そんな人たちの一助になりそうな靴下がタビオから発売された。極寒の環境で働き悩みを抱える酪農家・農家と共同開発した“極寒でも凍れない靴下”だ。
靴下をはいていることを忘れる「第2の皮膚」を目指すタビオ
1968年の創業のタビオ。50年以上にわたって「靴下をはいていることを忘れてしまうような“第2の皮膚”」を目指し、高品質の靴下を世に送り出してきた。
繊細なはき心地の靴下をつくるために、長年の経験と技術を積んだ日本の職人たちが、一つひとつ丁寧に編み立てている。Made in Japanのはき心地とデザイン性は、パリ、ロンドン、中国などにも展開中で、海外でも高い評価を得ている。
日本全国では「靴下屋」「Tabio」「Tabio MEN」などの靴下専門店242店舗(2023年12月末時点)を展開中。
タビオがこだわった靴下のポイントはこれ
「我々は靴下を通じて酪農家・農家の方の足をサポートしたいとの思いから、協力工場様と着用感がよく、温かく、足を保護する靴下の提案」をしたのだと、タビオの商品部 田口喜広氏は話す。
過酷な環境下で仕事をする人々に求められる靴下の特徴は、「高クッション性」と「ムレへの強さ」、「高耐久度」だが、これはアウトドアシーンでも求められる条件だ。
こうした問題を解消するため、タビオがこだわったポイントを紹介しよう。
1、 足底全面パイル
酪農家が働く牛舎の床はコンクリートで、固く冷たいコンクリートの床が体力を削っていく。これは真冬にアウトドアシーンでも同様だ。クッション性の高いパイル構造を採用して、足底を救ってくれる。
2、 2種のウールをブレンド
ウールは弾性回復力をもたせ、スポンディッシュなパイルを形成するために、繊維が太くちぢれの大きなクロスブレッド種と、繊維の太さは23~25ミクロンと圧倒的に太いストロングメリノとブレンドした。
これで肌あたりも着用感もよく、保温性が確保された。
3、 希少なアメリカンパイルを使用
パイル靴下の編み機は、希少な機械でのみ作ることができるアメリカンパイルを使用。
通常のパイル靴下(サンドイッチパイル)は表面とパイルループに同じ繊維を使うので、薄くなってしまう。しかし、アメリカンパイルはパイルの部分だけ別の素材を使うことで、肉厚に作ることができ、防寒性も耐久性も優れた商品が完成した。
4、 足底補強
ワンシーズン破れず履くことを目指し、靴下の表面に耐久性の高いナイロン糸を配合。長靴の擦れによって靴下が傷つきにくく、そしてつま先足底かかと部分にはリサイクルポリエステル繊維による補強を施した。
5、 サポート機能
農業や酪農の現場、過酷なアウトドアシーンにおいて、不整地での使用は欠かせない条件だ。靴下のズレを防ぐために、土踏まずにサポートを挿入。長靴での利用時にも靴下のズレが最低限になるようにした。
タビオの「暖かい、だけじゃない」靴下
今回販売がスタートしたこの靴下は、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で361人のサポーターから応援購入されたとのことで、本格的に展開することとなった。
さまざまな工夫がつまった、タビオの「暖かい、だけじゃない」靴下。厳しい環境でこそ、一度試してみたい。
商品概要
アメリカンパイルクルーソックス
価格:2,420円(税込)
カラー:ブラック/ネイビー/グリーン/レッド
サイズ:S(23~25cm)、M(25~27cm)
アメリカンパイルアンクルソックス
価格:1,980円(税込)
カラー:ブラック/ネイビー/グリーン/レッド
サイズ:S(23~25cm)、M(25~27cm)
五本指スムースクルーソックス
価格:2,750円(税込)
カラー:ブラック/ネイビー/グリーン/レッド
サイズ:S(23~25cm)、M(25~27cm)
五本指スムースアンクルソックス
価格:2,200円(税込)
カラー:ブラック/ネイビー/グリーン/レッド
サイズ:S(23~25cm)、M(25~27cm)
販売店舗:国内:公式オンラインストア( https://tabio.com/jp/ )