ガソリンとアウトドアガスの両方が使えるSOTO「ストームブレイカー SOD-372」 | バーナー・燃焼器具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • バーナー・燃焼器具

    2020.03.08

    ガソリンとアウトドアガスの両方が使えるSOTO「ストームブレイカー SOD-372」

    革新的なアウトドア製品を展開する新富士バーナー(愛知県豊川市)。同社では「SOTO」ブランドで、登山やキャンプ等のギアを多数ラインナップしており、アウトドアズマンにとってはもはやお馴染みのメーカーです。キャンプを始めたばかりの人でも、「知らずしらずのうちに使っていた」ということも。それだけSOTOの製品は広く使われています。

    SOTOブランドのなかでも代表的なのがバーナーやストーブなどの火器類です。新富士“バーナー“という社名からもそのことがよく分かります。カセットガス式ストーブや手に収まる極小ストーブ、さらにスライド式のガストーチなど、さまざまな火器ギアを手掛けてきました。

    中でもキャンパーや登山家から注目を集めているのが、2018年3月1日に発売された「ストームブレイカー SOD-372」。この製品は、ホワイトガソリンとアウトドアガスの両方が使えるという、他に類をみない革新的なアイテムです。発売以前より同社のリリース等でアナウンスされてましたが、何度かの延期を経てようやく完成・発売した製品でもあります。それだけに「待ちに待った」という人も多かったはず。発売後すぐに品薄になるなど、注目度の高さはピカイチでした。

    発売延期も辞さない、同社のモノづくりスピリット

    発売から約2年経って、ようやく市場在庫が落ち着いてきたストームブレイカー SOD-372。今ではアウトドアショップやオンラインストアなどで購入することができます。

    そんなストームブレイカー SOD-372の特徴をまとめると、以下の項目が挙げられます。

    ストームブレイカー SOD-372の特徴

    1) アウトドアガス(OD缶)が使える
    2) ホワイトガソリンが使える
    3) 自動車用のレギュラーガソリンも使える
    4)しかも予熱不要でガソリン燃料が使える
    5) 家庭のガスコンロ並の火力
    6) 風に強い設計
    7) 燃焼音が静か
    8) 本体225gと軽量
    9) コンパクトに収まる

    自動車のレギュラーガソリンが使えます

    とくに、アウトドアガス缶と各種ガソリンが使用できるのはストームブレイカー SOD-372の長所。ノズル交換など不要で、燃料の切り替えがスムーズに行なえます。キャンプや登山などで、燃料の使い分けをしたい場合に便利です。もちろん、非常時に自動車のレギュラーガソリンが使えるのも大きな強み。対応力の高さに優れているのがこのストームブレイカー SOD-372なのです。

    ホースの先に付いているパーツは、アウトドアガス缶とガソリンの適合燃料ボトルの両方に付けられます。

    カチッとハマるので安心。使用後はキャップを付けて収納しましょう。

    バーナーの下に引いてあるのは難燃性のバーナーベース。テーブルや地面などに熱のダメージを与えることなく使用できます。

    家庭用ガスコンロ並のハイパワーです

    火力は3.5kW(3,000kcal/h)。炎口数は約300あり、広めの鍋底(コッヘル等)にも十分使えます。また、バーナーヘッドがすり鉢状になっており、風の影響を受けにくい仕様になってます。

    ハイパワーなのに静かなのには理由(ワケ)があります

    数値だけ見ると、非常にパワフルなバーナー部で「さぞかし轟音なのでは…」と、思うかもしれません。ストームブレイカー SOD-372は燃焼音をも考慮し、同火力を持つ他社製品に比べて静かな燃焼音を実現しています。これは乱流燃焼方式ではなく、整流燃焼方式を採用しているから。それでいてパワーを落とさないのは、同社の技術力があるからこそ。静かで力強いストーブです。

    ※乱流燃焼方式とは乱流渦によって火と空気が複雑に干渉し、大きな炎となって噴出されること。整流燃焼方式とは火と空気の流れが同一方向を向き、炎口噴出の整理が行なわれていること。

    軽くてコンパクト、持ち運び容易なので登山での使用にも最適です

    使用に際して、アウトドアガス缶(パワーガス等)や、適合燃料ボトル(広口フューエルボトル)などは別途揃える必要があります。それらの重さは別になりますが、本体だけだとわずか225g。ガスバルブやポンプなどを含めても448gと軽量です。

    また、ホースユニットを本体にぐるぐる巻いて収納することができ、非常にコンパクトにまとまります。収納ポーチも付いているので持ち運びも楽ちんです。バックパックのなかに、無理なく詰めることができます。

    交換用パーツが別売されているので安心です

    製品には難燃性のバーナーベースやメンテナンスキットが付いてきます。ホースやジェネレーター、ノズルなどの各ユニットは、交換パーツとして販売されているので、万が一故障した際も安心です。直しながら長く使うことができます。

    機能良し、使い勝手良し、メンテナンスまで完璧なこのアイテム。キャンプや山登りの上級者に愛用している人が多いのもうなずけます。それだけホンモノだということ。とはいえ、使い方は決して難しくないのでご安心ください。災害時など、自動車のレギュラーガソリンしか身近にない、という時にも重宝しますよ。

    SPEC:

    外形寸法:幅150X奥行130X高さ90mm(使用時・本体のみ)、幅65X奥行65X高さ90mm(収納時)
    ゴトク径:外径φ170mm
    重量:225g(本体のみ) 、合計448g(本体:225g、ガスバルブ:53g、ポンプ:170g)
    発熱量:3.5kW(3,000kcal/h)
    ※気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
    使用時間:約0.8時間(SOD-725T 1本使用時)、約1.6時間(自動車用レギュラーガソリン480ml使用時)
    ※気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
    使用燃焼:SOTO製品専用容器(ボンベ)、自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン
    材質:ゴトク・バーナーヘッド・器具栓つまみ:ステンレス、ジェネレーター:真鍮
    付属品:収納ポーチ、バーナーベース、メンテナンスキット

    ストームブレイカー SOD-372:
    http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-372/

    ※構成、文、写真/早坂英之

    NEW ARTICLES

    『 バーナー・燃焼器具 』新着編集部記事

    エスビットの人気ギアを一挙紹介!固形燃料、ポケットストーブ以外のアイテムまで徹底解説

    2024.04.17

    個性際立つものばかり!アウトドアで必須のストーブ(バーナー)おすすめ9選

    2024.04.01

    SOTO(ソト)/レギュレーターストーブST-310 

    2024.03.18

    その名も富士山ストーブ!BE-PAL×笑’sコラボの固形燃料ストーブはシェラカップに収まる小ささだぞ

    2024.03.01

    固形燃料の定番品ならコレ!上手な使い方や調理法まで徹底解説

    2024.02.07

    イワタニの名品シングルバーナー!「ジュニアコンパクトバーナー」ほか人気バーナーを紹介

    2024.02.04

    スノーピークといえば「フラットバーナー」。テーブルに装着可能!そのほか定番人気バーナーも紹介

    2024.02.03

    SOTOのガストーチ3選!人気「スライドガストーチ」ほか必見アイテムをレビュー

    2024.01.24