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春の野山で幼児を解き放ってみる

2018.04.26

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.50

 幼稚園や保育園でも新年度が始まりました。クラスでは今やっと新学期に慣れ始め、子供達が新しい生活の緊張やストレスから解放させるためのエネルギーを体内にため込んでいるタイミングです。

 僕がお世話になっている幼稚園、保育園、こども園さんでも新年度の活動がスタートしました。この時期は園も先生も子どもたちも溜まった何かを爆発させるのが一番。自然の中でクラス内の関わりを深め、そして楽しい時間を共有することでクラスづくりの糧にしていくのだ。

 そんなときには、細かいプログラムを用意するのではなくただ単純に「野に放つ」というシンプルな遊びが一番なのだ。僕は簡単なお約束ごとだけ確認したら先生も子供達も乱暴に野に放つ。

 野に放たれた先生と子供達は、”自分が楽しむため”だけに注力してあちこちに散らばっていく。大切なのは、安全確保をと職務を全うしつつも、先生方自身が”楽しい”と思える時間になるかどうかだ。これがあるなしで場の空気感はポジティブにもネガティブにもなり得るため、子どもの成長や発見も大きく変わる。先生が楽しめるというのは先生にとって最も重要な資質かも知れない。


先生楽しいからこそ子どもの動きに興味を持って近づき、何かを仕掛ける
これが楽しさ無限の展開を生んでいく

 解放値が一気に高まったフィールド内で特質すべきは「あーーーー!」だの、「ねえこれ見て!」だの、「キャーーー!」だの、ものすごく大きな叫び声が野山中に響き渡り始めること。外は無限に広い。それだけに声量も解放されるのだ。大人だってひと叫びすれば1週間分のストレスが一気に解消・・・とまではいかないが、日頃苦労も多い先生方の顔も幾分晴れやかになったような気がする。

 あとはもう何が起きるかはその日の自然と天気と関わる子ども次第。皆自分が好きな遊びをどんどんはじめては展開していく。とある子どもはひたすら草地を走り、そしてとある子は綺麗な花を厳選して摘み始める。


草丈が高いエリアを足を高く上げながら走り続ける子供達
ただこれだけで楽しいものなのだ


見つけたヘビイチゴの粒を全て取り終えたもの
満足かつ嬉しそうに見せてくれた


小さな虫を捕獲するのに苦労中の男の子達
先生も一緒に、そして本気で探す


手に乗った小さなクモを目で続ける子ども
たしか別れ際には名前を付けていた

 自由に遊べば当然子ども間のもめ事も発生する。不思議なことに、すでに発散された子供達の間で起きるもめ事は先生のちょっとした関わりがあることで自己解決をさせていく。(そういかないことも多々あるが・・・)きっといろいろな制約が無い環境下での人間関係づくりは、一端人に投げつけた思いをもう一度心のポケットにしまいなおしやすい何かがあるのだろう。

 これからはじまる彼らとの日々。僕は楽しみでならないのでした。

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他
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