布の上で焚き火をしても大丈夫!?超ユニークなモノラル「Wireflame」を徹底レビュー!
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    焚き火・火おこし道具

    2022.10.18

    布の上で焚き火をしても大丈夫!?超ユニークなモノラル「Wireflame」を徹底レビュー!

    モノラル ワイヤフレーム  焚き火台

    筆者私物。

    燃えない布を使う焚き火台

    焚き火台の革命児、MONORAL (モノラル)のWireflame(ワイヤフレーム)をご紹介します。

    この焚き火台はとってもユニーク。なんと、薪を燃やす火床(ひどこ)が布でできています。

    「えっ!布って燃えるんじゃないの?」そんな常識をくつがえす、コンパクトでシンプルな焚き火台の魅力について解説します。

    燃えないワケとは

    モノラル ワイヤフレーム「燃えない布」というユニークな火床

    「燃えない布」というユニークな火床。

    ユニークなアウトドアギアをデザインしている日本発のブランド、モノラルから販売されているワイヤフレームは、まさに「連れて歩く焚き火台」。何よりコンパクトで、バックパックにも入るのが特徴です。

    焚き火台は、そもそも焚き火のために使用するもの。直火が禁止されているキャンプ場が増えている昨今、キャンパーなら一つは持っておきたいギアです。

    通常の焚き火台は、ステンレスなどの金属製の火床が多いのですが、ワイヤフレームはなんと火床が布なのです。

    モノラル ワイヤフレーム パーツを並べ、特殊耐熱クロスを広げた状態

    パーツを並べ、特殊耐熱クロスを広げた状態

    火床の素材は布ですが、もちろんその布は燃えません。なぜなら普通の布ではなく、特殊耐熱クロスを使っているからです。

    筆者が一番最初にワイヤフレームで焚き火をしたときは、「布なのに本当に燃えない!」と不思議な感動がありました。

    もちろん、布でも問題なく焚き火はできます。金属製の火床の焚き火台と比べても遜色なく、太い薪でもしっかり燃えてくれます。火床が平らになっているため、薪の一本一本が燃える姿もよく見えます。

    ワイヤフレームの魅力

    ワイヤフレームには、いくつも魅力があります。

    丸めて収納できる

    金属の焚き火台はがっしりとして頼もしいですが、重量が重く収納も大きくなりがちですよね。

    その点、ワイヤフレームはコンパクトに収納できるため、携帯性がとても良いです。バックパックのわずかなスペースでも押し込んでキャンプに出かけられます。

    耐熱クロスを丸めた状態

    特殊耐熱クロスの火床を丸めた状態です。

    火床の特殊耐熱クロスは、クルクルと丸めてコンパクトになります。2本の脚も折りたためば棒状になるため、金属板の面を収納する一般的な焚き火台と比べると、はるかにコンパクトです。

    モノラル ワイヤフレーム 折りたたみ傘約2本分のサイズ

    折りたたみ傘約2本分のサイズまで小さくなります。

    収納時の重量は980グラム。収納袋に入れた状態は折りたたみ傘約2本分ほどの大きさになるイメージです。

    組み立てが簡単

    モノラル ワイヤフレーム パーツを並べた状態

    モノラル ワイヤフレーム パーツを並べた状態

    ワイヤフレームは、たった3つのパーツから成り立っています。そのため、組み立ても簡単。

    1. 2本の脚を十字に交差させてロック。
    2. 次に特殊耐熱クロスの四隅にあるワイヤーを焚き火台の切り欠きにセットして火床を吊り下げます。

    これだけで、焚き火台が完成します。

    脚を組んだところ

    脚を十字にクロスして組んだ状態

    ロック部分拡大

    ロックしてしっかり固定できます。

    火床のワイヤーを脚の切り欠きに引っ掛けた状態

    火床のワイヤーを脚の切り欠きに引っ掛けた状態

    脚を広げるときは少し力がいりますが、それがガッチリとした安定感を生み出しています。火床に太い薪をのせてもグラつきません。

    組み立てた際の大きさは、縦36cm、横36cm、高さ28cm。大きすぎず小さすぎず、ソロキャンプで焚き火をするのにもちょうど良い大きさです。

    キャンプで使う薪の長さはおおむね30cmから40cmですので、ワイヤフレームの火床にほぼ収まります。

    また、ワイヤフレームは軽量なため、片手でヒョイと掴んで楽に移動させることができるのも使っていて便利だな、と感じる点です。

    風向きや煙の流れによって、焚き火台の位置をずらしたいときにも簡単です。

    薪を乗せた状態

    薪を乗せたイメージ。下には地面を傷めないように、焚き火シートを敷いています。

    料理シーンでも活躍

    別売の専用五徳を購入しておけば、料理シーンでも活躍します。

    ただし、五徳の最大積載重量は3kgで、鉄製ダッチオーブンは使用できません。

    ちなみに特殊耐熱クロスの火床は保温性が高いので、五徳を使わなくても火床の隅にコッフェルを置くだけで調理ができます。

    利用方法はモノラルの公式サイトに動画が掲載されていますので、参考にしてみてください。

    注意点

    ワイヤフレームの火床の特殊耐熱クロスは消耗品です。使用していると劣化していくため、交換が必要になります。

    モノラルの公式サイトには利用できる想定使用時間の目安は50時間と書かれていますが、使用する薪の種類や火力など実際の使用状況によって、使用可能時間は変わります。

    筆者は、重い薪を頻繁に使用したためか、特殊耐熱クロスへの負荷が高くなり、少し短い時間で交換することになった経験があります。

    交換用の特殊耐熱クロスは、モノラルの公式サイトかネット通販で購入できます。

    お気に入りの一台を持ってキャンプを楽しもう

    決して安い焚き火台ではないので、筆者が初めて購入するときには正直、躊躇する気持ちもありました。

    しかし使い始めてみたら、ぞっこん惚れ込みました。

    「この焚き火台があるから、ソロキャンプに出かけてみよう」そう思える一台です。

    モノラルのワイヤフレームで素敵なキャンプのひとときを楽しんでみてください。

    ※焚き火台の利用時は地面に焚き火シートを敷いて、地面を傷めない様にしましょう。

    MONORAL(モノラル)Wireflame(ワイヤフレーム)

    材質:特殊耐熱クロス/ステンレススチール
    サイズ(展開時):W36×H28cm
    サイズ(収納時):φ9×L35cm
    積載重量:薪3kg/調理器具3kg(別売の五徳アタッチメント使用時)
    重量:980g
    付属品:帆布製収納袋
    販売価格:18,480円

    モノラル
    ワイヤフレーム

    重量… 980 グラム
    フレームの素材…ステンレス鋼


    私が書きました!
    ライター
    蜂巣稔
    ライター。焚き火が好き。星空を見ながら焚き火するためにソロキャンプに出かけます。道具はシンプル&ミニマム派。キリマンジャロの頂上で感動して泣く。6000mの未踏峰でビバーク経験もあり。山登りから通算すると野宿、キャンプ歴は20年以上。境界レスで多様なスタイルのキャンプの実践を目指しています。

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