編集部員、初めてのシーカヤック体験!準備は?素人でも前に進む?…怖くない?  
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    2023.07.22

    編集部員、初めてのシーカヤック体験!準備は?素人でも前に進む?…怖くない?  

    シーカヤックを実際に見た印象は「細い!長い!」でした。カラフルでかわいいです

    人生●十年にしてシーカヤック初体験…大丈夫か!?

    BE-PALのWEB担当・マチダです。みなさんはシーカヤックというアウトドアアクティビティの経験はありますか?私は周りにシーカヤックを楽しんでいる方がいたりして、どんなものか知ってはいたものの、自分が体験することは一生ないと思っていました。アウトドア超初心者ですし、怖がりだし。

    そんな私に転機が訪れました。ある日、BE-PAL雑誌の編集・カジハラより「マチダさん、シーカヤックしに糸島へ行きましょう」と突然声がかかり、WEB編集・イダと3人で海キャンプのロケに行くことが決定したのです。

    そのロケとは、現在発売中のBE-PAL8月号「海キャンへGO!」大特集内の「スパルタ“海遊び”ツアー」企画(当初はラグジュアリー的なキャンプ企画でもいいよ!と雑誌編集長・サワキに言われていたそうですが、カジハラのやりたいことを1泊2日に詰め込んだら…超スパルタ旅となりました)。

    全貌はぜひ今月号をチェックいただけたらうれしいです(シーカヤックだけでなく、早朝の山登り、サイクリングにも行っております)が、この記事では初めてシーカヤックを始めた際に準備すべき物や実際に体験して感じたことなどを、素人目線でお伝えできればと思っています。

    現在発売中の「BE-PAL」8月号!

     こちらから購入できます!

    シーカヤックの服装は?必要なものは?

    今回初のシーカヤックということで、何を揃えたらいいのか?というところから非常に頭を悩ませました。カジハラは「ラッシュガードがあれば大丈夫ですよ!」と笑顔で教えてくれましたが…ラッシュガード、もちろん持ってない。水着ももう20年近く着ていない…。

    アウトドア専門店のスタッフさんにも何を買うべきか相談したりして、最終的に身につけた物、シーカヤックに持ち込んだものは以下の通りです。

     服装

    ・タンクトップ型の水着(ビキニとかは…もう無理)
     上下セパレートで売っているので、上だけ買いました。しかもタンクトップ型なので、夏のこれからのアクティビティにも広く使えそう。

    ・Foxfireの防虫シリーズのパーカ
    ※ラッシュガードを持っていなかったので代用しましたが、これが大正解。UVケア効果が高く、薄くて軽く、濡れても乾きやすい…かつ防虫効果も!

    ・アウトドアリサーチのサンハット
    UPF50+の頼もしさ!紐付きは風が吹いたときにも安心でした。

    Foxfireのパーカは、キャンプ用に以前購入していたのですが、海でも問題なく使用できて感動でした。この下にタンクトップ型水着を着用。アウトドアリサーチのサンハットは、ツバ広めで日焼け対策にバッチリ。撮影/江藤大作「BE-PAL」8月号より

    ・水着のインナーショーツ
    ※タイツ型のラッシュガードにインナーがセットされていれば、必要ないかも。

    ・その上にタイツ型のラッシュガード(黒)

    ・さらに短パン型の水着
    ※タイツだけだとわがままボディが隠しきれない…。

    ・踵がホールドされているテバのサンダル
    ※踵が安定していれば滑ったりもしにくいです 。

    持ち込んだもの

    ・防水スマホケース(首から掛けられて、万が一落としても海に浮くもの)
    ※安心感あり。でも海の上はまぶしすぎて、途中からスマホの画面がほとんど見えなくなりました…。

    ・サングラスとメガネホルダー
    ※チャムスのメガネホルダーをつけたら、安定感抜群でした。

    ・顔半分以上を覆うUVフェイスカバー
    ※念のため持って行きましたが、ほとんど使いませんでした。日焼けを気にする場合は必要かと。

    ・飲み物(スポドリ、麦茶など)
    ※多めに持って乗り込みました。けっこう汗かくかも。

    ・行動食的なもの
    ※チョコレート、キャラメル、梅干しなどもいくつか持っていきました。

    ・日焼け止め

    ・小物を入れる防滴ポーチ
    ※これは失敗でした…後述。

     服装に関しては、かなりバッチリだったのではないかと思いました。元々持っているものも活用できたので、そこまで散財しなくて済みました。
    ちなみにラッシュガードやUVケア効果の高い服を着ていたので、体は本当に日焼けしにくかったのですが、足首から先と手首から先だけがこんがり焼けました…。 

    また、シーカヤックはかなり水が中に入り込むので(特に下手な人ほど入ってくる気がします…)、防滴バッグでは全く対応できませんでした。中に入れていたミニタオルやティッシュなどがパンパンになるくらい水を吸っていたので(笑)防水バッグは必須だと思います。

     シーカヤックってどんなアクティビティ?

    余裕で乗っているように見えますが…最初はほんとーに緊張しました

    今回体験したシーカヤックとは、海向けのカヤックという小舟のことで、私たちは一人乗りの舟に乗りました(カメラマンさん、ライターさんは2人乗り)。縦にとても長い形状の舟で、足をまっすぐ伸ばした状態で座ります。 

    進み方は両端にブレードの付いたパドルをひたすら漕いで、前に進みます(漕ぎ方は、カヤックに乗る前に浜辺でプロに教わりましたが、後はやってみて体得するのみ!)。波打ち際では、波に垂直に進んでいかないと非常に揺れます汗。

    ある程度沖に進んでしまえば、波はだいぶ収まってくるので、右左、自由に舵を切るコトができました(足でも舵が切れる仕様になっていたというのも大きいですが)。ちなみにパドルは腕だけで動かすとあまり進まず、上半身を左右にひねりながら体ごと動かすようにしてみたら、ぐんぐん進むようになりましたよ。

    ライフガードを着用後、ガイドさんからパドルの漕ぎ方の基本を伝授。その後海に入ったら…やるしかない!撮影/江藤大作 「BE-PAL」8月号より

    ロケ隊でご一緒したカメラマン&ライターチーム。漕ぎながら撮影&取材、お疲れ様です

    シーカヤックをやってみて感動したこと3つ

    シーカヤックを体験してみて、特に「よかったなー!」と思ったことを3つあげてみます。

    海面すれすれに移動することのスリリングさと楽しさ

    自分で泳ぐ以外に、こんなに海面ギリギリを移動することなんてなかったので、スイスイと進みながら海面を眺めるのは非常に楽しい経験でした。魚の群れがジャンプする姿を間近で見られたり(スタッフ一同大興奮)、突如大きな岩がせり出しているのに気づいたり(その後座礁…。舟が全く動けなくなり、人生ここで終わりか…と思ったのですが、波に少しずつ押されて、気づけば岩から外れていました、テヘ)、短時間でいろいろな景色が見られました。

    沖から見る陸の景色と、ほとんど音のない世界

    シーカヤックをしばらく漕いで行くと、沖のほうまで行けるのですが、そこから見た陸の景色がまるで別世界のようで、自分が海の生物になったかのような不思議な気持ちになりました。

    また海の上は音がほとんどなく、世界に自分だけがいるかのような錯覚に陥るのですが、それがなんだか冒険チックで楽しかったです。(実際に一人になってしまったら、私は怖すぎて無理ですが…)

    自分以外、何もない…みたいな感覚が不思議でした。ゼルダの伝説の中に入ったかのような…(ゲーマーなのです)

    ご飯がとんでもなくおいしい!

    シーカヤックでだいぶ漕いだ先に、人けがまったくない浜でプロガイドの松本さんが作ってくれたタコスを食べたのですが、人生でこんなにおいしいタコスを食べたのは初めて!と思えるくらいおいしかったのです。シーカヤックを漕いでいるときは、夢中なので気づかなかったのですが、かなりの運動量なのかもしれません(松本さんのお料理の腕がとても素晴らしいということもありつつ)。本当においしかったです!

    一心不乱にタコスに食らいつくマチダとカジハラ。カメラマンさんの声に気づいたのはイダのみ…。撮影/江藤大作「BE-PAL」8月号より

    今回のシーカヤック体験は超初心者の意見なので、参考になるかどうか…わかりませんが、一度でもやってみたい…でも怖い…と躊躇している方がいらっしゃるのなら、ぜひやってみてほしい!と言いたいです。 

    ただ、私たちが体験したのは、非常に優しい波の穏やかな日だったのですが、それでも編集・カジハラはちょっと酔っていたので、乗り物酔いされる方はお気を付けください。また、波が激しいと相当揺れる&舵を取るのが非常に難しいと思いますので、波の優しい日に乗っていただくことをおすすめしたいです。

    夏も本番!海でキャンプを楽しみたい方には、ぜひその他アクティビティもさまざま掲載している、BE-PAL8月号をチェックしてみてくださいね。楽しい夏の思い出、たくさん作りましょう!

    特別付録はMOSS TENTSコラボの「ステンレス“コーヒードリッパー”SOLO」。アウトドアでコーヒーも楽しんでくださいね!

     こちらから購入できます!

    写真(クレジットなし)/編集スタッフ、文/町田玲子(BE-PAL編集部)

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