探検隊へようこそ。幼児は大人の欲求をいとも簡単に行動する

2018.05.03

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.52

 木陰を見つけては涼んでしまいたくなる日々が続く今日この頃。そんなことはお構いなしに幼児は元気に森の中へ遊びに行きました。まだまだクラスづくりとルールの定着化が重要なこの時期、開放的な森では先生も子どもも発散モードに入ります。


自然の中に身をおくと、大人も子どもも解放されるのが不思議だ

 森を走り回る子ども、木登りに挑戦する子ども、先生と一緒に虫探しをする子ども…といろいろな遊びが展開される中、ひときわ輝かしいオーラを発していたのは森の端っこにいた子供達です。

 オーラに呼び寄せられるがままその方向に近づいてみると、そこにあったのは直径40cmほどの横穴とその横穴と格闘している子供達でした。この横穴が実に魅力的で、奥まで長く続いていそうだし、中に何かが住んでいそうだし、それでいてあまり怖い様子も無いのだ。僕自身もこの横穴を見て一目惚れ。中に入りたい欲求が湧いてきてしまう。

 大人の性か、このままひどく泥だらけになったら子供達との給食の時に汚すぎるし…なんで情けないことを考えている僕。そんな事はお構いなしにずんずんと横穴に入る子供達。もうその欲求をすぐに行動に変える力がうらやましくてしょうがない。

 様子を見ていると、子供達はいろいろな方法で横穴にアタックしている。はじめは棒を奥までつっこみ、次に手。なんとなく慣れてきたら下半身を穴の奥に突っ込みはじめる。それを見ているだけでもう僕の心もいつの間にか躍りはじめてしまう。ついには上半身を穴の奥まで突っ込んだときには、僕の中で消えかけていた行動力にも火がついてしまう。


棒で穴の奥行きを確認する子どもこの。勇ましい姿はもう立派な冒険者だ!


穴の魅力に引きつけられた子供達が次第に集まりはじめる
「何か生き物いるの?」と即席探検隊が組まれたような場面も


そうだよね。こうしたいよね…。と僕も共感するこの遊び
次回は僕も汚れてもいいつなぎを持って行こうかな?

 結果的に穴の中はそこまで深くなく生き物もいなかったけど、彼らの新規冒険エリアを制覇した感はものすごく高かったに違いない。

 きっと園が新規導入したばかりの虫除けメッシュスモッグ(かぶるだけの服)に念入りにすり込まれた土はどう洗濯しても落ちないけど、彼らのアクティブな動きを見ながらそんなことは気にもせず子供達の冒険心を笑顔で見つめる先生方の顔もまた晴れ晴れしたものでした。

 こんな子供達と先生となら、今年は間違いなく面白いことが起きるだろうな。

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他
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