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白馬の新施設で地元の食を堪能!スノーピーク「ローカルフードツーリズム」を体験してみた

2020.09.04

スノーピークは、過去に地場産業をめぐるローカル ウェア ツーリズムというツアーを行なってきたが、今回は洋服ではなく食にフィーチャーしたイベントを開催。しかも7月にグランドオープンした白馬の施設での宿泊体験もでき、参加者は大満足の様子! その模様をお送りする。

7月にオープンしたスノーピークランドステーション白馬の全容

屋根は北アルプスを、木組みは木と雪の結晶をイメージした建物。

今回このイベントを開催したスノーピークランドステーション白馬は、同社が提供する衣食住にまつわる製品を体験できる複合型施設。建物は日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計して話題を集めた。

ここでしか販売されていない限定商品も置く店舗。

施設は店舗エリア、野遊びエリア、イベントエリアの3つで構成され、建物の中には日本最大級の直営店舗のほかに、東京・神楽坂 石かわの店主である石川秀樹氏が監修するレストラン・Restaurant 雪峰、スターバックス、白馬観光協会の案内所が入っている。

建物の目の前に週末マルシェが開催されている模様。

隈研吾氏と共同開発したしたモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」。

屋外は同社のタープを広げて寛げる空間を展開している。週末になるとマルシェが開催され、地元の農家や工房の人が集まって販売やワークショップを行っている。この日も多くの人が集まり、夕方の終了時間まで終始盛り上がりを見せていた。

キャンプをしながら地元の食と人に触れ合える

メイン会場となる野遊びエリア。

そんな同施設で、この度同社として初となる食に焦点を当てたローカルフードツーリズム イン 白馬が開催。趣旨としては、その土地で古くから続く食文化と住む人に触れることで、ただ消費するだけでなく自然の営みと人との交流を体験することにある。

パン作りのワークショップ中。

今回のイベントは定員40名に対し、ホームページでリリースを発表してからわずか2日間でチケットが完売してしまったそうだ!

担当者に聞いてみたところ、参加した人の半数はキャンプ初心者で、1/3ほどはテントを張ったことがない未経験者とのことで、キャンパーではない一般の人たちが集まったことに驚いたとのこと。

では、ローカルフードツーリズム イン 白馬ではどのようなことが行われたのか、スケジュール順に紹介しよう。

①スノーピークのテントを設営

アメニティドームを使って設営。自身でテントを持っている人は持参可。

キャンプメーカーが主催するイベントということもあり、宿泊はもちろんテント! ということで、初心者でも建てやすいアメニティドームをスタッフと一緒に設営。

1グループにフタッフが付いて丁寧に説明。

子供も率先して設営に挑戦!

初めてテントを設営する人も多く、苦戦しながらも構造を理解しながら少しずつ組み立てていく。「ポールとテントをくっつけるところに同じ色がついているので、わかりやすく意外と簡単に建てられました」とキャンプ初心者の参加者からのコメント。完成したときの達成感を味わっている姿は新鮮だった。

②ダッチオーブンを使ったパン作り

プロのシェフによるレクチャー。

テントを組み立てたあと、おやつとしてダッチオーブンを使ったパン作りを体験。あらかじめ用意された材料や道具を使い、パンを作ったことがない人でもできるように、レストラン 雪峰のシェフ・関さんが丁寧に説明しながら進められた。

家族で一緒にパン生地をこねる。

筆者も体験! 材料を混ぜて発酵させている状態。

ダッチオーブンでパンを焼いているところ。

パンにはホシノ酵母を入れ、ほのかな日本酒の風味が楽しめるようになっている。材料を混ぜてこねたパン生地をスノーピークのコロダッチオーバルというダッチオーブンの中に入れ、焚き火で熱する。

温めて30分前後。いい具合に焼き上がったパン。

バターと岩塩をつけて実食。全員無事に作ることができた。

楽しそうにパンを食べるファミリー。

生地作りまでは参加者が行い、焚き火による加熱はスタッフがサポート。上下からしっかりと加熱し、焼き上がったらカットして盛り付け。甘い風味に加え、バターをつけてより香ばしい味に。意外だったのは岩塩で、ちょっとした塩気がパンの味をより引き立たせていた!

③BBQディナーと漁業生産者とのトークセッション

ライトアップされた施設と、今回宿泊するサイト。

夜になり、隣にあるみみずくの湯という温泉でさっぱりしたあと、お待ちかねの夕食の時間へ。この時間帯になると施設はライトアップされ、木組みがより立体に見える景色が見られる。施設へ訪れたら、日中だけでなく夜のライトアップもぜひ見てもらいたい。

地場食材をふんだんに入れた野菜と信州牛。

グリルバーナー 雪峰苑を使って焼き上げる。

さて、夕食はタマネギやピーマン、ナスといった地元で採れた新鮮な野菜に加え、信州牛と豚をバーナーで焼いて食事。鋳鉄を使った鉄板で焼くので、仕上がりが早い! 特製のソースにつけていただいた。

ブランド化として注目されている信州サーモンのカルパッチョ。

信州サーモンを養殖する生産者によるトークセッション。

BBQのあとは、レストラン 雪峰でも使っている信州サーモンの料理を実食。今回はその生産者が会場に来ていたので、ブランド化して多くの人に知ってもらいたいという取り組みや、地元の人からおすすめしてもらったというシェフとの出会いについて語られた。

古くから日本で栽培されている古代種野菜の漬物。

次に古来種野菜のトークセッション。農業の効率化で育ちにくい・大量に作れないという野菜が淘汰されている現状を、専門家を交えて話し合われた。

「約130種もある野菜たちが、農家の後継者不足でなくなりかけている」という話や、「どんな食材がレストランに届くかわからないため、開封してから料理を考えるまさに料理人泣かせのもの」という冗談話などで大盛り上がり。 

この後に焚き火ラウンジが行われる予定だったが、あいにくの豪雨で中止。そのまま就寝することとなった。

④旬野菜の収穫体験

農家から収穫時の説明を受ける参加者たち。

昨夜の強い雨が、まるでなかったかのようにスッキリ晴れた翌日。朝は近くの農家へ行き、旬であるミニトマトの収穫体験を行った。

リトルジェムとキャロルテンの2種類を栽培。

親子で楽しくミニトマトを収穫。誰が一番採れたか競争するグループも。

「袋いっぱい採れました!」と笑顔の参加者。

収穫したミニトマトは、一部をお土産用に持ち帰り、その他はそのまま調理場へ運ばれ朝食用に準備。自分たちが採ったものがどのようなかたちで食卓に上がるのが、参加者はワクワクする様子が見られた。

⑤収穫したミニトマトも調理した朝食

かごいっぱいに収穫したミニトマト。

これらをそのままダッチオーブンで無水調理。

ハムのオープンサンドと古代種野菜の漬物、そして無水調理したミニトマト。

朝食はスノーピーク イートという直営レストランが提供しているメニューが登場。熟成された豚肉をハムに加工し、フランスパンに載せて登場。無水調理したミニトマトは甘味が増して、何もつけなくても美味しく食べられた。

⑥テント撤収とレストラン 雪峰で昼食

快晴の中で自分たちが就寝したテントを撤収。

設営だけでなく撤収もキャンプ! ということで、スタッフのサポートが入りながらテントなどの片付けを行った。参加者は「設営より撤収のほうが短時間でできたことに驚きました」とのことだった。

屋外から室内へ移動して食事。

パルメザンチーズを振りかけたトマトウォーターゼリー。

最後は室内のレストラン 雪峰を貸し切りしてランチ。今回は同イベントに参加した人たち限定の特別メニューが用意され、そのクオリティの高さに驚く人たちがちらほらといた。

建物の前にて、焚き火で豪快に炙る豚肉。

豚肉はカットして、信州サーモンの幽庵(ゆうあん)焼きとともに登場。

料理は、先付けのトマトウォーターゼリーから始まり、前菜、メイン料理、ご飯、そしてデザートと計7品を提供。豪華なフルコースに参加者らはおなかを満たして笑顔でイベントは終了した。

スターバックスから外を眺めた風景。

1泊2日のテント泊で、おやつ(パン)から夕食・朝食・昼食までたっぷりと料理を堪能でき、いち参加者としてこれまでにない豪勢な体験だと感じた。また、白馬岳を目前に眺められて目の保養になり、夕方から朝にかけては過ごしやすかった。

次回のローカル フード ツーリズムはまだ未定とのことだが、キャンプをする目的だけでなく地場産の食材とアウトドア料理を堪能したい人は、ぜひ参加してもらいたい。

なお改めて説明すると、このイベントは告知後2日にはチケットが完売してしまうほど人気だったため、スノーピークのホームページを定期的に見ておいたほうがいいだろう。

イベント概要

LOCAL FOOD TOURISM in HAKUBA

開催日:2020年8月29日(土)~30日(日)
開催地:スノーピークランドステーション白馬
長野県北安曇郡白馬村大字北城5497
参加費:大人1名(13歳以上)¥
33,000(税込)、子供1名(7~12歳)¥9,900円(税込)

イベントの詳細はこちら
https://www.snowpeak.co.jp/experience/localtourism/food_hakuba/

文・撮影/小川迪裕

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