機能美あふれる登山靴!アゾロ新作「タホ MID GTX」をフィールドテストしてみた | フットウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.05.07

    機能美あふれる登山靴!アゾロ新作「タホ MID GTX」をフィールドテストしてみた

    フィールドテスト中
    1975年にイタリアで創業したフットウェアブランド・アゾロ。合成繊維を使ったり、ゴアテックス ファブリクスを取り入れたりと、革新的な登山靴を多く輩出していることで知られる。
    そんな同ブランドから、新作の登山靴が発売。実際にフィールドで使ってみた感想をお伝えする。

    独自素材とゴアテックスをうまく組み合わせたモダンな登山靴

    商品全体

    「タホ MID GTX」¥30,250

    今回紹介するタホ MID GTXは、日帰りの軽登山をイメージして開発したミドルカットブーツ。カラーはブラック×サルファーイエロー(BK/SY)とオリーブ/トランスバズ(OV/TB)の2色展開で、使うのは前者。

    商品の横

    つま先は丈夫なTPUキャップを身につけ、先端をしっかり保護。

    随所にビビッドなイエローを施したデザインで、モダンに仕上げているのが一番の特徴。化繊を使ったトレッキングウェアやレインコートなどによく馴染む。
    横から見るとヒールがやや高めになっており、トゥが上に向いていることからスムーズな足運びをサポートしてくれる。

    かかとの寄り

    ゴアテックス エクステンデット コンフォートを採用し、防水透湿性は間違いなし。

    ヒールの寄り

    ミッドソールはAS Techという独自パーツで補強。

    イエローの素材の上にブラックの丈夫な素材を差し込むことで、足場の悪い場所を歩く際に起きがちなぐらつきを防ぐ。また、ミッドソールにはクッション性に優れたEVAを入れており、硬い場所を歩いても衝撃を和らげてくれる。

    シューレースの寄り

    シューレースのフックが一番上のみ。

    アウトソール

    中央は縦に、周辺は横にラグ(突起パーツ)が向いたアウトソール。

    アウトソールは「アゾロクロス」という独自素材を使っており、たしかなグリップ力を備える。底面は細かいラグがきれいに並んでおり、ぬかるみのある場所を歩いても抜けやすくなっている。

    アウトソールの全体

    「エルド MID レザー GV」のアウトソール(https://www.bepal.net/archives/272091)

    このアウトソールは以前に紹介したアゾロの「エルド MID レザー GV」と異なっている。「エルド MID レザー GV」は岩場でのグリップ力を重視しており、比べるとラグの深さからパターンのデザインまでまったく異なる印象。タホ MID GTXのほうがラグが深く、泥はけがいいので土のトレイルで威力を発揮しそうだ。

    インソール

    発色のいいブルーのインソール。

    インソールは、有名シューズメーカーでも使われているオーソライトを採用。オープンセルPUフォームという軽くてクッション性のある素材が使われており、洗濯できるので衛生面もバッチリ。

    タホ MID GTXを実際に履いてみた

    フィールドで立っているところ

    今回は26.0cmをチョイス。

    では、フィールドで履いた感想をお伝えしよう。普段スニーカーは25.5cmを履いているが、中厚手のソックスを履くことを想定して少し上の26.0cmを選んだ。
    靴に足を入れると、親指や小指の付け根あたりはゆったり設計ということもあり、その点は快適。ただ甲がやや低いせいか、中厚手のソックスを履いているとじゃっかん窮屈に感じた。

    上り坂を歩くところ

    上り坂も苦なくサクサク登れる印象。

    悪路を歩くところ

    歩きにくい悪路や舗装されていない道も楽々。

    窮屈に感じたのは最初で、歩いて慣れていけば快適。ラグがアウトソール全体に配しているためか、ブーツがしっかりと地面をつかみ、足先に力を入れなくても楽に蹴り出しができた。

    悪路を歩くところ2

    蹴り出しも力要らず。

    街中を歩く際も違和感はなく、濡れた上を歩いても滑ることはほぼなかった。デザインに凝っていることもあり、街中からアウトドアフィールドまで広く使えて便利だと感じた。

    甲高の足の人は、一度試着してみたほうがいいかも

    上り坂を登るところ2

    足のフィット感は人によって異なる。

    個人的に気になったのは、前述した甲がやや低いかなという部分。シャープな見た目でおしゃれに感じられる一方で、足の痛みは時間が経つにつれてストレスに変わってしまう。

    購入に失敗しないためにも、気になる人はモンベル直営店など、アゾロの取扱店へ足を運んで試着したほうがいいだろう。

    スタリッシュなデザインの登山靴をお探しならこれで決まり

    歩き始めるところ

    タホ MID GTXは、天然皮革を使用しなかったり、同社独自のアウトソールを取り入れたりなど、今までにないデザインを取り入れた新作。機能美を重視したい人にぴったりのブーツだ。

    商品概要

    タホ MID GTX

    価格:¥30,250
    重量:456g(K8.0片足)
    サイズ:K6.0~K10.5(UKサイズ0.5cm刻み)

    https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1829697

    私が書きました!
    『ロウホウ』代表
    小川迪裕
    アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行う。日産・エクストレイルの上にルーフトップテントを載せて車上泊をするのがキャンプスタイル。愛犬のジャック・ラッセル・テリアと旅をするのが今の夢。https://www.michihiro-ogawa.com

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