アウトドアメーカーの底力を見よ! 災害に負けない頼れる実用ギア13選 | サバイバル・防災 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

サバイバル・防災

2022.11.27

アウトドアメーカーの底力を見よ! 災害に負けない頼れる実用ギア13選

アウトドアメーカーが販売する道具は、遊びだけでなく災害時にも役立つ。そこで、実際に被災地へ提供したものや現場の声から生まれたアイデア品などを、Living、Heating、Wearingのカテゴリ別に、メーカー担当者のコメントを通じて紹介しよう。

Living

【コールマン】余震が続くなか、安心して過ごせるテント村を設営

お話をうかがったのは……

コールマン ブランドコーディネーター  髙橋佳世子さん

image

コールマン/タフワイドドームV/300

image

コールマンが熊本地震の被災地を支援したきっかけは、アルピニスト野口健さんの相談を受けたこと。余震が続き建物の中では安全に避難できないなか、雨風をしのげる安全な場所が必要だった。コールマンはドームテントとシェードを支援。ふたつを連結してつくられたテント村で約1か月、最大時には600人が過ごした。中で立つこともできるドームテントは、小さい子供がいる家族や高齢者にも喜ばれた。

image

熊本県益城町運動公園につくられたテント村。

【モンベル】状況に即した迅速な支援を

お話をうかがったのは……

モンベル 広報 佐藤和志さん

image

モンベル/ムーンライトテント4

image

「そのとき出せるものを迅速に」が災害支援におけるモンベルの姿勢。過去にはテントや寝袋、ウェアなどを被災地に届けてきたが、支援は物資だけに留まらない。熊本の地震では義援金を送ったほか、道の駅に出店しているモンベル南阿蘇店ではテント262張りや寝袋、マットを無料で貸し出して、家屋が損壊した人の避難場所として提供した。

image

熊本地震の際につくられた避難用テント村。

【スノーピーク】揺らぐ光で気持ちも和らぐLEDランタン

お話をうかがったのは……

スノーピーク PR 木下雄斗さん

image

スノーピーク/ほおずき

image

「明かり」は、備えておきたい道具のひとつ。スノーピークは、過去さまざまな製品を支援してきたが、『ほおずき』もそのひとつ。乾電池はもちろん、USB接続による外部電源でも使用できる。風にゆらぐ炎をLEDで表現した優しい明かりが、不安な暗闇に安らぎをもたらす。

【キャプテンスタッグ】すぐ役立つものを支援し開発する

お話をうかがったのは……

キャプテンスタッグ 企画開発室  吉田直城さん

image

キャプテンスタッグ×アイワ/ランタンラジオ

image

東日本大震災発生時、キャプテンスタッグはカセットガスボンベ4800本、キャンピングマット500枚、ウォータージャグ600個を支援した。2020年には災害による停電に備え、オーディオメーカーのアイワとともにランタンラジオを開発。避難生活での情報収集に役立つのはもちろん、見た目もスマートだ。

image

東日本大震災発生時に送られた支援物資。行政が指定する納品場所を経て届けられた。

【ogawa】超大型のタンクでライフラインの水を確保

お話をうかがったのは……

キャンパルジャパン  防災用品担当  衛藤謙一さん

image

ogawa/ウォータータンク2000L

大正3年創業の老舗テントメーカーは避難用テントなど多数の防災用品を手がけている。そのほとんどは大型の本格的なもので、多くの自治体で導入されている。過去の災害発生時には、屋外に水を蓄えられる2000ℓのウォータータンクやオンラインストアの売り上げの一部を支援している。

【ロゴス】スマホの充電もできる手回し式のランタン

お話をうかがったのは……

ロゴス  広報  根岸恵莉子さん

image

ロゴス/クランクチャージランタン(スマホ対応)

image

東日本大震災後の計画停電をきっかけに開発。上部のクランクハンドルを回して蓄電することもできるので、USBでつないで充電ができるなど、電気がない避難生活でも頼りになる。本体にはUSB出力ポートを備え、スマホ等の充電も可能だ。

Heating

【soto】避難生活の台所を支える、なくてはならないもの

お話をうかがったのは……

SOTO  開発部  西島丈玄さん(右)
SOTO  広報  坂之上丈二さん(左)

image

SOTO/ST-310

image

SOTO/ST-760

image

災害発生時にSOTOが支援しているのは、流通量が多く支援物資として備蓄されることも多いカセットコンロで使えるガスボンベ。燃焼器具を多数手がける同社だが、被災地ではこのボンベを使う『ST-310』が活躍した。その特徴は、独自の機構によって長時間連続して使っても火力が落ちにくいこと。気温の低い屋外で大量のお湯を沸かし続けるような作業も難なくこなした。

【UPI】お話をうかがったのは……

独特の使い方を手書きでダンボールに

UPI マーケティング  山崎華子さん

image

ケリーケトル/トレッカー(0.6ℓ)

image

UPIは災害時にアウトドアケトル「ケリーケトル」を支援。東日本大震災の際にはモンベルのアウトドア義援隊を通じて届けた。中心部が空洞になったこのケトルは素早くお湯を沸かせる名品だが、使い方はちょっと独特。直接伝えることができなかったため、使い方をダンボールに書いて送った。

【テンマクデザイン】よく燃えて調理しやすい防災薪ストーブ

お話をうかがったのは……

テンマクデザイン商品開発  根本 学さん

image

テンマクデザイン/マキコン3

image

阪神・淡路大震災や東日本大震災をきっかけに、テンマクデザインと「もりもと技術研究所」が共同で開発したのが薪ストーブ。震災時にも手に入りやすい木片を効率よく燃やす構造で、煙突上と胴体上の2か所で調理できるのが特徴。ステンレス製でコンパクトに折りたためる。

Wearing

【ロゴス】防寒や汚れることが多いボランティアの作業着に

お話をうかがったのは……

ロゴス 広報 根岸恵莉子さん

ロゴス/防水防寒レインスーツ

image

image

過去の災害発生時にロゴスが提供してきたのが防水防寒スーツ。独自の防水透湿素材でむれにくく、光を反射するロゴプリントで夜間の視認性を高めたレインウェアだ。被災者の防寒着としてはもちろん、汚れることが多いボランティアの作業着にも使われてきた。こうした物資の支援に加え、近年同社は自治体との防災連携協定にも力を入れている。

【キーン】復旧作業者の足を守るワークシューズ

お話をうかがったのは……

キーン  広報  種田聖子さん

image

キーン/CSAハミルトンシックス(カーボンファイバートゥ)WP

 

 

image

キーンはマッチングドネーションにより災害支援活動を支えているほか、被災者にはサンダルやシューズを、復旧作業に当たる人たちにはワークシューズを支援している。つま先をアルミやカーボンで守り、ソールには釘などの踏み抜きを防ぐプレートを内蔵するワークシューズは、何が隠れているかわからない瓦礫のなかで作業するときの安全性を高めてくれる。

【コロンビア】防寒にもなるオールマイティな履き物を支援

お話をうかがったのは……

コロンビア  プレス  内藤教之さん

image

コロンビア/ラディリーフ

image

水たまりやぬかるみでの作業が多くなると予想された東日本大震災の被災地に向けて、コロンビアは長靴を届けた。長靴は濡れた地面だけでなく、防寒にも役立つ履き物。履き口をドローコードで締められる構造はフィット感が高く、足の大きさが違う人がシェアするときにも使い回ししやすい。

(BE-PAL 2022年10月号より)

NEW ARTICLES

『 サバイバル・防災 』新着編集部記事

VASTLAND発、キャンプでも重宝する1台5役の「折りたたみ式簡易トイレ」で災害に備えよう!

2026.02.12

ポタ電で災害を乗り切ろう! 自宅で2泊3日のサバイバル体験してみたぞー

2026.02.11

アウトドドアでジビエ!意外と手軽につくれて美味なクマ肉料理【自衛隊出身芸人トッカグン小野寺の極上サバイバル飯 VOL.22】

2026.01.26

DODの防災士が考案!ソト遊びにも防災にも使えるポータブルトイレ、ポータブルシャワー、ポップアップテントが新登場

2026.01.21

防災士さばいどる かほなんが愛用している、日常生活やキャンプでも使える防災グッズ8選

2026.01.02

東田トモヒロ、高知のサーフポイントで「海の救急法」を習う

2025.12.17

防災キャンプは何のためにするの?体験方法やおすすめギアを紹介

2025.10.21

Jackeryが防災プロジェクトを始動!能登の災害支援から生まれた非常食「ノトムヤムクン」を実食レビュー

2025.10.15

太陽光で調理!エコソーラークッカー✕飯盒でつくる即席麺【自衛隊出身芸人トッカグン小野寺の極上サバイバル飯 VOL.21】

2025.10.06