東京・新大久保、高田馬場の新名所!日本にいながら多国籍タウンで食べ歩き&食材探しの旅 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.06.02

    東京・新大久保、高田馬場の新名所!日本にいながら多国籍タウンで食べ歩き&食材探しの旅

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    料理家・華表由夏さん
    編集・オガワ

    インド、パキスタン、ベトナムなど、さまざまなアジアの食材が手に入る東京・新大久保へ。アジアン料理が得意な華表さんが満足できる食材探しにLet’s go!

    日本には、外国人がコミュニティーを形成し「リトル○○」と呼ばれている街がいくつかある。なかでも東京・新大久保は人種のるつぼ。韓流ブームからリトル・コリアのイメージが強いが、実はアジア各国の珍しい料理や食材があふれている。

    今日は料理家の華表由夏さんと、JR新大久保駅で待ち合わせ。まずは北口に広がるイスラム横丁を目指す。イスラム横丁と呼ばれるだけあり、道端に中古の携帯店があったり、朝市のようにお店の前に野菜が並べられていたりと、まるでアジアンマーケットにいるかのよう。

    :「このスパイスの香りが気分を盛り上げますよね」

    :「歩いている人も東南アジア系の人が多そうですね〜」
     
    たしかに、外国語が飛び交っている。店頭の間口が狭くて一瞬、入るのを躊躇う店もあるが、入ってみると意外に奥まで広く、所狭しと並んだ食材に魅了される。ほとんど日本語の表記がないので、それがかえって旅気分をそそり、面白い。

    :「看板にハラルフードって書いてあるところが多いですね」

    :「イスラム教で食べることが許されている食品のことですよ。食べていいお肉でも、食肉の加工処理の方法に決まりがあるみたいです」

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    華表「欲しい物がいっぱい」オガワ「目移りし放題ですね〜」

    そんな異国の文化に触れることができるのも魅力。店員さんに日本人は皆無。でも、

    :「これって何に使うの?」
     
    と質問すると、片言の日本語を交えながら、親切に教えてくれる。話してみると意外と距離感が近く、みんなフレンドリーで、そんなやり取りも楽しい。

    :「これって、チャパティ専用のフライパンじゃないですか?」

    :「ホントだ。粉物調理はキャンプに最適だし、いかにもな感じが格好いい。買いですねっ」
     
    せっかくなので、小麦粉もすすめられたインド産のものを購入。今度のキャンプでは、本格チャパティに挑戦だ!

    :「カレーを何種類も作るのは大変だから、美味しそうなレトルト買うのも手ですよ〜〜」
     
    すでに両手に箱を抱えたオガワが満面の笑みでレジに向かう。

    :「さっきの店でフレッシュなパクチー買っておけばよかった」

    オ華:「……戻りますか〜♪」
     
    狭い路地を行ったり来たり。すっかり怪しい日本人なのだ。

    雑多なアジアひしめく「イスラム横丁」

    駅チカの人気アジアン食材店「グリーンナスコ」

    INDIA

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    インド人オーナーが経営する食材店。インドをはじめ、パキスタンやネパールなどアジア各国の食材が揃う。キャンプに便利なレトルト品が豊富でおすすめ。

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    縁がなく平らなフライパン(¥1,300)は、粉物専用パンに。

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    チャパティ用ののし台やフライパン、小麦粉(¥250)をGet。本場のレトルトカレー(各¥300)も豊富。

    3種盛りで味比べ!

    8か国のアジアングルメを堪能「新大久保アジア屋台村」

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    インド、ネパール、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、中国、韓国と、アジア各国の料理が一度に楽しめる。夜は8か国を味わうコース料理が人気。

    ボリューム満点で大満足!

    タイのグリーンチキンカレーにベトナムのコムボセット、マレーシアのマレーフライドライス、どれもスープとデザートが付いて¥1,000也。

    老舗のベジタリアン&ビーガン向け食材店「アンビカショップ新大久保店」

    INDIA

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    ネット通販でも有名な、インド食材とスパイス専門のベジタリアンストア。スパイス棚は圧巻の品揃えで、作りたい料理に応じてスタッフが提案してくれる。ゆったりしたスペースで道具類も豊富。

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    チャイ定番のスパイスシナモン、カルダモン、クローブ(¥210〜)にステンレスのミニカップ(¥298)を購入。

    インドの甘〜いスイーツも!

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    カレーを入れても漏れない、インドのステンレス弁当箱(¥1,900)。下段に米、上段にカレーを入れるのがインド式。ニオイや色が移りにくい。

    本格派インド料理に!!

    ミニタルカパン(¥1,500)は、テンパリング専用の調理器具。オイルでスパイスを熱し、料理の仕上げにかけて香りを立たせる。

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    生ハーブや野菜を買うなら「新大久保アジアンマーケット」

    INDIA

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    グリーンマンゴーやハヤトウリなど珍しい野菜が店頭にひしめく。冷蔵コーナーはパクチーやカレーリーフなど生ハーブの宝庫!

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    ビリヤニのスパイス(¥200)は種類も豊富で、色々な店で購入できる。パスマティライス(¥800)も忘れずに。

    パクチー&柑橘で本格味に

    キャンプの簡単デザート

    パキスタンのライスプリンの素(¥250)。牛乳と混ぜて温めながら溶かし、あとは冷やして固めるだけ!

    <MAP>

    駅前のマツモトキヨシを目印に路地を1本入ったところがイスラム横丁。道路を挟んだ反対側の店も必見。

    ※記事内の価格は取材当時のものです。お店や季節により変動する場合もあります。

    いまや大定番の「韓国ストリート」

    :「イスラム横丁はディープな街という雰囲気だったけど、こちらは観光地的なイメージ」
     
    駅の高架をくぐったリトル・コリアに向かうと、客層もガラッと変わり、若い女性ばかり。
     
    古くは1950年に在日韓国人の社長が、ロッテの工場を新宿に建てたことがきっかけだとか。それが韓流ドラマ人気を受けて火がつき、昨今のような賑わいにまで発展した。人気のコスメ店や韓国グルメ、フォトジェニックなスイーツなどが充実していて、週末は大混雑。

    :「あ、僕チーズハットグ食べてみたかったんですよ」

    :「じゃあ私はソトックソトック。この手の串ものはキャンプでも作れそうで、いいですね」
     
    食材はこの街の看板ともいえる“ソウル市場”で調達。調味料から流行りのインスタント麺、オリジナルの自家製キムチまで、何を選んでいいかわからないほど種類が豊富。

    :「こ、これは、何を買うかあらかじめ決めておくべきかも。何時間あっても足りない〜」

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    新大久保駅の高架を潜ると、大久保通り沿いは韓流ショップ一色! 飲食店の店先では、韓国料理好きに愛されるサンナッチ(タコの踊り食い)用(!?)タコがお出迎え。女性客で大賑わい。

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    「ソトックはモチモチ〜」
    「チーズのトロ〜リ感が◎」

    串ものからスイーツまで食べ歩きを楽しめる。「トッポギを茹でてソーセージと交互に串に刺して焚き火で炙ればいいので、キャンプのおやつにもピッタリ」

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    日本最大級の韓国食品専門店「ソウル市場」


    韓国

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    食材を買うならココ一択! スパイス、お菓子、お惣菜、調理道具まで扱うスーパーマーケット。オリジナル商品もあり、人気のチーズタッカルビやユッケジャンなどを冷凍で販売。野外でも手軽に食べられる。

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    まぜそば風の簡単セット

    韓流ドラマで注目のヤカン鍋。インスタント麺、チャパゲティが2個付き¥1,980。茹で汁をこぼしてそのままソースと和えて食べられる。

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    流行りの"辛らーめん"!

    アルミ鍋とセットになったインスタントラーメン(¥760)も人気。「ランチョンミートを足すと旨みがアップします!」

    ステンレス製で二重になった保温茶碗(¥548)と火にかけられるトゥッペギ鍋(¥475)。

    韓国定番の〝ダシダ〟(¥430)を使い、コチュジャンで旨みをプラスすれば、韓国風スープに。

    <MAP>

    新大久保駅の高架下から東側に広がるのが、コリアンタウン。メインストリートのほか路地にも名店が揃う。

    隣町の「リトル・ヤンゴン」へGO!

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    名所のタックイレブンビル。エレベーターホールには人の列が絶えない。階数案内板はお店の名前で埋め尽くされている。

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    1980年代後半、初代リトル・ヤンゴンは西武新宿線の中井駅近辺だった。それが’90年代後半になると、同じ沿線である高田馬場駅へと移行。現在は、駅前にそびえ立つ11階建てのビル、〝タックイレブン〟がリトル・ヤンゴンの名所。一見すると普通のビルだが……。

    :「見てくださいよ、このエレベーターの案内板。ほとんどミャンマーのお店ですよ」
     
    1階の飲食店街以外は、どうやら食材や雑貨店のよう。最上階から攻めてみたところ、どこのフロアも薄暗い廊下にまで商品がずらりと並び、ミャンマー人のお客さんがひっきりなしに出入りしている。2台あるエレベーターのうち、1台は3・4階止まりで、みんな外階段を行ったり来たり。上のお店を見ては下に行き、また上に戻って見比べる。こんなビル他になし!

    :「上り下りで疲れたから、カフェでお茶でもしましょ」

    :「ここは4階だから、1階まで降りてエレベーター乗り換えないと」
     
    このビルの醍醐味を味わおう。

    ミャンマーミルクティーでホッとひと息「タウンジーカフェ&バー」

    MYANMAR

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    紅茶文化が盛んなミャンマー。ミルクティーはミャンマー産の茶葉を使い、粉ミルクを混ぜたもの。三角形に揚げたサムサと一緒に。

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    雑居ビルにひしめくミャンマー商店巡り

    MYANMAR

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    長屋の商店のようにいくつもの店が開店。6畳ほどの空間の壁を、乾物や調味料、缶詰などが埋め尽くし駄菓子屋のよう。

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    こちらは冷凍食品や日用品、自然派化粧品など幅広く扱うお店。店内もスッキリ。ミャンマーからの留学生のスタッフがにこやかに対応してくれた。

    独特な香りがクセになる

    ミャンマーのソウルフード、「モヒンガー」。ナマズで出汁をとったスープ(¥900)にバナナの茎や米麺のブンなどを加える。

    お茶文化のなせる技

    お茶の葉を発酵させて油で和えた「ラペットウッ」を干しエビや揚げニンニク、ナッツなどと一緒に食べる(¥500)。

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    オ「キャンプ料理のヒントに!」
    華「旅心が余計ムズムズ」

    1日でアジア各国を旅したふたり。「はじめて見る食材ばかりで新鮮!」「店員さんとのやり取りも楽しかったです!」

    <MAP>

    高田馬場駅、早稲田口の正面にあるビルがリトルヤンゴンの名所。神田川沿いにもミャンマー料理店が豊富。

    ※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎 地図/近常奈央

    (BE-PAL 2025年5月号より)

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