キャンプツーリングでの冬装備[読者投稿記事] | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.12.02

    キャンプツーリングでの冬装備[読者投稿記事]

    「秋冬キャンプの必需品」投稿募集とのことで、僭越ながら僕の冬装備を紹介させていただきます。
    冬にキャンプツーリングをお考えの方の一助にでもなればと思います。

    バイクで冬キャンプする場合、まず冷えるのは走行中なので、衣類はそれを基準に選ぶようにしています。
    通常の冬着の上に、さらにライダーズウェアを着込みます。

    MOTORHEAD RIDERS「ミリタリーロングジャケット」
    DRUG20000という透湿防水素材が使われていて、雨も寒さも全く寄せつけない。
    肩・肘・背中にプレテクター付でありながら、アウトドアにも合うデザインで気に入っています。
    フードとインナーは着脱可能で、機能的にも申し分のないライダーズジャケットです。

    ROUGH&ROAD「ウォーターシールドデタッチャブルオーバーパンツ」
    こちらも完全防水で、着脱可能な防寒インナー付きです。
    キャンプ地ではこのオーバーパンツは脱ぎますが、いざ雨天や激しい冷え込みの際に役立ちます。
    冬用のバイクウェアは防水・防寒性ともに優れているので、走行時以外の場面でもその機能を存分に発揮してくれます。カッパや防寒着を別途に持って行く必要がないので便利です。

    Buggy「ウィンターグローブ BCW1620」
    これもバイク用品です。
    防寒グローブの多くは、素材が厚いぶんハンドル周りの操作やチャックの開け閉め等がやりにくかったりするんですが、このグローブは柔らかい素材で出来ているので、通常のものよりは細かい指作業が可能です。プロテクターは最小限ですが防水防寒性能は高く、真冬でも指がこごえません。
    これは走行時のみの使用で、キャンプ中は普通の手袋を使っています。

    ワークマンの「ケベックネオ」
    この靴は本当にあったかい。その上、通常のケベックと違い、全面防水。
    残念なのは、素材があまり丈夫ではないので、小枝やバイクスタンドなどに引っ掛けると簡単に穴が空いてしまうことです。もう3回もダクトテープで補修しました。
    僕はビッグスクーターなので問題ありませんが、ギアペダルの操作にはちょっと不向きかもしれません。

    キャンプ地での防寒、
    僕はストーブは使わないので、暖をとるのはもっぱら焚き火だよりです。
    その際に活躍してくれるのがリフレクターです。100均のガス台用のアルミパネルを使っています。
    見栄えを考えると現地の木や枝で作る方がいいんですが、アルミのこれが一番あったかい。
    重さは80gほどで荷物にもならず、広げて設置するだけなので楽です。

    冬用の寝具、
    シュラフカバーの中にエアマットを入れ、夏用と春秋用のダウンシュラフを二枚重ねで使用しています。
    夏用シュラフは、AEGISMAXの「M1」(ダウン量230g)。
    春秋用シュラフは、AEGISMAXの「M2」(ダウン量420g)。
    カバーは、NANGAの防水透湿「オーロラシュラフカバー」。エアマットは中国製の2000円ほどのものです。
    これら寝具の総額は、購入時の価格で20,800円。現在の価格でも3万円以内でそろえられると思います。
    総重量は2013g。限界気温はマイナス10度です。

    ニット帽とネックゲイター。
    僕はオープンタープで寝ることが多いので、この二つは就寝時の頭と顔の防寒に必須です。

    あと、これも欠かせません。「ハクキンカイロ」。
    僕はミニの方を使っています。満燃料で15時間以上も持つので、ほんと助かります。
    バイク運転中は首から下げ、キャンプ地に着いたら手を温め、寝る前にはシュラフに入れてあらかじめ保温しておけます。
    使い捨てのものは安くて便利ですが、あまり使いたくない。これなら一生もの。

    さらに暖が必要な時は、ステンレスボトルで湯を沸かし、靴下やタオルで包んで湯たんぽに。
    こうした熱に強い水筒は、そのまま湯たんぽとしても使えるので便利です。

    ソルの「エマージェンシーブランケット」。
    季節がわりに装備を間違ってしまって、何度これに助けられたことか。
    冬のみならず、いざという時のために必ず持って行っています。

    関東近辺ならマイナス10度C以下になることはまずないので、これくらいの装備で冬も楽しめます。
    まずは初秋から秋、晩秋、初冬と、充分な防寒装備で少しずつ寒さに慣れて行くことをお勧めします。
    いきなり極寒に飛び込んでつらい思いをすると、冬が嫌いになってしまいますので。

    バイクでの冬キャンプで特に注意しなければならないのは、路面凍結です。
    多少の積雪なら気を付ければ走れますが、路面凍結だけはゆっくり走っても無理。
    たとえ晴天であっても、日陰になっている路面や水がある所はそこだけ凍結していたりするので要注意です。

    冬は空気が澄んで星もきれい。蚊やアブなどの虫もおらず、人も少ない。
    防寒さえしっかりしていれば、こんなに寛げるキャンプもありません。
    熱々の鍋料理で身を温め、焚火をじっくり楽しみ、朝陽の暖かさとコーヒーに感謝。
    寒い日に足を踏み出すのはちょっと勇気がいりますが、冬ならではの楽しみがたくさんあります。

    ※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。

    SYUJIさん

    キャンプ歴25年。バイクと武道が好きなオヤジです。(心は小6)
    どうぞよろしくお願いいたします。

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