「あったらいいな」から生まれたパーソナルギア
キャンドルで飲み物などを温めることができるシンプルな道具 「CROSS WARMER(クロスウォーマー)」。
クラウドファンディングサイト「Makuake」から実現した、キャンパー待望のギアです。
デザインやクリエイティブを手がけるフロウ株式会社が販売しており、実用性だけでなくデザインも高い評価を得ています。
今回は、そんなクロスウォーマーの魅力と実際に使っている様子をご紹介します。
CROSS WARMERとは
CROSS WARMERは、キャンドルの炎を熱源にして様々なものを温めることができる、非常にシンプルな道具です。
近年多く見られる、あれもこれもの機能を備えたアウトドア製品とは対極にあるギア。
熱源はキャンドルなので、水を沸騰させるほどのパワーはありません。
「キャンプ中に飲んでいるコーヒーを温かいままにしておきたい」「食べ物を少し温め直したい」そのような時に便利な道具です。
テーブルの上でコーヒーを温めながら、揺れるキャンドルの火を眺めて読書する。そんな癒しの時間にぴったりな商品だと筆者は感じています。
使用方法は簡単
CROSS WARMERの使用方法は簡単。五徳をX字型に広げ、キャンドルをセットするだけ。
キャンドルに火を灯し、五徳部分に飲み物などを置けば、すぐに温め始めることができます。
なお、CROSS WARMERで飲み物を温める際に使う容器はシングルウォールの耐熱グラスや、金属製のマグカップにしましょう。二重構造のダブルウォール、真空構造の容器は温めて高温になると破裂する危険があるので注意が必要です。
また、CROSS WARMERの裏にはスベリ止めゴムがついています。
ゴムの厚みは約3mmほどあり、とてもしっかりしてるため、テーブルの上ですべってしまうということはありません。
さらに、このスベリ止めのおかげでCROSS WARMERとテーブルの間に隙間ができます。
CROSS WARMERは使った直後、CROSS WARMER自体が熱くなってしまうのですが、このスベリ止めがあるため熱による白い輪じみがテーブルに残ってしまう心配はありません。
CROSS WARMERを実際に使ってみた
ここからは、実際にCROSS WARMERを使っている様子をご紹介します。
今回は、淹れたてのコーヒーの温度がどのように変化するか検証してみました。
早速、キャンドルに火をつけてコーヒーを保温します。15分ごとに温度を測り、45分後の状態を確認しました。
淹れたてのコーヒーの温度は76.6度C。普通であれば、ここからどんどん温度が下がっていきます。
15分後、 コーヒーの温度は59.8度Cになっていました。
30分後、55.5度Cです。なかなか善戦しています。まだコーヒーからは、ほのかに湯気がたっています。
45分後、51.8度Cになりました。コーヒーはぬるくなりましたが、冷たくはなっていません。45分間保温ができていれば十分ではないかと思いました。
利用するキャンドルは何を使う?
CROSS WARMERで使用するキャンドルは、アルミキャップに入ったタイプを使用します。
キャンドルはCROSS WARMER購入時にも2個付属しており、そのキャンドルの燃焼時間は約5時間でした。
公式サイトでは、直径38mm・高さ約18mmのタイプが推奨されています。火力が安定したカメヤマ株式会社ティーライトティン(アルミカップ入り)がおすすめとのことです。
もちろん、同じサイズであれば100円ショップやなどで販売されているものも利用できるでしょう。アロマキャンドルを使えば、良い香りも一緒に楽しめるかもしれませんね。
小さな炎が癒しをくれる。ゆらゆらほんのり温めて楽しむ道具です
CROSS WARMERは強力な火力で短時間に水を沸騰させる道具ではありません。
時間を忘れ、ゆっくりした時間に寄り添う。
CROSS WARMERで、そんな秋の夜長を過ごしてみませんか。
CROSS WARMER
材質:ステンレス
サイズ:46mm×122mm×52mm(閉じた状態)、83mm×112mm×52mm(ひろげた状態)
使用燃料:アルミカップ入りキャンドル(キャンドル径38mm 高さ18mm程度)
キャンドルの燃焼時間:約5時間程度