アウトドア情報誌『BE-PAL』(2025年1月~2026年1月号まで)やBE-PAL.NETに掲載されたアイテムから、定番クッカーや、2026年にヒットしそうな注目モデルを紹介する。クッカーとしても使える人気のシェラカップも必見だ。ベルモントのモノ作りのこだわりもあわせてチェックしよう。
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「ベルモント」のモノ作りの極意

信濃川のたび重なる洪水で、稲作の代わりにと発展した新潟県燕三条エリアの金属加工産業。その地場産業に支えられ、発展したアウトドアブランドのひとつ「ベルモント」のモノ作りのこだわりを聞いた。
(BE-PAL 2025年3月号より)
職人の魂が詰まったベルモントのモノ作り

金物の街、燕三条には「ヨコモチ」という言葉がある。「横に持っていく」が語源で、ものづくりの協力体制が敷かれているこの地では横へ横へと流しているうちに、商品が形作られるという意味である。
「まさに『餅は餅屋』で、それぞれの工程で卓越した職人がいて、彼らをリレーすることで優れた商品が生まれます」
そう話すのは、ほとんどの商品を燕三条エリアで製造するベルモントの社長・鈴木義彦さん。快活で物腰の柔らかい鈴木社長の案内で雪が降るなか燕市のチタン加工工場へヨコモチ見学。

某メーカーの依頼でチタンクッカーを世界ではじめて作ったという高桑一寿さん。チタンクッカーを作りはじめた30年前は、板金用のチタンだったため、絞りの途中で破れたり、失敗の連続だったという。
「絞り(プレス機で金型を押し付けてチタンを延ばす作業)専用の粘りのあるチタン材が出てきてからは、ずいぶん加工しやすくなりましたよ」
「プレス機のスピードを遅くすれば、不良品は少なくなります。だけど、量を作れないからそれじゃ商売にならない」
いかに早く、いいものを仕上げるかが、職人の腕の見せどころだ。加工前のチタンに付ける油の量、工場の室温、金型を動かすスピード、その環境がひとつでも変わると、不良品が多く出たりする。薄くて硬いチタンは繊細だ。
「高桑さんが作ったカップはひと目でわかります。納期も早くて、品質が高く、安定している。もうここにしか頼めないです」と、鈴木社長は太鼓判を押す。
撮影/大森千歳
▼参考記事
2026年の注目モデル「チタントレールクッカー650 アルミ溶射」
2026年にヒットしそうなクッカーランキング第3位。人気のチタンクッカーにアルミを組み合わせた注目モデルだ。
(BE-PAL 2026年1月号より)
belmont(ベルモント) チタントレールクッカー650 アルミ溶射
人気のクッカーの底面にアルミの溶射0.4mmを施すことで、チタンながら熱効率をアップ。焦げ付きも防げ、炊飯もしやすい。マグネット入り吸盤つまみも付属。
撮影/山本 智
▼参考記事
内蓋付きのミニマムギア「アルミトレールクッカー650」
蓋、皿、フライパンに変身するミニマムギア。軽量で持ち運びも楽々だ。
(BE-PAL 2025年1月号より)
belmont(ベルモント) アルミトレールクッカー650
トレールクッカーに内蓋がつき、軽量(約276g)なアルミバージョン。内蓋はスモールディッシュやフライパンとしても活躍する。

▼参考記事
クッカーにもなる「チタンシェラカップ深型フォールドハンドル」
直火にかけられるのでドリンクや汁物を飲むだけでなく、クッカーとしても使えるアイテム。本体は軽量で丈夫なチタン製。
Belmont (ベルモント) チタンシェラカップ深型フォールドハンドル(メモリ付)250、350、480、600、850
料理を取り分ける食器や火にかけるクッカーとしても使える万能チタンカップ。4㎜厚のチタンを深く絞る(成形)技術は特定の職人しかできない神業だ。全5サイズをスタッキングできるデザイン。
ハンドルはステンレス製。ハンドルは折りたたみ可能で、同シリーズの別サイズをまとめておけるため、荷物をできるだけコンパクトにしたい人にもおすすめだ。
容量はドリンク用にピッタリの約250mLから小鍋サイズの約850mLまで、5サイズが揃う。
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