元自衛隊・衛生兵が伝授!キャンプや災害時の強力アイテム「レスキューシート」活用術 | サバイバル・防災 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.05.06

    元自衛隊・衛生兵が伝授!キャンプや災害時の強力アイテム「レスキューシート」活用術

    皆さんは、レスキューシートというアイテムを知っていますか?

    レスキューシートは緊急時に体温低下を防ぐためのアイテムですが、実は普段のキャンプでも役に立つのです。

    そんな便利なレスキューシートについて、実際に現場で使っていた元衛生兵の私が詳しく解説します。

    レスキューシートとは

    レスキューシートとは薄手の防寒用シートのことで、「サバイバルシート」や「エマージェンシーシート」などとも呼ばれることがあります。

    材質

    • 薄いポリエステルフィルム:主にポリエステルなどの合成材料で作られており、非常に軽量です。
    • 金属蒸着処理:表面には薄い金属層が蒸着されており、これが体からの熱放射を反射して体温を保つのに役立ちます。

    ※製品によって、上記と異なる素材・材質が使用されている場合があります。

    特徴

    • 保温効果:体温が逃げるのを防ぎ、外部からの冷気を遮断するため、低温環境下での体温低下防止に有効です。
    • 多機能性:レスキューシートは、防寒用としてだけでなく、日よけや雨避け、救助信号としても使用できます。
    • コンパクト:非常に薄手で軽量なため、折り畳んでの携帯が容易で、登山やキャンプなどのアウトドア活動に適しています。
    • 再利用可能:一部のレスキューシートは、適切に扱い、清潔に保つことで何度も再利用が可能です。

    用途

    • 緊急時の保温:防寒対策として、アウトドア活動中や事故、災害時の緊急保温に使用されます。
    • シグナルツール:鮮やかな色や反射性の高い面を利用して、救助者に位置を知らせるために使われることもあります。
    • その他の保護:緊急時に地面からの湿気や水から身を守るためのシートとしても使用できます。

    このように、レスキューシートはシンプルな構造にもかかわらず、多くの緊急時において非常に有効なアイテムです。

    特にアウトドア活動においては、携帯することを強く推奨されるサバイバルギアのひとつといえるでしょう。

    ただし、広げると大きいくなるため、風で飛ばされないように注意しなければなりません。

    防寒対策としての使用方法

    体温の保持

    レスキューシートを体に巻いている。

    レスキューシートを体に巻いている。

    レスキューシートを体に巻くことで、体からの熱放射を反射し、体温低下を防ぎます。

    体に巻く際には体の全面を覆えないことがありますが、地面に接している面を重点的に巻くようにしましょう。

    即効性があるので、特に夜間や気温が急に下がった時に有効です。

    寝具に追加する

    寝袋の中にレスキューシートを入れている。

    寝袋の中にレスキューシートを入れている。

    寝袋の下にレスキューシートを敷いている。

    寝袋の下にレスキューシートを敷いている。

    寝袋の内側や外側にレスキューシートを配置することで、さらに保温効果を高めることがでるので、地面からの冷気を遮断するために、レスキューシートを寝袋の下に敷くという使い方も効果的です。

    後ほど触れますが、この場合、レスキューシートを擦りつけ音を鳴らし助けを呼ぶのに手間がかかります。助けを呼びたい際などには特にご注意ください。。

    日除け

    レスキューシートをテントや木の間に張り、直射日光を遮ることで、日かげを作り出すことができます。

    雨風のシェルター

    レスキューシートをテントの上部や側面に配置して、防水層を作ることができます。

    また強風時には、レスキューシートを使って追加の風よけを設置することも可能です。

    地面からの保護

    地面が湿っている場合に、テントの床にレスキューシートを敷くことで湿気から守り、快適な睡眠をサポートすることができます。

    また、破れない限り水も通さないため、雨などで浸水が心配な時に利用してもいいでしょう。

    緊急時の特徴

    救助信号

    レスキューシートの反射面を利用して、日中は太陽光を、夜間や曇りの日は懐中電灯やヘッドランプの光を利用して、遠方の救助隊や他のキャンパーに位置を知らせることができます。

    視覚的なマーカー

    緊急時に明るい色のレスキューシートを使用することで、周囲のキャンパーに対して緊急性をアピールできます。

    実際に使ってみたレビュー

    畳まれたレスキューシート。

    畳まれたレスキューシート。

    実際にレスキューシートを使ってみたレビューを、衛生兵の頃の思い出と合わせてお伝えします。

    衛生兵の頃の思い出

    私は南国育ちで、故郷を出てから初めて冬キャンプをした際に、防寒対策が甘く地獄を見ました。

    その後自衛隊でこのレスキューシートを知ってからは、必ず携行していますし、実際に使ったこともあります。

    こんなに薄いシート一枚で本当に暖かくなるのか?と思うかもしれませんが、効果は絶大です。

    衛生兵時代に初めて使用したのは、真冬の雨の中で服の上から水をかけられ、土の上に寝かされた時でした。

    自衛隊に入ったことを後悔しながらガタガタ震えていましたが、レスキューシートを巻いて数分待つと、震えは止まったのです。

    寒さが完全になくなったわけではありませんでしたが、巻いた直後からじわじわと暖かくなっていくのを感じました。

    衛生兵が使うレスキューシートはちょっと違う?

    自衛隊員が使用するレスキューシートは、通常より地味で落ち着いた色をしています。

    それは戦闘時などに明るい色では敵にばれますから当然ですね。

    しかし、性能や強度などは一般に購入できるものと大差はないと感じました。

    一枚数百円で買える商品ですから、もしもの時を考えて一枚は持っておくことを強くおすすめします。

    レスキューシートの選び方

    レスキューシートにはそこまで沢山の種類はありませんが、用途に合わせての選び方を紹介します。

    防寒用

    普段のキャンプにおいて防寒目的で使用する場合は、落ち着いた色でこすれた際に出る音が小さいものを選ぶと良いでしょう。

    レスキューシートのシャカシャカという音は、静かな森や夜にはよく響きますので、周囲の人に迷惑をかけないように注意を払ってください。

    緊急用

    緊急時を想定する場合は、目立つ色で音の大きいものを選びましょう。

    レスキューシートを使用するほどの緊急事態となった際には、体力が消耗して助けを呼ぶ気力もないと予想されます。

    したがって、遠くからでもよく見えて自然に溶け込まず目立ちやすい色(赤や金)がおすすめです。

    また、ほとんどのレスキューシートは片方の面が銀色になっており光をよく反射しますから、緊急時は可能な限り日向で救助を待ちましょう。

    まとめ

    レスキューシートの使い方や選び方が理解できましたでしょうか?

    レスキューシートは、普段のキャンプで使うことができ、緊急時には身を守ってくれるくれることが分かりましたよね。

    最後に、レスキューシートの注意点をおさらいしましょう!

    • 緊急時以外に使用する場合は、周囲に迷惑をかけないようなるべく音を出さないこと。
    • 使用する時は、地面と体を遮断するように使いましょう。
    • かなり軽量で、広げると大きいため、風で飛ばされないようにしましょう。

    この記事が皆さんのアウトドアライフを豊かにし、緊急時の役に立ってくれたら嬉しいです!

    私が書きました!
    島人ライター
    くきの
    島生まれ島育ち、生粋の島人ライターです。漁師の父を持ち、幼い頃から釣りやキャンプなどのアウトドアに触れてきました。現在自分でキャンプ場を作るために、勉強も執筆も一生懸命頑張っています!

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