キャンドルの炎で癒やされながら飲みものを温める「CROSS WARMER」使い心地は?
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    2022.12.01

    キャンドルの炎で癒やされながら飲みものを温める「CROSS WARMER」使い心地は?

    CROSS WARMERを広げた状態

    著者私物

    「あったらいいな」から生まれたパーソナルギア

    キャンドルで飲み物などを温めることができるシンプルな道具 「CROSS WARMER(クロスウォーマー)」。

    クラウドファンディングサイト「Makuake」から実現した、キャンパー待望のギアです。

    デザインやクリエイティブを手がけるフロウ株式会社が販売しており、実用性だけでなくデザインも高い評価を得ています。

    今回は、そんなクロスウォーマーの魅力と実際に使っている様子をご紹介します。

    CROSS WARMERとは

    CROSS WARMERを閉じた状態です

    CROSS WARMERを閉じた状態です。

    CROSS WARMERは、キャンドルの炎を熱源にして様々なものを温めることができる、非常にシンプルな道具です。

    近年多く見られる、あれもこれもの機能を備えたアウトドア製品とは対極にあるギア。

    熱源はキャンドルなので、水を沸騰させるほどのパワーはありません。

    「キャンプ中に飲んでいるコーヒーを温かいままにしておきたい」「食べ物を少し温め直したい」そのような時に便利な道具です。

    テーブルの上でコーヒーを温めながら、揺れるキャンドルの火を眺めて読書する。そんな癒しの時間にぴったりな商品だと筆者は感じています。

    使用方法は簡単

    シェラカップのコーヒーを温めている状態です

    シェラカップのコーヒーを温めている状態。

    CROSS WARMERの使用方法は簡単。五徳をX字型に広げ、キャンドルをセットするだけ。

    キャンドルに火を灯し、五徳部分に飲み物などを置けば、すぐに温め始めることができます。

    なお、CROSS WARMERで飲み物を温める際に使う容器はシングルウォールの耐熱グラスや、金属製のマグカップにしましょう。二重構造のダブルウォール、真空構造の容器は温めて高温になると破裂する危険があるので注意が必要です。

    CROSS WARMERの滑り止め

    裏には黒いゴムの滑り止めがあります。

    また、CROSS WARMERの裏にはスベリ止めゴムがついています。

    ゴムの厚みは約3mmほどあり、とてもしっかりしてるため、テーブルの上ですべってしまうということはありません。

    さらに、このスベリ止めのおかげでCROSS WARMERとテーブルの間に隙間ができます。

    CROSS WARMERは使った直後、CROSS WARMER自体が熱くなってしまうのですが、このスベリ止めがあるため熱による白い輪じみがテーブルに残ってしまう心配はありません。

    CROSS WARMERを実際に使ってみた

    ここからは、実際にCROSS WARMERを使っている様子をご紹介します。

    今回は、淹れたてのコーヒーの温度がどのように変化するか検証してみました。

    早速、キャンドルに火をつけてコーヒーを保温します。15分ごとに温度を測り、45分後の状態を確認しました。

    シェラカップにドリップコーヒーを注いだときの温度は77.6度C

    シェラカップにドリップコーヒーを注いだときの温度は76.6度Cでした。

    淹れたてのコーヒーの温度は76.6度C。普通であれば、ここからどんどん温度が下がっていきます。

    コーヒーの温度は59.8度C

    コーヒーの温度は59.8度Cになりました

    15分後、 コーヒーの温度は59.8度Cになっていました。

    30分後でも55.5度Cを維持しています

    30分後でも55.5度Cを維持しています。

    30分後、55.5度Cです。なかなか善戦しています。まだコーヒーからは、ほのかに湯気がたっています。

    45分後:51.8度Cになりました。

    45分後の温度は51.8度Cになりました。

    45分後、51.8度Cになりました。コーヒーはぬるくなりましたが、冷たくはなっていません。45分間保温ができていれば十分ではないかと思いました。

    利用するキャンドルは何を使う?

    CROSS WARMERで使用するキャンドルは、アルミキャップに入ったタイプを使用します。

    キャンドルはCROSS WARMER購入時にも2個付属しており、そのキャンドルの燃焼時間は約5時間でした。

    公式サイトでは、直径38mm・高さ約18mmのタイプが推奨されています。火力が安定したカメヤマ株式会社ティーライトティン(アルミカップ入り)がおすすめとのことです。

    もちろん、同じサイズであれば100円ショップやなどで販売されているものも利用できるでしょう。アロマキャンドルを使えば、良い香りも一緒に楽しめるかもしれませんね。

    小さな炎が癒しをくれる。ゆらゆらほんのり温めて楽しむ道具です

    CROSS WARMERは強力な火力で短時間に水を沸騰させる道具ではありません。

    時間を忘れ、ゆっくりした時間に寄り添う。

    CROSS WARMERで、そんな秋の夜長を過ごしてみませんか。

    CROSS WARMER

    材質:ステンレス
    サイズ:46mm×122mm×52mm(閉じた状態)、83mm×112mm×52mm(ひろげた状態)
    使用燃料:アルミカップ入りキャンドル(キャンドル径38mm 高さ18mm程度)
    キャンドルの燃焼時間:約5時間程度

    私が書きました!
    ライター
    蜂巣 稔
    ライター。焚き火が好き。星空を見ながら焚き火をするためにソロキャンプに出かけます。道具はシンプル&ミニマム派。キリマンジャロの頂上で感動して泣く。6000mの未踏峰でビバーク経験もあり。山登りから通算すると野宿、キャンプ歴は20年以上。境界レスで多様なスタイルのキャンプを実践を目指しています。

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