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ウェービングベルトっていったい何?
ウェービングベルトは、腰に巻くだけでなく、マルチな使い道がある便利なアイテムです。初めて知った人に向けて、まずはどのようなアイテムなのかを解説します。
ナイロンやゴムでできたベルト
ウェービングベルトとは、強度の高いナイロンや合成ゴムなどで作られるベルトです。アウトドア用のパンツを買うと付属するケースもありますが、単体でも販売されています。
バックルにはプラスチック製や金属製があり、デザインによって印象も異なります。手元がふさがっていても使いやすいよう、ワンタッチで調整しやすくなっており、パンツのずり落ちを防止するのに役立つアイテムです。
多くの製品はベルトに穴を設けず、無段階でサイズ調整が可能です。
ウェービングベルトの使い道
ウェービングベルトは、主にパンツのベルトとして使われるのが基本です。カジュアルな印象のあるウェービングベルトをファッションで使う場合、きれい目コーデの外しとして取り入れられます。
例えば、ジャケットスタイルにウェービングベルトを取り入れると、きれいめに寄りすぎず、程よくカジュアルな印象を与えられるでしょう。ベルトが長めのアイテムは、先端を垂らしてアクセントにする着こなしもあります。
その他、キャンプで荷物を運搬する際のベルトや、ソファのクッションとしても使用可能です。飛行機に乗るときには、スーツケースに小型のバッグを固定できるので、1本持っておくと幅広いシーンで活躍します。
ウェービングベルトの選び方
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一口にウェービングベルトといっても、商品によって特徴や使い勝手が異なります。パンツを固定するだけのアイテムとして見るのではなく、以下の観点から使いやすいものを選びましょう。
素材で選ぶ
ウェービングベルトには、伸縮性のあるタイプと伸縮性のないタイプの2種類があります。伸縮性の有無は、使われている素材で判断可能です。
伸縮性のあるベルトには、ゴムやポリウレタンが使用されているのが一般的です。体形を問わずフィット感があり、ストレスフリーで着用したい人に向いています。
多少大きい荷物でも固定しやすい半面、固定力は伸縮性のないものよりやや低めです。水ぬれや度重なる使用により強度が劣化する可能性もあり、消耗品としての側面が強くなるでしょう。
一方、伸縮性のないベルトは耐久性が高く、腰に巻く際も荷物を縛るときもしっかりと固定できるのが特徴です。ナイロン製の製品が多く、水ぬれに強いのも魅力です。ただし、着用した際のフィット感は、伸縮性のあるウェービングベルトに劣ります。
開閉・調節のしやすさで選ぶ
ウェービングベルトは通常のベルトと異なり、開閉や調節のしやすさも重要です。使いやすさを判断するには、バックルの仕組みに注目しましょう。
開閉のしやすさは、ワンタッチ式かどうかが分かれ目となります。ワンタッチ式であれば、片手がふさがっていたり手袋をはめたりしている状況でも開閉が可能です。
調節のしやすさについては、無段階で調整できるかを確認しましょう。特に、ベルトの先を引っ張るだけで調整できるモデルが便利です。
アウトドアでは、リュックを背負う場面も想定されるため、バックルがリュックに干渉しないかもチェックすべきポイントです。
おすすめのウェービングベルト【伸縮性あり】

フィット感を求める人や、幅広い大きさの荷物を縛りたい人には、伸縮性のあるベルトがおすすめです。ここでは、伸縮性があるウェービングベルトを二つ紹介します。
モンベル「ストレッチベルト」
ポリエステルとポリウレタン素材を使用し、適度な伸縮性を持つベルトです。幅は約3.2cmと細めで、リュックやギアとの干渉を抑えられます。
ブルーやレッドなど4色のカラーバリエーションがあり、ラインや点線デザインでアクセントが効いています。ウエスト約100cmまで対応する余裕のある設計となっており、余った部分はカットして調整可能です。
重量は約78gと軽量で、軽い着用感ながらウエストをしっかりとサポートします。
モンベル ストレッチベルト
重量:60g 胴囲:M(57~81cm)、L(76~100cm)
カリマー「stretch belt」
体の動きをしなやかにサポートしつつ、しっかりとした保持力も備えた、伸縮性と適度な硬さのバランスが優れたベルトです。
ベルトを引っ張るだけで簡単に長さを調整でき、不要な部分はカットして自分のサイズに合わせられます。コンパクトなバックルは使いやすく、さりげなくロゴが入っているのもおしゃれなポイントです。
カラーはブラックとチャコールの2色展開で、モノトーンなので使う人を選びません。重量は約75gと軽量で、持ち運びもしやすいでしょう。
カリマー stretch belt
重量:75g
おすすめのウェービングベルト【伸縮性なし】
次に、伸縮性のないおすすめのウェービングベルトを四つ紹介します。ファッションへの取り入れやすさや、使い勝手のよいものをピックアップしました。
パタゴニア「テック・ウェブ・ベルト」
アルミ製バックルが印象的なベルトです。約4cm幅の高耐久ナイロンウェビングは速乾性に優れ、タフな環境でも高い耐久性を発揮します。
バックルのカーブ部分は、栓抜きとしても使えるユニークな仕掛け付きです。アースカラーを中心とした6色展開で、落ち着いたコーディネートでまとめたい人にも、差し色としておしゃれに見せたい人にもおすすめです。
パタゴニア テック・ウェブ・ベルト
長さ:118cm 重量:128g
アークテリクス「コンベヤー ベルト」
ナイロン約98%で作られた頑丈なベルトです。引っ張って調整する無段階調整式で、バックルにはアークテリクスのバードロゴがあしらわれています。
主要素材はbluesign基準に適合しており、PFASにも対応する環境配慮設計です。さらに、フェアトレード認証施設で生産されているため、サステナビリティと倫理的なものづくりにもこだわった1本です。
ベルト幅は約3.8cm、サイズはS・M・Lの三つが用意されており、体形や用途に合わせて選べます。カラーは6色展開で、アースカラーから無彩色、蛍光色まで幅広くラインアップしており、コーディネートの幅が広がります。
アークテリクス コンベヤー ベルト
サイズ:S〜L
ワークマン「ナイロンバックルベルト」
金属製のバックルを採用し、癖のないデザインが特徴のベルトです。ナイロン製なので耐久性が高く、動きの激しい登山やアウトドアでもしっかりと腰回りをガードしてくれます。
バックルはローラー式で、力を入れなくてもスムーズに調整可能です。カラーは5色展開で、どれも落ち着いた色味なので使う人を選びません。
幅は約4cm、長さは約100cmとベーシックな設計で、初めての1本としてもおすすめです。
ワークマン ナイロンバックルベルト
サイズ:100cm
フェールラーベン「Canvas Belt」
キャンバス生地のナチュラルな風合いが楽しめるベルトです。金属製のバックルにはフェールラーベンのロゴが刻印されており、ワンポイントとして存在感を示しています。
ベルトの長さは約120cm、幅は約4cmのベーシックな設計です。カラー展開は12色と豊富なので、他の人とかぶりたくない人におすすめです。落ち着いたアースカラーが中心なので、アウトドアによくマッチするでしょう。
手軽に無段階で長さ調整ができる構造で、アウトドアからタウンユースまで幅広く支持されています。
フェールラーベン Canvas Belt
サイズ:120cm 重量:110g
おすすめのウェービングベルト【使いやすさ重視】
最後に、着脱しやすいモデルや軽量で持ち運びやすいモデルなど、使いやすさを重視したベルトを三つ紹介します。マルチで使いたい人や、機能性を重視する人は要チェックです。
マムート「アルパイン ベルト」
ワンタッチ式で、素早く着脱できるベルトです。PFCフリーの素材が採用されており、水ぬれにも強くなっています。
ベルト本体やキーパーにはロゴが刻印されており、シンプルながら存在感があります。バックルは超薄型でかさばりにくく、腰巻はもちろん、空港で荷物を固定する際も活躍するでしょう。
全長約111cmで体形を問わず着用でき、無段階でサイズ調整が可能です。カラーはブラックとグレーの2色展開で、さまざまなコーディネートに合わせやすいでしょう。
マムート アルパイン ベルト
重量:95g
ザ・ノース・フェイス「ノーステックウェービングベルト」
着脱しやすいフック式バックルと、天然ゴムによる高い伸縮性で快適なフィット感を実現したベルトです。剣先にはザ・ノース・フェイスのロゴがあしらわれており、先端を垂らせばワンポイントとしても活用できます。
カラーは、ブラックとグレーのベーシックな色に加え、差し色として存在感を発揮するイエローの3色展開です。ベルトを使わないときは、バンドでコンパクトに持ち歩けます。
ザ・ノース・フェイス ノーステックウェービングベルト
フリーサイズ
フォックスファイヤー「フッキングウェーディングベルト」
フック式バックルで着脱が簡単、ストレッチ性がありアウトドアでも動きを妨げず適切にサポートしてくれるベルトです。
約3.8cm幅のクラシックな設計で、カラーはブラック・ネイビー・マルチの3色展開です。マルチは、ブラックをベースにグレーのラインが入ったデザインで、ワンポイントとして腰元に彩りを与えます。
バックルにはロゴが刻印されており、シンプルながらアクセントを求める人にもおすすめです。
フォックスファイヤー フッキングウェーディングベルト
重量:90g
まとめ

ウェービングベルトは、頑丈なナイロンやゴムで作られており、デザイン性とアウトドアでの実用性を兼ね備えたベルトです。ファッション面では、きれいめな着こなしの程よいアクセントとなり、堅くなりすぎない雰囲気を演出します。
アウトドアでは、荷物の固定や、バックルが栓抜きになるモデルなど多用途で、一つ持っているとここぞという場面で活躍してくれるでしょう。
ウェービングベルトには、伸縮性のあるタイプとないタイプの2種類があるので、どのようなシーンで使うかを具体的にイメージしながら選ぶことが大切です。
















