キャンプ用品の取り扱いが増え、今やアウトドアファンからの注目を集める存在になったダイソー。そんなダイソーで、筆者が以前から気になっていた商品がありました。それは、ハンモックです。
気になってはいたものの、なかなか手を出せない状況の中、5歳の息子が「絶対に欲しい」と要望。「絶対に欲しい」のなら、ということで先日試しに購入し、キャンプ場で使用してみました。今回は、ダイソーのハンモックのスペックや使い心地を徹底レビューします。
500円で手に入るダイソーのハンモック
ハンモックは通常、安いものでも2,000円程度はします。そんな中、ダイソーのハンモックはなんと500円(税込550円)という驚きの価格で販売されています。100均が基本であるダイソー商品の中では少し高い印象を受けてしまうかもしれませんが、ハンモックとしてはかなりの低価格です。
ハンモックスタンドが入っていないミニマルなセット
ただし、ダイソーのハンモックは必要最低限の道具しか同梱されていないため、注意が必要です。ハンモックの本体とロープが4本、そして収納袋、というコンパクトなセットとなっており、自立させるためのスタンドなどは入っていません。したがって、ハンモックを取り付ける場所を別途用意しなくてはなりません。
サイズは小さめの長さ190cm×幅80cm
また、ハンモックのサイズは長さ190cm×幅80cmと少し小さめ。子どもや小柄な女性なら十分ですが、体の大きな方には物足りないサイズ感です。
60kgの体重まで対応
なお、耐荷重は60kgなので、その点においても子どもや小柄な女性向きと言えるでしょう。
サイズが小さめな分、収納時は35×18cmというコンパクトなサイズに。荷物を増やしたくないキャンパーにとっては嬉しいポイントです。重さは約650gとなっており、500mlペットボトルより若干重いくらいで、持ち運びには苦労しません。
軽くてコンパクトなため、ハンモックだけを持って近所の緑地公園に行く、なんてラフな使い方もおすすめです。
ハンモックの取り付け方
では、さっそくダイソーのハンモックを取り付けていきます。設置は簡単。慣れれば、数分で取り付けることができるでしょう。設置をする際の条件や取り付け方を解説していきます。
どこにかける?ハンモック設置の条件
先述した通り、ダイソーのハンモックには自立させるためのポールが付属されていないため、キャンプ場などで使う場合は間隔が2~3mある取り付け場所を見つける必要があります。
基本的には木が主な設置場所になると思いますが、その際は必ず保護カバーで木を養生するようにしましょう。また、木に設置してもいいか、あらかじめキャンプ場に確認をとっておくと、キャンパーとしてのマナーはGoodです。
なお、木が少ないキャンプ場だと条件に合った場所を見つけるのは意外と難しいかもしれません。そんなときは、ハンモック設営の条件に合う木を子どもと探す、というのも楽しい遊びになりおすすめです。幹の太さが20~30cmくらいの木だと設営しやすいので、そのような木を探しましょう。
ロープの結び方
まず、ハンモックを設置したい木に養生用の保護カバーを取り付けます。ロープの結び方は以下の通り。
1.二つ折りにした付属のロープを樹木に周回させて輪に通し、くくりつけます。緩みがないようにしっかり引っ張ったら、ハンモック先端のループにロープを通します(写真左上)。
2.通したロープをループの左から後ろに回し、そのままロープの下に通します(写真右上)。
3.輪をつくるようにして結び目を作ります(写真左下)。
4.最後に、ハンモックのループをしっかり引いて固定すれば取り付けは完了です(写真右下)。
反対側も同様に固定し、しっかり張れているか荷重をかけ、安全を確認できたら完成です。
ダイソーのハンモックの乗り心地は?
肝心のハンモックの乗り心地はいかに!?筆者は体重オーバーのため乗ることができなかったので、ここでは妻と息子の感想をお伝えします。
妻は「最初は布が薄いから、落ちてしまうのでは、という不安もあった。でも、実際に寝てみるとハンモックならではの“包まれながら揺られる”という感覚を味わうことができ、想像以上に快適で楽しかった」と話していました。
5歳の息子は「ハンモックに包まれるのは気持ちがいいけれど、乗り降りが少し難しい」と話していました。ただ、息子はハンモックを使用しているうちに段々と乗り降りに慣れたようで、最終的には普段使用していたチェアよりもハンモックを進んで使うようになっていました。
500円で憧れのハンモックを試してみよう!
ダイソーのハンモックは、妻や子どもに好評でした。
息子は週末になると「ハンモックに揺られたいから公園に行きたい!」とよく言っています。
耐荷重が60kgのため、使える人は限定されますが、たったワンコインで憧れのハンモックを楽しむことができるのはありがたいですね。
現在は1つしか持っていませんが、2人の子どものために2つ購入してもいいかも、と考えるほどの良コスパ。残念ながら、筆者はダイソーのハンモックに揺られることを許されなかったので、今度は耐荷重100kg以上のハンモックを購入し、子どもと一緒に楽しみたいと思っています。