100均で「バーベキュー用ミニ鉄板」が買える
キャンプ飯づくりで最近話題のミニ鉄板ですが、今100均でも購入することができます。
たった110円で美味しいキャンプ飯が作れるなら、こんな嬉しいことはありません。
そこで、ダイソーで購入した「バーベキュー用ミニ鉄板」(以下、ミニ鉄板)を使って、キャンプ飯の定番、厚焼きステーキづくりに挑戦しました。
厚焼きステーキは、難しそうなイメージですが、実は簡単かつスピーディー。美味しく焼くポイントもご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
まずは鉄板を確認
調理に入る前に、まずミニ鉄板をみてみましょう。
ミニ鉄板のサイズは8.4×13.2cm、手に持つとずっしりと重量感があり、計ると127gありました。
ミニ鉄板自体に重みがありますが、リフターはしっかりと強度があります。鉄板に差し込んで使用する際も安定感があるので、安心して熱い鉄板を移動できそうです。
下準備
鉄板をカラ焼きする
取扱説明書には、使用前に鉄板の表面に油を馴染ませる「カラ焼き」をするよう記載があります。
これを行わないと食材が鉄板にくっついてしまうので、必ず行ないましょう。
<カラ焼きの手順>
1.食器用洗剤でよく洗浄する
2.しっかり水分を拭き取ったら、鉄板に薄く油を塗って火にかける
3.鉄板がしっかり温まったら火を止め、冷めたらキッチンペーパー等で残った油や汚れを拭き取る
ステーキ肉の下準備
肉は焼く前に常温に戻しておきます。
表面に塩コショウとオリーブオイルをしっかりと塗ります。肉が厚めですので、塩コショウ共に「少し多いかな?」と思うくらいで丁度良いです。オリーブオイルを塗ることで、表面がムラなくきれいに火を通すことができます。
さっそく焼いてみよう!
ステーキ肉を焼くポイントは主に4つです。
1.鉄板温度は強火
2.表面は焦げを、肉芯温度は58度Cを目指す
3.側面も焼いて殺菌
4.焼いた後はアルミホイルで休ませる
今回は正確にレビューするため調理用温度計を使いますが、温度計がない方でも真似しやすいよう、調理時間やその様子も一緒にご紹介していきます。では始めましょう!
1.鉄板温度を強火に
下準備を終えたミニ鉄板を火にかけ、油を塗って鉄板温度強火200~230度Cを目指します。
バーナーの火加減は弱火にしていましたが、あっという間に230度Cになり煙が出始めました。その時間、20秒ほどです。
熱伝導率が高いようなので、お持ちの熱源で様子を見ながら少し煙が出るくらいを目指してみてください。
2.表面は焦げを、肉芯温度は58度Cを目指す
まずは表面に焼き目をつけていきます。
1分焼いてみましたが、もう少し焦げ目が欲しいので、さらに30秒焼きました。
ひっくり返し裏面も焼きます。ここから温度計を使用し、肉芯温度を確認しながら焼いていきます。
目指す温度は58度C。なぜなら牛肉は60度Cを超えるとパサつきが生じてしまいます。柔らかさを保ちつつ、美味しさを高める温度を目指していきます。
裏返したばかりの温度は38度Cでしたが、1分を過ぎた位からぐんぐん温度が上昇。約2分で55度Cに到達しました。すぐ58度Cまで到達するので、急いでトングでお肉を鉄板から離します。
3.側面も焼いて殺菌
牛肉は表面に菌が付着している場合がありますので、側面も過熱し殺菌をしていきます。
4.焼いた後はアルミホイルで休ませる
焼いたばかりのお肉は、中で肉汁がグツグツ暴れている状態です。このまま切るとせっかくの肉汁が流れ出てしまいます。
そこでアルミホイルで包みお肉を休ませます。こうすることで内部の温度が均一になり、食べれば肉汁があふれるお肉が出来上がります。今回は5分間休ませました。
完成!果たして出来上がりは……
良い感じのミディアムに仕上がりました!切っても肉汁はほぼこぼれません。食べると柔らかく、肉汁が広がり、大成功の出来となりました。
まとめ
100均のミニ鉄板で上手に焼けるのか、と少し不安はありましたが、全く問題なくステーキを焼き上げることができました。サイズもかさばらないので、これからのキャンプ飯で活躍しそうです。
ちなみに今回のお肉を焼く時間は、合計で約5~6分でした。あっという間に焼きあがってしまいますが、とても美味しくできます。ぜひ自分好みのベストな厚焼きステーキに挑戦してみてください。