実際、雨で濡れた森で履いても浸水はなく、初冬にしては暑すぎる都内の公園で試しても蒸れはごくわずか。軽くて弾力性が高いソールからは地面を跳ねるような使用感を味わえ、なかなかの実力なのである。
ただし、アッパーのネオプレーン自体には防水性がなく、水が少々染み込む。そして素材が薄いこともあり、水の冷たさがいくらか足に伝わってくる気が。冬場はできるだけ濡らさないで歩いたほうが快適だ。それでも内部への水の浸透を気にしなくてよいので、とにかく安心。これは使えるぞ。
テバ/
アローウッド エボ ウォータープルーフ
アウトドア系サンダルで知られるテバが、ブランドの新機軸として発表した防水スニーカー。ライニングに防水透湿素材を組み合わせたアッパーには伸縮性が高いネオプレーンを使用し、さらに同社のサンダルでお馴染みのストラップでフィット感を向上させている。しかも見た目のとおり、軽量。
¥14,000
◎お問い合わせ先/デッカーズジャパン
(フリーダイヤル)0120-710-844
【SPEC】
●サイズ:25.0~30.0㎝
●重量:324g(片足/27㎝)
●カラー:ブラック、グレー、ホワイト
●素材:ネオプレーン、TIDEシール
◎文=高橋庄太郎
テント泊好きのアウトドアライター。スポーツ系スニーカーはシンプルなモノトーンが好みで、子供のころからアディダス派。著書に『山道具 選び方、使い方』など。
◎撮影/矢島慎一