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今話題ワークマン「コンパクトローチェア」と大定番ヘリノックス「チェアワン」を一挙にレビュー

2021.08.22

筆者私物。

「大定番」と「今話題」の2つのチェア

発売されてからまだ日が浅く、あまりの人気ぶりに品薄状態が続く、ワークマンのコンパクトローチェア。

アウトドア用チェアにおける1つのスタイルを確立し、いまや大定番のアイテムとして知られる、ヘリノックスのチェアワン。

この2つのチェアは、フレームを分解してコンパクトに収納できる点では共通しています。しかし細かいところを見ていくと、まったくの別物。

1500円という驚異的な安さで送り出されたワークマン・コンパクトローチェアと、11550円と比較的高めの価格でも売れ続けるヘリノックス・チェアワン。

今回はこの両者についてレビューします。

ワークマン・コンパクトローチェア

こちらのカラーの名前は「迷彩」。小さな「FieldCore」の文字がいくつも隠れています。

コンパクトローチェアは、ワークマンが展開する「フィールドコア(FieldCore)」シリーズのアイテム。

機能性とともにデザイン性にもこだわって開発されたラインアップが、フィールドコアシリーズの特徴です。

カラー展開は「迷彩」「迷彩ブラウン」「ブラック」の3種類。迷彩・迷彩ブラウンは、リアルな草木を模した、近ごろトレンドのグラフィックを用いています。

クールな雰囲気をまとうブラックは、シンプルなギアを好む方に最適。黒一色に塗装されたフレームも、落ち着いた雰囲気の演出にひと役買っています。

スチール製のフレームは耐久性バッチリ

ガッシリとしたスチール製のフレーム。

フレームは直径約1.3cmのスチールパイプで構成されています。フレーム単体の重量は約1330gとそこそこ重いものの、そのぶん耐久性は期待できます。

設定されている耐荷重は100kg。標準的な体型の人であれば、なんの心配もなく使用できるはず。ただし、しなりがあまりないため座り心地は固めです。

フレームにはショックコードが内蔵されており、組み立て・分解が簡単。収納ケースから取り出して、10秒ほどで組み立てられます。

メッシュ素材の採用によるすぐれた通気性

背もたれ部分はほぼすべてメッシュです。

背中と腰の部分にメッシュ素材を用いることで、通気性が確保されています。夏場のキャンプにおいても蒸れずに快適です。チェア自体の軽量化にも貢献しているはず。

ただ、座面が少しばかり狭いように感じられました。使用する人の体格にもよりますが、体が大きめの方は注意しておくべきポイントといえそうです。

しかしいっぽうで、このホールド感が好きという方もいるでしょう。可能であれば、ワークマンの店舗で実際に座ってみることをおすすめします。

ケースはゆったりめで収納に手間いらず

収納しやすく、機能的なケースです。

ケースの素材には、チェアのシートと同じ生地が使用されています。左右両端に持ち手を1個ずつ、側面にはカラビナなどを取りつけられるループを5個装備。

ケースのサイズに余裕があり、チェアの収納がとても楽におこなえます。多少雑に収納しても、問題なくジッパーを閉じることができました。

そしてケースもチェア本体と同様、しっかり作り込まれている印象。低価格ながらチープさを感じさせないのは、さすがワークマン製品といったところです。

ヘリノックス・チェアワン

ブラック×ブルーは、チェアワンのなかでも定番のカラーです。

ヘリノックスは韓国の「DAC社」が2009年に立ち上げた、世界的なアウトドア用品ブランド。

そしてそのDAC社は、軽量かつ高強度なテントポールなどを製造する企業です。

ヘリノックスのフラッグシップモデルであるチェアワンは、このタイプのチェアの草分けとして絶対的な地位を築いた逸品。

デザイン性・機能性・携帯性など、そのどれもがハイレベルなチェアです。

超軽量・高強度なアルミ合金製のフレーム

高次元の快適性を生み出すフレーム。

チェアワンの素晴らしさは、なんといってもこのフレームにあります。素材は

「TH72M」という、DAC社オリジナルのアルミ合金です。

フレーム単体の重量は約580gと軽く、直径は1.4cmと細身。それでいて耐荷重は145kgに設定されています。

きわめてすぐれた強度を持ちながら、よくしなることも特徴です。シートに腰を下ろすと、体を包み込むようにサポートします。

厚手で丈夫なシートは座り心地も良好

コンパクトでありながら、快適に座れるシート。

シートには厚手の生地が使用されており、いかにも耐久性がありそうな質感。組み立て時にフレームを挿入する部分は、とくに丈夫に作られています。

背中と腰の部分にはメッシュ素材を採用し、体とシートとの間に蒸れをためこまない仕様。メッシュ自体に伸縮性があり、背中への当たりがソフトです。

フレームの性能の良さと相まって、座り心地はかなり良好。座面が広めで、ある程度体が大きい人でもゆったり座れます。

ケースは水濡れに強い素材を使用

大きくプリントされたロゴが、スタイリッシュさに磨きをかけています。

ケースの素材は、薄手ながら破れに強いリップストップ生地。コーティングがほどこされており、水を通さない仕様です。

ケースのサイズは少々タイトな作り。上手に収納しなければジッパーがなかなか閉まらず、慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。

そしてケースの内側には、組み立ての手順がイラストつきで記載されています。それを見ながら進めれば、誰もが迷わず組み立てられるでしょう。

コストパフォーマンスを取るか、クオリティを取るか

いずれもちがった意味で、良くできたチェアです。

今回はあえて比較という形を取りませんでした。それは価格差があまりにも大きいからです。1500円と11550円では、じつに7倍以上の差があります。

それだけの価格差がある2つの製品を、性能や素材の質などを軸に比較するのはアンフェアと判断しました。

チェアとして求められる性能のバランスを保ちながらコストを削り、ワークマン独自のデザインに仕上げられているのがコンパクトローチェア。

これからキャンプを始める方や、家族分のチェアを買いそろえなくてはならない方にとって、大きなメリットがあります。

いっぽう、革新的な設計と高性能なパーツの採用により、不動の地位を築いたのがチェアワン。

こちらはキャンプ用品に対して、強いこだわりを持つ方におすすめです。多くの人が満足できるクオリティを備えています。

形が似ていても、これほどまでに性質がちがう2つのチェア。それぞれが異なるニーズを満たす製品であり、大きな存在意義を持っていると感じます。

ワークマン コンパクトローチェア

サイズ:幅55×奥行き53×高さ64cm
重量:約1.6kg
耐荷重:約100kg
価格:1500円

ヘリノックス チェアワン

サイズ:幅52×奥行き50×高さ66cm
重量:960g
耐荷重:145kg
価格:11550円

私が書きました!
アウトドアライター
斎藤純平
キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。
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