東京・一之江にあるキャンプダイナー&アウトドアカフェ「DAYS CAMP(デイズキャンプ)」。バーナーを使った本格的なアウトドア料理が楽しめるとともに、その隣には今をときめくガレージブランドの商品が並ぶ売店があり、知る人ぞ知るショップだ。
この度、同店が企画するオリジナルブランド「デイズユーティリティ」から、いろんな使い方ができるスタンドが登場。お借りする機会があったので、早速キャンプで使ってみた。
ソロキャンパー必見!多彩に使える小型の高機能スタンド
今回紹介するOusun(オウスン)は、アイアン素材を使ったスタンド。サイズは20×42×38cm、総重量は1.5kgと一般的なアイアンラックと比べると非常に小さく設計している。
オウスンはスタンドであるとともに、その上に4枚のステンレスプレートで構成された焚き火台を設置できるように設計されている。
焚き火台のサイズは33×33×25cmで、東日本の薪(平均30cm)も西日本の薪(平均40cm)も入る。
プレートは、ブランドロゴの形に肉抜きされた穴と円型の穴の2種類が開いており、横からも下からも空気が入るように設計されている。ロストルも付属しており、薪や炭を置きやすくなっている。
焚き火台はトータル1分程度で完成。複雑な構造ではないため、初心者にも安心だ。
山型を描くキレイな炎を手軽に実現
セッティングが完了したので、早速焚き火をしてみる。ロストルのおかげで、大きい薪も細かく割った薪も楽に置けた。
着火剤に点火してから2分ほど。思った以上に高火力で炎がのぼった。しかも、キレイに山型に燃え上がり、美しくゆらめく姿がみられた。
なぜ山型の炎を生み出せるのか。その理由は、焚き火台の上辺に空いた穴と、薪を十字にくべられる構造。四面から空気が入り、自然と中央に炎を寄せられるようになっている。
また、立体的に薪を組むことで高さが生まれ、上へ上へと炎が上がりやすくなるのだ。
高さを出さずに薪を広げれば、炎を広げることができるので、調理にも向いている。アウトドアダイナーを運営しているだけあり、その点は抜かりない!
実際に調理してみた。幅33cmもあるため五徳を置きやすく、薪を低めにくべれば炎の調整も簡単。鉄フライパンでステーキを焼くこともでき、美味しく一気に仕上げることに成功!
ということで、焚き火においては着火もしやすく、楽しく炎を眺めることもでき、なおかつ調理もしやすいことから、優れた機能を備えていることがわかった。
焚き火だけじゃない使い方も紹介
じつは、この商品はただ単に焚き火を楽しむだけではない。他の使い方もできるように設計している。
たとえば、焚き火台をおくフレームを外して脚だけにすれば、薪スタンドになる。頑丈な素材を使っているので、針葉樹だけでなく広葉樹も置ける。ソロキャンプくらいなら十分に楽しめる量を載せられる。
また、焚き火台を外して使えばツールスタンドになる。焚き火台のフレームを活用すれば、シェラカップやカラビナなども引っかけられる。
さらには8インチのダッチオーブンも置けた。ただし、それ以上の重さに耐えられるかは不明であるのと、メーカー側も現在耐久テスト中とのことなので、8インチより重いダッチオーブンで、なおかつ中に料理が入っている状態では使うのは控えたほうがよさそうだ。
さらに、脚の上部には木材を差し込める枠があり、たとえば2枚の木材を差し込めばローテーブルにもなる。このように、焚き火台というメインの使い方だけでなく、さまざまな使い方ができるのがこの商品の魅力。
収納袋は製作中
なお、この商品には収納袋が付いておらず、担当者によると現在作っているところとのこと。持ち運びする際は、別途でケースを用意しよう。
場所に応じていろんな使い方ができる優秀ギア
今回紹介したオウスンは、焚き火台、薪スタンド、ツールスタンド、そしてローテーブルの4つの使い方ができる多彩性が魅力。発売は9月1日を予定しており、デイズキャンプの店頭もしくはオンラインストアで販売予定。
気になる人はデイズキャンプのInstagramをチェックしておこう!
商品概要
デイズユーティリティ「オウスン」
価格:¥6,980
サイズ:20×47×38cm
収納サイズ:20×47×2cm
重量:1.5kg
デイズキャンプ 公式ページ
https://dayscamp.owst.jp
デイズキャンプ Instagram
https://www.instagram.com/dayscamp/?hl=ja
文・撮影/小川迪裕