
今回はタイヤ周りの洗浄やワックス、車内マットの洗浄など、キャンプ後で特に気になるポイントの洗車について紹介します。
キャンプのあとは洗車が重要

大自然を愛車と共に満喫するキャンプ。道具と仲間を乗せてフィールドを走る時間は、至福の時間でもあります。そんなキャンプから帰ったあと、翌朝クルマを見ると誇らしげな汚れが視界に入ってきます。
ボディには埃や泥はね、車内にも同様の汚れが目立ち、存分に楽しんだと思える痕跡が至るところに。このまま汚れを放置すると、ボディの劣化を早めるだけでなく、視界が悪くなり交通事故の原因になる恐れもあります。
また、アウトドアでは一般道より荒れたところを走ることもあるので、クルマが損傷していることもあります。ここでは汚れからクルマを守り、安全運転するために必要な洗車についてご紹介していきます。
洗車に必要な道具

ここでは筆者が普段使っている洗車道具をご紹介します。必要なものは以下になります。
- バケツ
- カーシャンプー
- スポンジやウエス
- コーティング剤
- カーペットローラー
- ハンディクリーナー※無くても大丈夫
- リンサークリーナー※無くても大丈夫
洗車の手順:ボディ
水で大まかな汚れを落として全体を濡らす

まずはシャワーでボディ全体の大まかな汚れを落とし、濡らしていきます。目に見えるものから小さな埃まで、水で洗い流せる汚れを落とすことで、洗車時に発生する小キズを予防します。また、水道水は乾くと水アカになるので、拭き上げるまでは常にボディを濡らしておくのが良いです。
カーシャンプーを泡立てる

続いてカーシャンプーを泡立てます。キメ細かく沢山の泡になるように意識して作りましょう。この泡が汚れを包みこんで落としてくれます。
まずはタイヤ・ホイールから

はじめにタイヤ・ホイールから洗います。ブレーキダストや泥、油などが多く付着しているホイールを途中や最後に洗うと、洗車中にボディに汚れが飛び散って二度手間になります。はじめに洗って拭き上げを最後にすることで、汚れを広げることなく洗車を進めることができます。ホイールは形状によっては細かいところがあるので、抜けのないように洗いながらも泡をしっかり洗い流しましょう。
上から下へ洗う

タイヤ・ホイールを洗ったらボディに移ります。ボディは上から下へと洗っていくことで汚れをつきにくくします。ポイントは、常にボディを濡らしておくこと。特に夏場はすぐに乾いてしまいシャンプーの成分も付着してしまうので、洗ったら水で流すのがおすすめです。
拭き上げてコーティング

全体を洗ったら、続いてコーティング作業に移ります。ワックスやコーティング剤にはいろいろな使い方がありますが、今回は、濡れたままでも使えるタイプのコーティング剤を使います。今回使用したのはボディとガラスの両方に使えるタイプでしたが、フロントとリアガラスは専用のものを使いました。
濡れたままでも使えるコーティング剤は手間もかからず洗車時間を短縮できるので、面倒な方や洗車に慣れていない方におすすめです。
洗車の手順:車内
マットを外して洗浄

車内にある荷物などを出したら、マットを外します。マットやシートは汚れが蓄積しやすいので、キャンプ後はできるだけ洗っておきましょう。車内の匂いがキツイ場合は、シートやマットを洗うことで大分軽減されます。手軽に掃除する場合は、カーペットローラーで髪の毛や埃を取り除いたり、シークリーナーなどで拭き上げるだけでも効果があります。
リンサークリーナーはおすすめ

私はシートやマットを洗う際に、水と空気の力で汚れを吸い取る布専用の掃除機、リンサークリーナーを使っています。浮かした汚れを吹きかけた水で吸い上げるのですが、人力では除去できない汚れをしっかり取り除いてくれます。汚れを吸い上げた水を見ると、その効果は一目瞭然。車内清掃の必需品です。
ハンディクリーナーで細かい汚れを吸い上げる

続いてハンディクリーナーで車内の細かい汚れを吸い上げていきます。カーペットローラーでは当てられない隅や届かない場所には、ハンディクリーナーがとても有効です。クルマ専用のクリーナーではなく、自宅で使っている掃除機を使うのもアリです。
全体を拭き上げていく

最後に車内全体を拭き上げていきます。砂埃がステアリングやドリンクホルダーなどに付いているので、丁寧に拭き取っていきましょう。ひとつひとつは小さな汚れですが、全体を拭き上げるとクルマ本来の色合いが戻ったと感じるほど、砂埃は影響があります。
洗車完了!

洗車完了です。愛車がピカピカになるのは嬉しいですし、洗った後はすぐに運転したくなります。
愛車を綺麗にして次のフィールドへ

いかがでしたか。キャンプを楽しんだ後は道具のメンテナンスが欠かせず、クルマもその例外ではありません。洗車することでクルマの異変に気づくきっかけにもなり、出先での故障や事故を防止する効果も期待できます。愛車を綺麗にして、気持ちの良いドライビングとキャンプを楽しみましょう。