見るだけで癒される!カナダで出会ったワイルドライフたち | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.06.03

    見るだけで癒される!カナダで出会ったワイルドライフたち

    私が書きました!
    ライター
    前田ゆかり
    山と温泉が大好きな子連れライター。学生時代は自転車で旅をしていました。出版社で国内旅行ガイドの編集・宣伝、退社後アメリカ滞在を経て、2015年よりフリーランスで活動。主な執筆分野は、旅と温泉、音楽フェス、フィギュアスケートなど。

    針葉樹と湖のコントラストが美の極み

    北へ行くほど美しいカナディアンロッキー

    北米大陸の西側を縦断するロッキー山脈。その山々は北へ行くほど険しくなり、また美しさも増すといわれています。カナディアンロッキーで出会った景色と野生動物たちをご紹介します。

    バンフからレイク・ルイーズ周辺

    カナディアンロッキー随一の町・バンフの周辺にはすでに大自然が広がっています。そこから車で小一時間北上したルイーズ湖や近くのモレイン湖は、ロッキーのハイライトとも呼べる美しさです。その近辺や道中で出会った野生の動物たちはこちら。

    <ビッグホーン・シープ>

    立ち姿、横顔が凛々しいビッグホーン・シープ

    ヤギに似ていますが、ヒツジの仲間。エルクやグリズリーと並び、ロッキーを代表する動物です。ちょうど出会ったのがメスと幼獣が多かったのですが、成長したオスは太くクルンと丸い角を持ち、別名「オオツノヒツジ」と呼ばれます。

    親と一緒に暮らす幼獣の姿がそこかしこに見られる(夏)

    <鳥>

    人のいるテラスに気さくに寄ってきた

    モレイン湖のほとりにいました。種類を特定できませんでしたが、ツートンの羽が特徴的です。サイズはスズメよりひと回り大きく、ハトより少し小さいくらい。人懐こく近寄ってきていました。

    <マウンテン・ゴート>

    樹木限界を超えた高さに生息するといわれるマウンテン・ゴート

    ロッキーでよく見られる野生の山ヤギ。別名「シロイワヤギ」「シロカモシカ」とも呼ばれ、白い毛が特徴です。こちらもちょうど初夏に生まれた幼獣を見ることができました。

    なんとも愛くるしい幼獣の姿も

    錚々たる動物の宝庫、ジャスパー国立公園

    まるで絵画のような景色が次々に現れる

    レイク・ルイーズからコロンビア大氷原を越え、ジャスパー国立公園へ。カナディアン・ロッキーのなかでも最大のエリアで、険しい山々に温泉、氷河、大平原と変化に富んだ大自然の中を回遊できます。その道中では、こんな動物たちに出会いました。

    <ブラックベア>

    花咲く野道を歩くクマというほのぼの風景

    道端からよく見えるところで何度か遭遇しました。ロッキーにいる2種類のクマのうち、少し小型で黒い毛が特徴です。思わず「クマさん!」と言いたくなるおなじみの姿ですが、近寄りすぎないよう注意しましょう。

    道端の茂みに顔を出す。まるでぬいぐるみのような丸い耳と毛並み

    <グリズリー>

    道路脇から姿が見えたグリズリー

    ブラックベアと比べ、体格が大きく、茶色の毛色をしています。日本で「ヒグマ」と呼ばれるクマです。マウント・ロブソン州立公園周辺の道端や、ジャスパーのゴルフ場内でも見ることができましたが、人の目に触れるのはブラックベアと比較するとやや珍しいようです。

    <エルク>

    周りの針葉樹と相まって、絵になるエルク。立派な角は栄養状態の良さも反映される

    ムースに次いで大きなシカです。別名「ワピチ」ともいいます。オスの角は成長すると約2mにもなるそうです。この大きな角もほかのシカと同様、1年ごとに生え変わり、春に伸び始め、冬の終わりに抜け落ちるのだとか。

    <プレーリードッグ>

    地面に穴とトンネルを作り、地下街を形成して暮らす

    北米原産の小さな動物で、体長3040cmほど。その名の通り草原地帯におり、穴から顔を出す可愛らしい様子が見られました。また、「ドッグ」の由来でもある鳴き声も「キャン!キャン!」と小型犬の鳴き声のように聞こえました。

    <ピューマ>

    草原の中を歩くピューマ

    道の脇の大平原の真ん中で、姿をとらえることができました。ライオンのメスのようなネコ科らしい顔立ちに、太い尻尾が特徴です。嗅覚や視力も鋭い動物なので、ひょっとするとカメラに気づいたでしょうか……

    小さくて見えづらいですが、はっきりとこちらを見ています……

    壮大な美景と野生動物たちに畏敬の念を

    3000m級の山々が連なるカナディアンロッキーは、北米大陸のなかでもスケールの大きな野生の世界が広がっています。深い谷には水が流れ、湖と針葉樹、そして氷河の山という壮大な景色のなかで育まれる動物たちの生き様を垣間見ることができます。地球温暖化も刻々と厳しさを増していますが、ぜひこの自然環境をなるべく守っていかなくてはという気持ちになりますね。

    ペイトー湖と山脈を見渡す。ロッキーの山肌や針葉樹の森に野生の動物たちが暮らしている

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