自転車でキャンプ!バイクパッキングが得意な、浜松の自転車&アウトドアショップ | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.06.09

    自転車でキャンプ!バイクパッキングが得意な、浜松の自転車&アウトドアショップ

    私が書きました!
    名古屋在住ライター
    山本修二
    1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店に勤務。2019年12月に再びフリーランスとなり、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋から、ディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

    昭和の建造物がいっぱい。トレンド発信地へと変貌を遂げる問屋町

    2020年3月に、問屋が並ぶ表通りから一歩入った場所に移転。レトロな雰囲気を醸すスレートの壁がいい感じ。

    浜松駅から南側におよそ4㎞の場所に、卸本町という名の町がある。そこには、昭和の趣が色濃く残るレトロなビルや商店が立ち並ぶ。高度成長期に、浜松市にあった繊維の卸業者を集約して作られた卸問屋の町。その後、景気の低迷から、空き物件が目立ってきたそうだ。そこに目を付けた地元の若い世代が、レトロなビルや店舗をリノベイトして、ハンバーガーショップ、ダンススタジオ、カフェなどをオープン。訪れる人が増え、浜松のトレンド発信地として、今、町が生まれ変わろうとしている。そんな町に1軒のバイク&アウトドアグッズのショップがあると聞き、訪ねてみた。 

    店主がリノベイトした趣のある隠れ家的なバイクショップ

    ショップの名前は『Green Cog』。どこか懐かしさが漂うスレートの壁に囲まれた倉庫をリノベイトした店舗。ウッドデッキと木材で作られたエントランスが、温かみのある雰囲気を演出している。店の外には、カスタマイズされた自転車が数台。自作らしき一斗缶薪ストーブもある。

    店内に入ると、外壁のトタンがそのままむき出しになった壁があり、そこには木製のバイクラックや棚が作りこまれ、セレクトされた自転車やアウトドアグッズが陳列されている。照明や什器もレトロなものばかり。時の流れと、安らぎを感じさせるセンスの良い内装に驚かされた。

    店内に入ると、中央には店主が厳選した実用的な自転車パーツやキャンプ用品が陳列されている。

    こちらはメカニックルーム。ショップスペースとほぼ同じぐらいの広さ。カスタムやメンテナンスに力を入れている証。

    「3月にすぐ隣から、ここに移転してきたんです。1月から、少しずつ手を入れて、自分で内装を仕上げました。全部ハンドメイドです!」とは店主の山本雄一郎さん。Green Cogは、2015年に開店。自転車とアウトドア用品を販売するセレクトショップだ。取り扱う自転車ブランドは、FairdaleKonaPep cyclesの3つのみという潔さ。

    用途に合わせたカスタムが得意

    「うちは、自転車屋という枠にとらわれず、自転車を数多く売ることよりも、自転車で何ができるかを提案する店を目指しています。自転車にラックを取り付けて、通勤で使いやすくしたり、バイクパッキングに適したキャンプ道具を積めるバッグもありますし、道具を積んでもしっかり走るカスタムなんかも得意です」

    山本さんによれば、メーカーが企画した完成車をそのまま売るケースはレアで、なんらかのカスタムを施して、ユーザーの使い勝手に合わせた自転車に仕上げて納車するのが大半という。

    完成車は、壁に展示されている。上がアメリカのFairdale。下が、日本のPep Cycles。どちらもスチールフレームで、シンプルなシングルスピード(変速機がない)仕様。店の雰囲気にもあっている。

    キャンプ道具の棚には、バイクパッキングで便利なシュラフや消耗品類もストックしている。

    キャンプ道具は、かさばらないウルトラライト系の用品が多い。

    「扱っている自転車は、どれもカスタムすることを前提に選んでいます。ホイールサイズを変更できたり、ラックが取り付けられたり、引き出しの多い自転車ばかりですね。フレームは、信頼性が高くて、長年乗れるスチール製が多いです。なかでも今、一番、売れているのはPep cyclesです。十人十色のカスタムをして納車をしたり、納車後にまったく違う仕様に改造されるお客様もいますよ」

    自転車でキャンプ。とっても楽しそう!

    たまたまお店にいたお客様に、この日、カスタムを終えた愛車を見せてもらった。ハンドルの上からサドルの下まで、隙あらばバッグを取り付け、そこにキャンプ道具を積んでいる。じつは、その重装備の自転車は、前日までロードバイクのように細いタイヤを履いたシンプルな仕様だったという。ホイールを交換し、太いタイヤを履き、荷物を積みやすい装備を搭載。別の人生を歩むための自転車に生まれ変わった。

    ロードバイク風の仕様から、グラベル&バイクパッキング用に愛車を大変身させたお客様。次の休みはキャンプに繰り出すそうだ。

    「浜松は地形も平坦で、浜名湖周回道路など走る場所やキャンプ場にも恵まれています。お客様と一緒にキャンプ道具を積んでバイクパッキングしたり、店の前にある薪ストーブを使ってホットサンドづくりサークルをしたり。地の利を生かして、お客様と一緒に遊びながら、ぼちぼちやってます」

    自転車に乗ることと、アウトドアで遊ぶことが大好きな山本さん。確かなカスタム技術や豊富な知識で人を集めている。これからバイクパッキングを始めたいという方は、頼ってみてはいかがでろう?

    店主の山本雄一郎さんと愛車。自分で使いやすいように隅々までカスタマイズされている。ラック横に薄いプレートを取り付け、ステッカーチューンを施している。買い物もキャンプも釣りも、これ1台でカバーするそうだ。

    シリコン製のネットは、本来は食洗器用のもの。ご自身のアイデアで、ラック用として活用している。自転車専用に作られたものにしか見えないナイスアイデアだ。

    ショップ情報

    Green Cog
    所在地:静岡県浜松市南区卸本町28GSビル1F
    電話:053-441-4250
    営業時間:11時~20
    定休日:日、月、火曜日
    https://www.green-cog.com/
    ※営業時間などの最新情報をWEBで確認してから訪問してください

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