあります。

    季節をはじめとした様々なシチュエーションを想定して着用することで、その機能は最大限に発揮されます。アウトドアでは欠かせないウェアなのです。

    シェルジャケットの構造

    高い機能性を持つシェルジャケットですが、単体で着用するのでは必要な機能が不足します。
    そのため、ミドルレイヤーやインナーレイヤーなどとの組み合わせが不可欠になります。

    アウターシェル

    ハードシェル
    厚く強固な素材で風雪の侵入を防ぐハードシェル。

    多くのシェルジャケットが該当するのが、このアウターシェルです。

    ウェアの中でも一番外側に着用するため、高い防水透湿性や防風性が求められます。

    GORE-TEXや各ブランドの防水透湿素材を採用されるなどして、外からの水分を遮断し、内部で発生した蒸れを放出する役割を担うものが多くあります。

    ミドルレイヤー

    ソフトシェルジャケット
    アウターとミドルの両面で機能するソフトシェル。

    アウターシェルとインナーレイヤーの間に入る層で、主に保温を目的としています。

    フリースや薄手の化繊・ダウンジャケットなどがこれにあたり、アウターでも着用するソフトシェルをミドルレイヤーにする場合もあります。

    運動量や気温に応じてウェアの厚さを調整することで快適な状態を保つために、登山では着脱する機会も多いです。

    インナーレイヤー

    吸水速乾性に優れたインナーレイヤー
    吸水速乾性で行動をサポート。

    肌に直接触れる層で、汗を素早く吸収する役割を果たします。

    速乾性のあるポリエステル素材などが使われることが多く、汗冷えを防ぐ上で非常に重要です。

    また冬では保温性も備えたインナーもあり、暖かさのベースを作ることで、寒さに震えることなく活動できます。

    シェルジャケットの選び方

    素材で選ぶ

    ウインドシェルの素材
    ウインドシェルは生地が薄く軽量な素材が多く採用される。

    GORE-TEXやブランドオリジナルの防水透湿素材をはじめ、化繊やダウン素材など、求める機能に合わせて素材を選ぶことが大切です。

    素材によって様々な特性があり、ストレッチ性を備えたり高い耐久性を有するなど、素材を知ることで求めるシェルジャケットを選ぶことができます。

    防水性で選ぶ

    アウターの防水
    止水ジッパーで水の侵入を防ぐ。

    シェルジャケットで求められる代表的な機能が防水性です。

    外からの水分の侵入を防ぐ防水性ですが、防水性と合わせて内部の蒸れを外に放出する透湿性も考慮する必要があります。

    内部が蒸れると雨に降られたように濡れてしまうので、運動量が多いのを想定する場合は透湿性重視、活発に動かない場合は防水性重視で考えると良いです。

    保温性で選ぶ

    ソフトシェル 内側
    運動性と保温性のバランスに優れるソフトシェル。

    シェルジャケットには、メインとなる防水性や防風性のほか、適度な保温性を備えるモデルがあります。

    ミドルレイヤーやインナーレイヤーに保温性が備わる場合は必ずしも必要な機能ではありませんが、ミドルレイヤーとしても機能するソフトシェルには保温性が重要です。

    機能性で選ぶ

    この他、動きを妨げないストレッチ性、風による影響を最小限にする防風性、素材や厚みにより変化する耐久性などがあります。

    シェルジャケットは複数の特長がまとまった高機能ウェアなのです。

    シーン別おすすめシェルジャケット

    アウトドア

    ハードシェル
    シェルジャケットの中でも過酷な環境に耐えるハードシェル。

    アウトドアでは厳しい環境になるほど真価を発揮するシェルジャケット。年間を通して予測される悪条件といえば雨と強風になるので、これらから守ってくれるレインウェアがあると良いです。

    レインウェアは雨や風のほか、低山であれば雪の日でも活躍できるオールラウンドな性能を有しています。

    アクティビティ

    ウインドシェルジャケット
    視認性が高いと遭難時に発見されやすい。

    レインウェアのほか、晴天時で活発に動く場合はソフトシェルやウインドシェルがおすすめです。

    春の温かい日や夏の標高の高い場所なら保温性のないウインドシェル、秋冬の行動ならソフトシェルが最適です。

    クライミング

    ソフトシェル 背面
    しなやかな動きに追従するソフトシェル。

    クライミングは身体の動きを妨げないストレッチ性が特に重視されます。

    そのため、ストレッチ性の高いソフトシェルで、保温・防風・撥水性といった広範囲をカバーするとよいです。

    タウンユース

    汗をかくような運動を想定せず、安全な環境にいるタウンユースでは、ウインドシェルやレインウェアがおすすめです。

    雨が降れば自然と同じくレインウェアが重宝し、自然での活動に耐えるアウトドア向けのモデルであれば、街で雨が降っても濡れて困る可能性は低いです。

    シェルジャケットは必須アイテム!快適さを重視!

    いかがでしたか。様々な機能を一着に込められたシェルジャケットは、その用途に応じて非常に多くのモデルが展開されています。

    キャンプや登山をはじめる場合は、まずは汎用性が高いレインウェアを入手するのがおすすめ。アウトドアユースからタウンユースまで幅広く活用でき、シェルジャケットの機能性を実感しやすいです。

    ぜひ自分に合ったシェルジャケットを探してみてください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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