まだギリ手に入る逸品遺産!「ベルトがない」ヘッドライトが便利な3つの理由
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    2024.02.12

    まだギリ手に入る逸品遺産!「ベルトがない」ヘッドライトが便利な3つの理由

    まだギリ手に入る逸品遺産!「ベルトがない」ヘッドライトが便利な3つの理由
    高ルーメン、自動調光、無段階調節、長時間照射、充電式…。ヘッドライトは日進月歩で進化を続け、様々な最新モデルが生まれています。ヘッドライトは時に命を守るためのギアなので登山や冒険をするときは最新式を装備に入れておきたいですが、キャンプとなると少し話しが違ってきます。

    キャンプに最適なヘッドライトとして強くオススメしたいのが、“ベルトレス”ヘッドライトです。通常はライトパーツにベルトがついていて、そのベルトを頭に装着して使います。でも、ベルトが無い“ベルトレス”のモデルも過去にはあったのです。現行品でもまだ若干ありますが、市場から消えようとしている「逸品遺産」ともいうべきベルトレスの魅力を紹介します!

    ベルトレスの構造

    ベルトレスといっても、頭に装着できないわけではありません。このタイプは、ベルトの代わりにヘッドライトの裏に自動巻き取り式のワイヤーパーツがついていて、そのワイヤーを引いて頭に装着します。自動巻き取り式のワイヤーが戻ろうとする力で頭に固定されます。ベルトタイプと比べて安定感は劣るため、走るなどの激しい運動には向きませんが、必要充分な固定力はあります。

    装着感は、ワイヤーのみだけど思いの外フィット感もよく使っていると違和感はありません。

    裏側はスッキリ。ワイヤーもモデルによって様々だが引きやすい機構になっている。

    このベルトレスならではの機構のおかげで、ヘッドライトがスッキリとしてシンプルな形状になっています。また、そのおかげでベルト式ヘッドライトにはない様々なメリットが生まれてくるのです。

    ベルトがないことのメリット

    ベルトレスの一番のメリットはなんといってもコンパクトなこと。ポケットやサコッシュからヘッドライトを取り出そうとしたときに、ベルトに他のモノが絡んでいたりヘッドライトを引き出したときに他のモノも一緒に飛びだしてしまうといったアクシデントがベルトレスだと起きません。

    キャンプの時は、ヘッドライトを頭に装着しっぱなしにすると固定部分に疲労を感じることもあります。そのためヘッドライトをつけたりはずしたり、または使う直前までポケットなどに入れておくという動作が増えてくるため、この恩恵は大きいと思います。

    ベルトレスだからできること

    ベルトレスヘッドライトには、ベルト付きヘッドライトにはできないさまざまな使い方があります。一度これらをやってみると、もうベルトレスヘッドライトなしにはキャンプができなくなってしまうかもしれません。ベルトレスならではの恩恵を3つ紹介します。

    ① 卓上ライトになる

    この安定感は、ベルト式だとささっとできない大きなメリット。

    角度調整ができるモデルは、テントの床やテーブル上において卓上ライト代わりに使用することができます。ベルトがないおかげで安定感があり、テント内では着替えや読書などに使用でき、使用後は寝袋に入って寝たまま、起き上がることなくライトを消すことができます。

    ② スポットライト/自転車用ライトになる

    直径がそれなりに太いパイプ系や木に簡単に固定ができます。

    自動巻き取り式のワイヤーをポール状のものに巻き付け、ヘッドライト本体に絡めれば好きな場所にヘッドライトを固定することができます。固定式で好きな場所を照らスポットライトとして使えるほか、自転車のハンドルに同様の方法で固定すれば自転車用のライトに早変わりします。

    この方法を活用すれば、犬の首輪に一時的に装着して夜の散歩をしたり、車のトランクを開けた際に一時的にバーに固定しておくなど様々な使い方を創造することができます。

    ③ 腕などに“とりあえず”装着しておける

    このおかげでヘッドライトを探すというムダな時間も大幅削減できます。

    たかが腕付けですが、されど腕付け。ベルト式のヘッドライトはとりあえずの時は首に垂らす形になりますが、外すときは帽子が脱げたり髪型が崩れたり、ウェアのフードに絡んだりすることもあります。これがまたとてもストレスフルな瞬間です。

    でも腕付けだったら首回りはスッキリするし、さっと使えて、さらに頭に装着して使うのがちょっと面倒なときは腕に装着したままハンドライトのように使用することができます。

    いかがでしたか?まだ手に入る逸品遺産、ベルトレスヘッドライト。気になった方はキャンプアイテムに取り入れてみてください!

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
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    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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