アメリカ発のフットウェアブランド「テバ」が、キャンプやリラックスしたいシーンで使えるスリッポンを発売して早2か月。アウトドアから街中まで筆者がたっぷり使ってみて、魅力と気になったところを余すことなく紹介する。
極上のクッションで、リカバリーシューズ並みの履き心地
![シューズの全体](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0344_1.jpg)
「リエンバー テレイン」¥14,300
今回紹介する「リエンバー テレイン」は、キルティングデザインのアッパーを採用し、アウトドア要素をふんだんに盛り込んだスリッポン。かかとがほぼないソールに甲を包むようなアッパーを組み合わせ、足を入れればすぐに履ける手軽さが特徴である。
![インソール](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0354_1.jpg)
インソールはテバ独自開発の「ULTRA-COMF」を使用。
![インソールを取り出してみた](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0358_1.jpg)
インソールの厚みは最大25mm。
一番の魅力は、兎にも角にもクッション性。独自で開発した中敷きは発泡素材を使っており、軽くてふんわりした質感になっている。取り出してもわかるように、厚みもかなりあるためアスファルトのような硬い地面を歩いても足に負担がかかりにくくなっている。まるで疲れた足を癒せるリカバリーサンダルのような感覚だ。
ここからは、シューズのディテールを写真とともに紹介する。
![シューズの横](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0349_1.jpg)
アッパーは岩場の断面を想起させるスタイリッシュな見た目。
![トゥのディテール](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0362_1.jpg)
キルティングはリップストップ生地を使って耐久性があり、撥水加工済み。つま先には上品さを感じさせるシンセティックレザーを採用。
![かかとの素材感](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0367_1.jpg)
履き口から内側にかけてはポリエステルを使ったフェルト生地を使っている。素材の50%は再生繊維を含む。
![横の補強部](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0346_1.jpg)
擦れやすい親指の付け根にはシンセティックスエードのパーツで補強。履き口のオレンジループは、カラビナでバッグなどに吊り下げられる。
![アウトソール](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0371_1.jpg)
アウトソールはラバー製で、程よいグリップ性を備える。
![トゥのディテール](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0364_1.jpg)
ソールはつま先をゆるく覆っており、つまずきやすい場所でもこれならトゥを守れる。
従来のスリッポンとは違い、ガッチリとした本体とたしかなクッション性のインソールを備えたリエンバー テレインは、長く愛用したい人にはおすすめだ。
フィールドで実際に使ってみた
![シューズを履いて歩いてみた](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0544_1-scaled.jpg)
使ったのは26.0cm。中厚手のソックスで合わせてピッタリ。
商品のディテールを紹介したところで、次に外でリエンバー テレインを履いて歩いてみた。履いた印象は、似たシューズと比べてやや大きいサイズであること。メーカーいわく、「購入される際は通常サイズより0.5〜1.0cm下のものを選ぶことをおすすめします」とのこと。
![犬の散歩で使ってみた](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0555_1.jpg)
いや〜ふかふかなフットベッドで快適。
愛犬の散歩で履いてみて、肉厚のインソールのおかげでアスファルトの硬さをほぼ感じずに歩けたのが印象に残る。しかも履き口の起毛素材は、足に擦れてもそこまで痛くないので靴ずれも起きにくい。
![歩いているところの後ろ姿](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0564_1.jpg)
足の甲をしっかり包んでいるため、歩いていてすぽっと脱げることもない。
土の上を歩いても、その快適性は変わらない。ただ乾燥した場所だと砂埃が舞ってソックスに付着してしまうため、かかとを引きずって歩かないようにするのがいいだろう。
また、スリッポンは歩いていると脱げることがあるが、その点はさすがシューズブランド。フィット感があるおかげで脱げる心配ない。そして、家にあがったりテントを出入りしたりする際はとても楽なので、普段使いからキャンプまで多用できるのが気に入っている。
かかとがつぶれてしまうのが気になるところ
やわらかい素材で芯地は入っていないので、潰れても壊れることはない。
使っていて感じたのは、フェルト生地のかかとを踏んでしまい、つい潰してしまうこと。側から見て違和感はないが、シューズを脱いでみると潰れた状態が残るため、元の状態に戻す手間は出てしまう。
とはいえ、スニーカーのように一度かかとを潰すと芯地も折れて、二度と元に戻らないようなことはないため、その点は安心できる。サイズ選びが大事なので、店頭で試してから購入するのをおすすめしたい。
キャンプでも普段使いでも超便利なシューズ
![歩いているところの横](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0556_1.jpg)
ロングパンツ、ショーツともに使えるデザインも◎。
スムーズに履けてテントなどの出入りがしやすいスリッポン。今回使ったリエンバー テレインは、アウトドアにぴったりな1足。キャンプなら夜の寒さもあり長い期間使えるので、こういったシューズをお探しの人はぜひ試してもらいたい。
商品紹介
テバ「リエンバー テレイン」
価格:¥14,300
サイズ:25.0〜30.0cm
商品の詳細はこちら
https://jp.teva.com/men-shoes/reember-terrain/1129596.html?dwvar_1129596_color=DOL
![](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2021/12/mogawa.png)