バードウォッチングは遠くの山や海に足を運ばなければできないというものではありません。街中の公園でも鳥たちの観察を楽しむことは十分できます。今回はアクセスのよい東京23区内にある、バードウォッチングにおすすめの都市公園を5つ紹介します。
①新宿御苑


まず紹介するのは新宿御苑です。大都会のど真ん中にある公園ですが、中に入ると自然豊かな景色が広がっています。公園内はいくつかのエリアに分かれており、場所によって観察できる野鳥が異なります。日本庭園エリアの上の池には毎年オシドリたちがやってきて、池の上を優雅に泳ぐ姿が観察できます。
「母と子の森」の雑木林の中では、小鳥たちは枝から枝へ飛び回る姿を楽しむことができ、秋から冬にかけてだと、ジョウビタキなどの小鳥が見つけやすくおすすめです。
②上野恩賜公園


こちらも有名な公園ですが、バードウォッチングを目的に歩いてみると、さまざまな鳥たちが息づいていることがわかります。不忍池付近にはカワウがコロニーを作って暮らしている様子や、冬が近づくにつれてやってくる色とりどりのカモを観察することができます。公園の木々に止まる小鳥たちにも目を向けてみると、都会にも多くの種類の鳥が生きていることに気が付きます。
③東京港野鳥公園

野鳥観察が目的であれば、東京港野鳥公園を外すことはできません。東京都大田区の東京湾に面した埋立地上に位置しています。園内の一番の見どころは干潟にやってくる鳥たち。カニや貝を食べにくる水鳥たちをじっくり観察ることができます。木々が茂るエリアもあるので、森の中で出会える小鳥と海の鳥の両方に出会える、バードウォッチャーにとって天国のような公園です。
④葛西臨海公園

葛西臨海公園は江戸川区にあり、こちらも東京湾に面していますが、少し毛色の異なる海鳥の観察を楽しむことができます。ときにはクロツラヘラサギのような絶滅危惧種の鳥がやってくることもあり、普段出会うことができない貴重な鳥を観察できるのも魅力です。
⑤光が丘公園


光が丘公園は練馬区と板橋区の間にある公園です。公園内には野球場やサッカー場、テニスコートなどがあり、スポーツを楽しむのにもピッタリな場所になっています。野鳥観察においては、園内の南西側にあるバードサンクチュアリが一番のスポットです。土日祝限定で公開している観察窓から、鳥たちの様子を観察することができます。水辺のアイドルカワセミや、空の王者オオタカなどが狙い目です!
東京でも気軽に都市公園でバードウォッチングを楽しみましょう!
東京にはもう豊かな自然は残っていないかのようなイメージを持たれる方もいますが、公園に足を運ぶとさまざまな鳥たちに出会うことができます。これから寒くなる季節は、北国からたくさんの鳥たちが日本に渡ってくるので、バードウォッチングには最適な季節になります。まずはアクセスのよい近場からバードウォッチングを始めるのなら、今回紹介した都内の公園がおすすめです。ぜひ気軽に野鳥たちの観察を楽しんでください。








