キャンプを快適にしてくれるタープ。そのタープを張る上で欠かせないものが、タープポールです。
みなさんはタープポールをどのように選んでいますか?
長さ、太さ、安さ、デザインなどさまざまな要素がありますので、特に初心者の方は迷ってしまうことでしょう。
タープポールを適当に選定してしまうと、タープの大きさとポールの太さが合わず、使うことができないという事が起こり得ます。最悪の場合ポールが折れたり、タープが崩れたりする恐れも。
危険に直結しやすい部分だけに、タープポール選びは非常に重要なのです。
そこで今回は、タープポールの選び方について、筆者の経験を交えてお伝えします。
タープポールの選び方が分かれば、リスクを減らせるだけでなく、快適なキャンプにも繋がりますよ。是非参考にしてみてください!
タープポールの種類
まずはじめに、タープポールの種類を見ていきましょう。
タープポールは次の2つに大別されます。
1.メインポール
その名の通り、タープを張る際に欠かせないポール。
風の影響やタープの自重などの負荷を一番に受ける、いわば「支柱」の役割を担います。
したがって、強度が必要になります。たとえば大型タープであれば、ポール径が25mm以上の太いものがおすすめです。
2.サブポール
メインポールと合わせて使う際、タープの張り方をアレンジする際、テントの跳ね上げの際などに使用するポールのことを指します。
快適なサイトづくりにおいて、サブポールも欠かせない存在です。
サブポールは、強度より取り回しやすさを重視するのが良いでしょう。ポール径はメインポールよりも細身のものだと扱いやすいですよ。
タープポールの選び方
タープポールの種類について理解できたら、次は選び方です。
要素によって選び方が変わってきますので、チェックしてみてください。
タープのサイズから選ぶ
タープポールを選ぶ際のポイントのひとつが、使用するタープの大きさです。
大型タープの場合
例えば、1辺が4m以上あるタープには、ポール径は最低でも25mmは欲しいところ。
素材もコットンになるとタープの重量が増加しますので、さらに太いポールが安心です。
ポールの長さについては、タープ下で立った際に、ストレスなく過ごせることを目安にしましょう。
一般的には、250cm前後がおすすめとされています。
筆者が使用している大型タープは、コットン素材でサイズは5m。
ポール径は32mmのものを使用していますが、安心感もありタープとのバランスも良いので気に入っています。
小型タープの場合
一方で、ソロや少人数向けの3m程度の小型タープであれば、大型タープ向けポールほどのスペックは不要です。
25mm以下のポールでも強度としては十分ですし、ポールの長さも好みによりますが200cm以下でも対応できますよ。
筆者は小型タープをポール径16mm、高さ180cmのサブポールで設営したことがあります。
風が吹く中ではありましたが、特に問題なく設営できました。
小型タープのメインポールとしては極端なサイズを選択した例ですが、タープの大きさによってタープポールが使い分けできることの好例ではないでしょうか。
素材から選ぶ
タープポールの素材は、一般的にはスチール、アルミニウム、アルミニウム合金、木製の4種類から選べます。
スチール製
強度があり、比較的安価で入手できるものの錆びやすく重たいのが特徴。
軽量化には向きませんが、強度や価格重視の方にはおすすめです。
アルミニウム製
強度や耐久性でスチールに劣るものの、とにかく軽量です。軽量化を目指している方におすすめです。
また、強度については、スチールより大きめのポール径を選択すれば解決できます。
アルミニウム合金製
アルミニウムよりも強度があり、スチールより軽い、バランスの優れた素材です。
ただし、他の素材に比べて高価ではあります。
木製
金属製にはない、木製ならではの雰囲気を楽しむことができます。
特にコットン素材との相性が良く、ナチュラルなサイト作りにはおすすめ。
スチール同様に重量があること、かつ雨の日などは水分を吸収して膨張したり、カビの原因になってしまったりすることがデメリットです。
タープポールの長さに迷ったら?
タープポールの選び方について紹介しました。
しかしながら、気分やキャンプ場のサイトに合わせてタープの高さを変えたいときがあるのも確かです。
そんなときは、伸縮タイプのタープポールがおすすめです。
筆者はメインポールとサブポールともに、伸縮タイプを愛用しています。
自由にポール高さを調整でき、さまざまな状況に合わせることができます。
複数タープポールを購入する必要もありません。保管場所やコストが掛からないのも、伸縮タイプを選ぶメリットだと感じています。
状況に合わせたポール選択を!
タープポールの選び方などを紹介しましたが、いかがでしたか?
選ぶ上での基本的な情報になりますので、参考にしながら自分のスタイルに合うものをチョイスしましょう。
それが、安心、安全、快適にキャンプを楽しむことにも繋がりますよ。